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#5 こんな世の中だからこそお月見ですね

◎お月見団子風弁当
今日は中秋の名月。
きっと今頃みなさんも夜空を見上げていらっしゃるのでは。
今晩の月は本当に煌々と明るく、まん丸で、私たちを静かに見守ってくれている気がします。
不思議なもので、夜空の月明りを見つめているだけでこんなに安らかな気持ちになるものなんだな、と思います。

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たった今、ベランダから撮った月。わたしのスマホではこれが限界~

今日は久しぶりにお弁当を作りました。
それがこれ、すべてをまあるくしてお月見団子に見立てた「お月見弁当」。

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もち米を炊いて、小さく丸めたおにぎり。中身はくるみ味噌。
蒸したかぼちゃに白ごまを混ぜたかぼちゃだんご。
さといもをお出汁で炊いた里芋まんじゅう。
甘辛く炊いた玉こんやく。
そしてミニトマト。
全部まんまるのおだんごです。
網代の弁当箱に入れてみました。

◎お月見ってなに?
そもそもはお月見というのは収穫の喜びを分かち合う行事ですが、都会型の生活をしている多くの人たちにとっては「収穫の喜び」と言ってもピンと来ない。
昨今の商業ベースでイベント化された年中行事はもはや「そもそもこの行事ってなんのためのものだったのか」なんて考えることもなくなっている気がします。
お月見だって、今日なんかもあっちの和菓子屋さん、こっちのだんごやさんの「お月見団子」に長蛇の列。ススキの束を持っている人たちにも何人もすれ違いました。
でも。
わたしはそれでもいいんじゃない、と思います。
農家の人は別として、ご近所の人たちと収穫の喜びを分かち合う、みたいなことはちょっと無理。収穫自体がね。
でも「今日はお月見ですよ~」ってあっちこっちで言われて、「そうか~今日はお月見かぁ~。じゃあたまには月でも眺めながらだんごでもつまみに酒でも呑むかぁ~」てなノリでゆっくりとした時間をすごす。
こうやって偉大なる宇宙、自然と対峙する時間を持つ。
そして、日ごろいただいている食物を作ってくださっている方々と自然に感謝。

◎ミーハーでもいいじゃないか。年中行事だもの。

庭のお手入れをさぼったら雑草がぼっさぼさ。いつのまにか秋の雑草がびっしりはえていたのでススキの代わりに飾ってみました。
まだまだあちらこちら好きな時に好きなところへ行かれる世の中ではないですが、こうしてミーハー的に年中行事をだんごだ、花だ、とその時だけ楽しむだけでも日本の伝統行事を思い出すことができるわけで、忘れ去られていつのまにか消滅してしまうよりは良いと思います。

ではあと数時間。
滅多にない「中秋の名月」を楽しみたいと思います。
なんか今日はただのつぶやきになってしまいました。

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