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ガンダム初心者(?)がガンダムSEEDを見た感想

こんにちは。

梅雨続き、今日もヲタ活はかどるな (五・七・五)

離島在住のリモートワーカー、ユウキでございます。


ガンダムSEEDを全部見終わったので、早速、感想を書いていこうと思う今日この頃です。

と、その前に、ちょっとひとりごと。

この記事は以前に書いた『ファーストの感想』『Zの感想』に続くシリーズ第三番目の記事なのだが、もはやどこまでが「ガンダム初心者」を名乗っていいゾーンなのだろうか?

誰か、ガンダム初心者と中級者の境目をご存知の方は教えてください。笑

それでは、早速書いていきましょう!

まずは結論!

いやぁ、ハマったハマった。

今まで観たガンダムも面白かったけど、暫定では、間違いなく一番ハマった

やっぱり、自分って現代っ子なんだなぁ、と痛感した。(筆者は1989生まれ)

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ちなみに、僕は『スターウォーズ』に関しては、初代3部作(ep4-6)がダントツで好きだが、新三部作(ep1-3)が一番好きって言う人の気持ちが一瞬だけわかった気がする。笑

ガンダムらしさもあり、また新しい世代に向けて見やすくした、という製作者側の思惑は見事に達成されたんじゃないだろうか。


今のところ、ガンダム未経験者に最初にオススメするとしたらこれかもなぁ。

予備知識なしで入れるし、映像も綺麗だし、ストーリーも面白いし。


強いて言えば、SEEDから入ると、「ガンダムのありがたみ」がない。

ファーストではガンダムは1体のみでチート級の強さでしたが、SEEDに関しては逆にガンダムじゃない機体の方が少ないんじゃないかってくらい、敵も味方もガンダムのオンパレード

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ドラクエで言うと、シリーズ順に「Ⅰ」から「Ⅺ」までやっていくと、段々メタル系のキャラが多くなっていって、しまいには「メタル系しか出現しないエリア」なんてのが登場するようになった時のような、あの感じ。

プラチナキングが出て来ると、メタルスライムで感動していたあの頃にはもう戻れない、といった具合。

でも、そのプラチナキング的ポジションで登場するガンダム「フリーダム」がカッコよすぎて、全部持っていくので、最終的には「まぁ、それでもいいか、」って気になるんだけどね。(DQわからん人すいません)

そんなわけで、おすすめです、SEED。

ガンダムSEEDとは? 基本情報をおさらい

基本情報:『機動戦士ガンダムSEED』(きどうせんしガンダムシード、MOBILE SUIT GUNDAM SEED)は日本のアニメ作品。『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。略称は『SEED』(シード)。
キャッチフレーズは 「“ 決闘(デュエル)・暴風(バスター)・電撃(ブリッツ)・盾(イージス)・攻撃(ストライク) 五機のガンダム現る!! ”」。-wikipediaより引用

キャッチフレーズからもわかるように、とりあえず最初っから5機のガンダム(!)が登場するという、ガンダム祭り。笑

概要:毎日放送(MBS)製作により、TBS系列で2002年10月5日から2003年9月27日にかけて全50話が放送された。続篇として『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が製作されている。
本作はサンライズ第9スタジオが「新しい世代に向けた、新たなスタンダードとなりうるガンダム」「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」「原点回帰」を目指し制作された。-wikipediaより引用

「新しい世代に向けた、新たなスタンダードとなりうるガンダム」というフレーズ通り、過去のガンダムとのストーリー上の関連性はないため、他のガンダム作品を見ていなくても楽しめるのが最大の特徴と言える。

とは言え、初代ガンダム(ファースト)から続く、通称「宇宙世紀シリーズ」にはたぶん最も根強くファンが集まっているので、SEEDを観て興味を持ったら、今度は宇宙世紀シリーズを観始めてみるのもいいだろう

ガンダムSEEDってどんな話?

ここではネタバレをあまり含まないように、かなりざっくり解説しよう。


あらすじ

人類は「地球軍」「ザフト軍」という2つの派閥で戦争の真っ最中。(2つの派閥については後で解説)

主人公キラは中立国にいて平和に暮らしていたのだが、ある日自分の街が戦場になり、戦いに巻き込まれることになる。


たまたま、逃げるところがガンダムのコックピットしかなくて、成り行きで操縦することに。


ガンダムのシステムを勝手にいじったので自分しか操縦できなくなり、成り行きで臨時パイロットになる。


幼馴染が敵側にいたりして、戦いたくないのに戦わないと死ぬ状況の泥沼に突入。


自分が本当に戦うべき相手はなんなのか考えだす。


...とまぁ、超ざっくり言うと、こんな感じ。


ちなみに、これは主人公キラの視点での話。

もちろん、他にも様々な登場人物が出て来て、それぞれの思惑が交錯し、壮大な群像劇になるのである。

人種とか、非戦とか、右・左とか結構重いテーマが割とわかりやすく描かれているので、興味深い


知っておくと見やすくなる予備知識:「ナチュラル」と「コーディネーター」

そもそも、なんで2つの派閥に分かれて戦ってるの、って話だが、それに深く関わるのが「遺伝子」だ。

人類は、遺伝子操作によって頭脳やら体力やら免疫力やら色々と強くなった「コーディネーター」と呼ばれるタイプが生まれ、この人たちは宇宙に造った居住空間にある国に住んでいる。

この国は「プラント」という名前で、そこの軍が「ザフト」

一方、遺伝子操作をしない普通の人たちは「ナチュラル」と呼ばれており、基本的に地球に住んでいる。

複数の国に分かれてはいるが、多くの国が「地球連合」と呼ばれるものに加盟しており、ザフトと戦う「地球連合軍」を有している。(非加盟国もあり)

この「ナチュラル」の人たちは自分たちよりも能力が高い「コーディネーター」を恐れ、迫害している。

それに対して「コーディネーター」の不満や怒りが高まっていって、戦争になったのだ。

ただし、「コーディネーター」側も「ナチュラル」を見下し、自分たちを優れたものとする選民思想的な人たちも一定数存在するため、一概に善悪の区別がつけれるものでもない。


専門用語が多発したので、シンプルにまとめます。

Q.誰と誰が戦ってるのか?

A.遺伝子操作で強くなった人たち vs 遺伝子操作してない人たち


Q.なんで戦ってるのか?

A.一方は恐れ、もう一方は見下してるから


見どころ① ガンダムのデザインや演出がとにかくかっこいい!

今回は、ガンダムのオンパレードということで、「ただのガンダム」というものは登場せず、なんらかの特性を持ったガンダムが多数登場する。

そして、その個性的なガンダムたちがとにかくカッコいい!

もう、opの時点でかっこいい。

ちなみに、僕が一番好きなopは3期の「Believe」。

最初の7秒くらいで引き込まれます!見て!


ちなみに、ざっと挙げておくと、最初にいきなり5体ものガンダムが登場し、それぞれに決闘(デュエル)・暴風(バスター)・電撃(ブリッツ)・盾(イージス)・攻撃(ストライク)という名前がついている。

細かいことをいうと、今回は作中では「ガンダム」は正式名称ではなく、上記に挙げたような名前が個体ごとについている。

最初の5体に加えて、新型も続々登場し、最終的には何個出て来たかわからないくらい出てくる。笑

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ちなみに、僕の好きなガンダムは、デザイン的にはやっぱり王道の「フリーダム」かなぁ。

「ミーティア」っていう装備がついてると、でかっ笑、とツッコみたくなるけど更にかっこいい。

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デザインじゃなくて演出がアツかったのは「バスター」かな。

最初から出てきたから、慣れてしまって、機体自体のインパクトは薄いけど、後半にかなり粋な登場の仕方して、好きになりました。

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逆に、一番「えっ、」って思ったのは「フォビドゥン」かな。(悪い意味で)

まず、「それガンダムである必要ある?」って率直に思ったのと、パイロットの声が軽すぎる感じでなんか好きになれんかった。笑

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フォビドゥンと一緒に登場した「レイダー」は、懐かしの「ガンダムハンマー」を連想させるデザインであんま強そうに見えなかったなぁ笑

ハンマー

「カラミティ」は...なんか影薄かった。笑

コードギアスのラウンズでもそうだったけど、後半に出てきたキャラって、なんか、サクッと出てきてサクッとやられる印象が...。

 丁寧に描かれてないと、なんか味方にしても敵にしても、やられてもなんかあんま感情移入できないんだよね。(尺の問題なのかな?)

opにも登場するようになったから結構重要なキャラなのかと思いきや、結局、この人たちが何者で、なんで戦ってるのか、っていうのもフワッとしか分かんなかったし。

さらに言うと、後期GAT-Xシリーズ3機(「フォビドゥン」「レイダー」「カラミティ」)はそもそもどんな経緯で作られたのかとか、なんでそういうデザインとか能力になったのか、みたいなのがあるともっと面白かったかもなぁ。

まぁ、それは最初の5機(初期GAT-Xシリーズ)もそうだけど。

ブリッツの能力が分かりやすすぎたのか、他の4機の能力が地味だったのか...笑

もちろん、そういう裏設定とかは調べればいくらでもあるんだろうけど、作中に欲しいな、ってハナシ。やっぱり、尺だろうなぁ。


見どころ② イケメン、美女のキャラが多い!

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これも現代アニメのなせる技でしょう。

なんだろう、この一つ前に見たのが「Z」だったからか、ハマーン様とかシロッコの髪型に違和感を覚えた後だと、SEEDのキャラがみんな輝いて見えるんだよね...笑

ハマーン

男性陣でかっけぇと思ったキャラは、やっぱり、「ムウ・ラ・フラガ」ですかね。

個人的には、後述のマリュー艦長と合わせて、完全に「エヴァ」の加持さんから悪人要素を抜いた感じだなぁと思った。

ムウ

名前が若干ダサいが、あとは絵に描いたような現代的イケメン。

普段はいい感じで肩の力が抜けてて、やるときはやる、っていう大人の余裕、会社の先輩とかに居たらモテるんだろうなぁ...なんか書いててムカついてきた。笑


主人公のキラは、前半、大学のサークルにいそうな行動とか言動ばっかで微妙にイラつくが、後半は王道の主人公らしくかっこよくなっていく。

でもチャラ男。しかも、自覚のないチャラ男。いけすかん。(個人的感想です)

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あと、地味に推したいのは、サイ

寝取られという最低の屈辱を味わいながら、あそこまで寛大になれる器の大きい男はそうそういない。

誠実で、正直で、猜疑心がないし、僕の中でぜひとも友達に欲しいランキング堂々の1位です。

あと、声がコードギアスのロイド伯爵と同じって知ってマジでビビった。多才過ぎでしょ。

サイ

逆に、嫌いな男性キャラはあんまいなかったなぁ。

前半、イザークのウザさがちょっと目に余ったけど、「Z」でカミーユとかカツとかに散々振り回されてきたので、もはや無我の境地。笑

しかも、後半、アツいキャラになってきたので、僕の中の支持率が急上昇して、終わり良ければすべて良しという感じで丸く収まったキャラ。

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女性陣では、一押しはマリュー艦長かなぁ。

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ミサトさんと声も同じだし、なんかキャラ的にもすごいかぶるんだけどね。(もしくはわざと被せてるのか?)

やっぱいいよね、王道。安心して見られるし。

でも、王道すぎて、現実にこういう人いたら多分、僕は「回避」されると思う。笑

今回は、この声優の三石 琴乃さんのおかげで、エヴァの予告編的な雰囲気も醸し出している。

なんか他のいろんな作品からもいいとこ取りした感が増した印象でした。

あと、ラミアスって名前もDQ6の伝説の剣っぽくて良い。


逆に、すごい複雑な評価をしたいのが、フレイ

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前半は、思わず画面の前で「こいつ、マジでクソヤローだな...」とつぶやいてしまったほどの悪女っぷり。

「0083」のニナ・パープルトンと「コードギアス」のニーナを足して2で割ったようなウザさだったけど、後半になると、なんだか哀れになってきて、同情してしまった。

個人的には、最後の方で、アズラエルの銃を奪い取ってドミニオンを救う、なんていうヒロイズムが展開されることにちょっと期待したんだけど、そんなこともなく、最後の最後まで救われないキャラだったなぁ...。

考えさせられるキャラだった。


そして、なんとフレイと同じ声優のナタル・バジルール少尉→少佐。

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声優さん、多才過ぎ、技術高すぎでしょ...。

「対艦、対MS戦闘、用意。面舵10。艦首下げ、筆致角15。イーゲルシュテルン起動。ヴァリアント照準、敵戦艦。ミサイル発射管、1番から4番コリントス装填。ヴァリアント、撃てーっ!」

みたいな、超絶難しいセリフがなんと、基本平常運行という苦行。

そして、最後の「撃て、マリュー・ラミアスーーーっ!!!!」は、やばかった。

あれは、全米が震えた。いや、それはわからんけども、少なくとも僕の肌という肌は全て震えた。

最後まで全くブレないキャラだったなぁ...。


葛藤の描写も、堅気な性格ゆえの控えめな振れ幅もすごいリアルだった。

「アニメだし、現代アニメだし、なんかそういう状況だし、」みたいな感じの妥協なく、描写がすごく一貫してて良かった。

女性として、っていうか、いちキャラとして、すごいかっこよかった。

あと、蛇足だが、これからは我が家の庭のバジルを収穫するたびに必ずバジルール少尉を思い出すであろう。


あと、誰だっけ。

あ、そうそう、ラクス・クラインね。

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あれは、完全に、死なないユフィ(コードギアス)でしょ。笑

(というより、コードギアスが後だから、こっちが先なわけだけど。)

フリーダムをキラに渡したときは、「は?コイツ何してん?」って思ったけど、あとで理解した。

彼女は最初から、自分の中の戦いをしてんですねぇ...。

とはいえ、キラをわざわざシャトルに乗せて連れてきたのかとか、フリーダム渡すときの警備のゆるさとか、あの時点ではかなりの疑問が浮上

クライン派って言葉があの時点では出てないからね。

(あとで分かったけども。っていうか、あの映像みて、アスラン、キラ生きてたって気づけよ笑)

それと、アスランとの婚約が解消される前後で、アスランに対する気持ちの変化がいつどうあったとか、いつキラにそういう感情持ち始めたとか、感情面では疑問が多々残りますなぁ。

アスランもアスランで、親の事情とはいえ、婚約解消って言われたら2人で特に込み入った話もせずにカガリに心変わりしとるし。

言葉以外のメッセージから理解し合う、っていうのはポジティブな解釈だけど、実際に現実世界にいたら、かなり厄介な、天然小悪魔系で知らずに回りを振り回すようなネガティブな評価を受けるであろうキャラ。

でも、いいの、アニメだから。笑

あと、コードギアスで「血染めのユフィ」のトラウマがある僕としては、最後まで死なないでくれただけでおk。

まとめ

ガンダムSEEDはガンダム初心者の現代っ子におすすめです!

あと、本気で語り合いたいくらいハマった作品なので、誰か語り合いましょう。

「君は、できるだけの力を持っているだろう? なら、できることをやれよ(某イケメンパイロット)」

ということで、コメントとか残してもらえたら嬉しいです。笑




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