コント「とびきり誰より夏っぽいこと」

勇者「あー肝だめしも違ったなあ．．．無駄に怖い思いしただけじゃん。無駄肝だめし。無駄ちびり。ビチョビチョだよ。

賢者「うーん石碑に書いてあった「とびきりだれより夏っぽいことをしてみせよ。さすれば伝説のつるぎ汝らの前に姿現さん」
とびきり誰より夏っぽいことってなんなんだろう。

勇者「なあ、あれ本当なのかな？大体さ、石碑っていにしえからのメッセージじゃん？とびきりって言葉使う？

賢者「確かに。無駄も多いよね。いにしえからのメッセージとびきりか誰よりどっちか要らないよ。
ただ．．．うそでもないと思う。実際世界全部回ったけど伝説のつるぎは見つかってないし。

勇者「伝説のつるぎがないと魔王倒せないらしいし。困ったなあ。おいお前分かんないのかよ賢者だろ？

賢者「いや賢者って魔法使いが戦闘の経験積んで魔法が上手くなったってだけで僕自体はただの田舎のアホだよ。

勇者「困ったなあ。とびきり誰より夏っぽいことをを考えてもう３年だよ。３年冒険がなにも進んでないよ。

賢者「幸い魔王が「魔界の扉を開く！開かれればこの世界は終わりだ！ハーッハッハッハッハッハッ！」
って魔界に向かって３年経つけどまだ開かれてないね。

勇者「魔王もなんか苦戦してんのかな？

賢者「あんなに爆笑してたのにね。

勇者「普通メド立ってないとあんなに笑わないよな。

賢者「去り際小声で「あーお腹痛い」って言ってたよ。

勇者「ヤベエな。どの部分がツボだったんだよ。
さて今の内にとび夏の謎を解かないとな。

賢者「あとび夏って略すんだ？僕きりことって言ってた。

勇者「いやー普通とび夏だろ。

賢者「じゃあ今後のとび夏方針決めるためにもちょっとこれまでやったことを振り返ってみようか。
まず最初にやったのが、かき氷屋さんの全かき氷食べ尽くしか。

勇者「あーやったなあそんなこと！あのちょっと前のバラエティー番組みたいなこと！

賢者「あー終わっちゃったけど「突然！ゴールデン」レジェンド」ね？
１ヶ月倒した魔物の肉だけ生活とかやってたね？

勇者「魔物の肉、獲ったぜー！！って叫ぶやつ！
あの番組みたいだったよな。オレあの時のかき氷の頭の痛みどんな魔物の攻撃よりも痛かったよ。

賢者「うん僕あの痛みを参考にカキコオガって魔法編み出したんだよ。

勇者「あーあれあの時覚えたんだっけ？スゲェ今でも１番強い魔法じゃん！

賢者「うん。だからあれやったのは決して無駄ではなかったよ。
それで次やったのが、海で女の子ナンパか。

勇者「成功と失敗どっちもやってみたんだよな。オレが失敗担当。なんでだよ。

賢者「僕も僕で大変だったんだよ？女の子とめちゃくちゃ気が合って結婚まで考えたんだから！
でもとび夏の条件がもしかしたらひと夏の恋かも知れないから適当な理由言って別れたんだから。

勇者「自分の幸せよりも世界の平和を取ったお前の姿、立派だったぜ！

賢者「まあ僕、結婚してるしね。

勇者「えっお前結婚してたの！？

賢者「式呼んだじゃん！まあキミ酔っぱらって暴れ出したからつまみ出されたけどね。

勇者「うわあれ夢じゃなかったんだ！　っていうかだったらますます俺が成功お前失敗でいいだろ！
なにひと夏の不倫しようとしてんだよ！なに途中で１回結婚考えてんだよ！

賢者「妻と３年会えてないから忘れてたよ。

勇者「なにが賢者だよ。

賢者「だから田舎のアホだって言ったじゃん！
さて、それで次にやったのが、倒れてるセミを持とうとしたら急に飛んでビックリする。

勇者「３つ目にしてネタ切れ感が凄いな。

賢者「ただ達成は意外と大変だったよね。
倒れてるセミが見つからないし見つかったら本当に死んでたり、いざ見つけたらビックリ出来なかったり。

勇者「うん普段から魔物と戦ってるとね、セミの急飛びごときでは全然。

賢者「結局達成までにひと夏かかったんだよね。

勇者「そうお前がひと夏の不倫してる間に俺は倒れてるセミ探して。俺が田舎のアホじゃん。

賢者「さあそれで次が、夜中にＧが出て倒そうとしたけど逃げられて怖くて寝不足になる。だったね。

勇者「これに関してはそんな訳ねぇじゃん！なんで伝説のつるぎが現れる条件が怖くて寝不足になるなんだよ。

賢者「可能性は潰していかないとね。

勇者「可能性ないって！いやーしかしあんなデカイＧ初めて見たよ。怖かったなあ！

賢者「えっＧは怖いんだ？

勇者「いやー俺Ｇだけはマジで無理なんだよ。どんな魔物よりもＧが怖い。
俺もし魔王がＧの魔物だったら世界救うのやめてたからね。座して死を待つよ。

賢者「いや死を待つならワンチャン戦ってみなよ。あがこうよ。

勇者「だからあがいてとび夏考えてんだろ。

賢者「そうだね。さあそれで次が、蚊を倒そうとして間違えて仲間の顔をひっぱたくだね。

勇者「だからそんな訳ねぇんだって！なにこの虫三部作。魔物でもない通常虫三部作。

賢者「そこからケンカになって１人仲間が居なくなったんだよね。

勇者「そうあの時さ！なにかが進んだ感じがしてさ！しなかった？

賢者「したした！今までも大事なことがある時起こる時しかしゃべらなかった仲間が３年ぶりにしゃべったらそりゃ思うよ。

勇者「俺マジでとび夏これだったの！？って思いながら話してた！もう話聞きながら顔にやけてきちゃってさ！
そしたらガチゲンカガチ仲たがいガチ別れガチその後どこ探しても居やしない。

賢者「最後めちゃくちゃ語呂悪いね。あと今考えるとあのガチにやけが原因の説もあるよ。

勇者「無理だよ３年ぶりに進んだと思ったらにやけるよー。

賢者「さあそれで次が、あっそうそうあれ凄かったよね！空から女の子が降ってきたの！

勇者「あーあれな！あれ凄かったよな！毎年夏に放送される映画！タイトルなんだっけ。

賢者「上空の砦マピョナね！

勇者「あーそうマピョナマピョナ！
あれみたいに空からゆっくり女の子が降ってきてさ！その女の子が悪い奴に追われててさ！
俺らで必死になって守ってさ！悪い奴から散りカスのようだとか言われながら守ってさ！
やっと守って感動の別れしてこれがとび夏か！と思ったらお礼に女の子から全種類の種２個ずつ。もらっただけ。クソ！！

賢者「また全種類っていうのが珍しいは珍しいから文句も言いづらいしね。

勇者「その場で全部食ってやったわ！

賢者「かしこさの種くらいは僕にほしかったなあ。この田舎のアホに。

勇者「さて、俺達がやったことはこんな感じだな。次の策なんかある？

賢者「うーん．．．．．万策尽きたね。

勇者「だよなー。しょうがない、今日買ったスイカでも食べながら考えるか。

賢者「そうだね。あーあ、スイカ食べたら伝説のつるぎ現れないかなあ。

勇者「そんな訳ないだろ。スイカくらい毎年食べてるよ。

賢者「だよねー。ん、このスイカイマイチだな。塩かけよっと。　　うんうまい！

(神秘的な音)

(つるぎが降ってくる)

２人「．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．

勇者「伝説のつるぎだ！！！

賢者「なんで！？なにがとび夏だったの！？

勇者「おおおおおおおおおお前じゃない！？ししししし塩！

賢者「スイカに塩かけるだけで良かったの！？そんなの石碑に書くなよ！なにがとびきり誰より夏っぽいことなんだよ！
とびきりじゃないよ誰よりじゃないよ夏っぽいもちょっと違うっぽいじゃないもん！夏のことだよ！

勇者「なんだよこの３年なんだったんだよー！
もう俺いまなにが１番腹立つってお前が今日まで塩かけなかったことに腹立ってるもん！

賢者「しょうがないじゃんかけなくてもめちゃくちゃ美味しいスイカだったんだから！そんなこと言うならキミがかければ良かっただろ！

勇者「俺は塩かけない派だ！！！

賢者「なんなんだよ！だったら僕もそうだよ！このスイカがあまりにもイマイチだったから！

(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)

勇者「なんだ？

賢者「この気配．．．魔界の扉が開かれたんだ．．．

勇者「ど、どうする！？凄い数の魔物が来たぞ！

賢者「あの数だよ？無理だよ。世界は終わりなんだ．．．

勇者「みんなはこうなる前に塩かけようね！

(は．か．た．の塩)

ゴトウ「いやなんだこのwebＣＭ！なんかスキップしないで見ちゃったよ。

ありがとうございましたー。恒例のスパガ新曲名コントでした！
「とびきり誰より夏っぽいこと」聴いてみてね！

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