見出し画像

いじめ事件のその後

いまは学校とも良好な関係が築けていて、校長も担任も真剣に向き合ってくれるようになった。

子どもも将来に目標を見つけることができ、日々を楽しく過ごしているから大丈夫。

だから、過去に投稿した暴露動画はすべて削除してほしい。

親として子どものためを考えると、そうした方が子どもが先々大人になった時に困らない。

そして、動画の削除依頼に発起人は応えず、学校批判の動画をあげていくと判断する。

親はなぜ消してくれないのかと問いつづける。

弁護士も紹介してくれない、加害者からの誹謗中傷からも守ってくれない、契約内容と違う、契約書の控えもよこさない、日々不満を訴えつづける。

校長は頑張っているから、これ以上批判しないでほしいとまで言う。

その後、発起人とともに活動している方による啓発活動に対して、言葉尻をつつきだす。

それを発起人から批判されると、その言動への指摘がはじまり、被害者である子どもも加勢する状態となった。

それ以降、親子と発起人との論争が繰り返される。

あなたのやってることは「いじめ」だと。

いじめをなくす活動をしている人間がそんなことをするのかと。

そして、被害者は憤りを感じ、今度は学校のいじめではなく、発起人からのいじめとして、再度、自殺未遂をはかる。

この間、SNS上では、発起人のこれまでの不備を引っ張り出し、当初の子ども達を思った全ての発信を否定する言動が飛び交う。

被害者が再度自殺未遂をはかったことが、これまでの発起人のすべての行動を否定した。

被害者を救ったはずの発起人は、まるで映画にでもでてくるかのような悪党となった。

この状況をみて、みなさんはどう判断しますか?


私のスタンスは2つです。


1つ目

こうやっていつも正しいことが潰される。

2つ目

何より親の考えが甘すぎる。


被害者を救った発起人より、自殺未遂にまで追い込んだ学校を信用するのか、、、

発起人は投稿動画の通り身を削って被害者を救いにいった明確な事実がある。

学校はいまだに明確な解決策もなければ加害者からの謝罪もない状態で、何一つ事実がない途中段階である。

これだけ明確な差があって、後者を選択した親の感覚はどうかしてる。

いま目の前に映ってる光景だけをみて安心したいのは自分自身ではないのか。

当初はいてもたったもいられない状態でどんな手を使ってでも、他の生徒達に二度と同じことがおきないようにと意気込んでいたが、いざ先が明るくなると、祭りのあとか。

我が子がいま大丈夫ならもういいや、他の生徒のことまでは、、、と、テンションが落ちたんたろう。

そして、過去さまざまな発起人ならば、これ以上は関係する人が苦しむだろうし、とりあえず今救われてるならと、親子の気持ちを尊重して、といった感じで実績のひとつくらいにして終わるだろう。

だから、同じことが繰り返されるんですよ❗

何一つ解決策がたってないんでしょ❗

当事者同士で何一つ対話してないんでしょ❗

加害者の更正はしないんでしょ❗

発起人は、学校にいる生徒と職員、全員に自分事として捉えさせようとしてるんです❗

親は結局我が子の今しか見なくなっただけでしょ❗

だから、同じことが繰り返されるんですよ❗

更に、学校との良好な関係とは、

いまの現状より悪化しないよう、これ以上波風がたたぬよう穏便にすませたい。 
その方が近隣住民からの信用や目線もあるし、我々の負担も少なくてすむ。
何より晒されると生活がしづらくなるから、一旦落ち着かせた方がいい。
そうすれば徐々に日常に戻っていくだろ。

と、そんなところだろ。

親は、自分がうまく付き合われてると認識すらできないバカ親と言うしかないだろう。

そこに被害者であった子どもが加勢してきたことに対して、どうして止めさせないのか。

子どもの意見を尊重するといった発言は、誤った方向に煽りを加え、悪化の助長にしかならないことも分からないのか。

親のこのズレた感覚を子どもが追いかければ、子どもは純粋にズレていくのは当然である。


どんな社会問題においても言えることがある。

いつも大人は事の本質を見失う。

時間がかかればかかる程、いろんな意見や考えに感化され、知らぬ間にズレていく。

子どものためにと言いながら、いつも自身の引っ掛かっている不安な気持ちを解消したり、ヒーローにでもなりたいのか正義をかかげ、自身の承認欲求を満たしにいく。

そして大半はSNS上で好き勝手に言葉をならべ、痛手を負わない距離でする批判活動にやりがいを感じるのだろう。

結局、土壇場で守ってくれる大人がいないんだわ。

そうゆう背中をみせているのは誰か。

本当によく考えた方がいい。

目の前の動いてるものばかり追いかけないこと。

何があっても揺るがない本質を見抜くこと。

そうゆうスキルをやしなってください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?