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チームに慣れてきたので、「ドラッカー風エクササイズ」でチーム内の期待値を合わせる

こんにちは、技術部フロントエンドエンジニアを名乗っておりましたが
4月からグループリーダーとなりました和山です。

気づけば僕もスペースマーケットに入社して2年が経とうとしています。
早いです、本当にあっという間でした。
そして気づけばいつの間にかリーダーという立ち位置にいます。

振り返ればあんな機能作ったり、こんな機能作ろうとして上手くいかなかったり上げたらキリがないです。
当時はリーダーやマネージャーなんてものは遠い未来の話だと考えていましたがそんな遠い未来の話ではなかったというのが現実でした。

という事で最近はリーダーとして特にチームの開発をいか効率的に進めるか、メンバーがどう成長できるかというところを考えて仕事しています。
エンジニアになってから初めて読んだ本があの有名なアジャイル・サムライでした。
当時はまだスペースマーケットに入社する前で、絶賛ウォーターフォール開発で大規模な開発の一部機能を作っていました。
そんな状況にいたのでマスター・センセイのおっしゃられていることというのはちょっと遠い世界のように感じていました。

とは言えそこから学ぶことも多くありました。
あの本を読んでいなければここまで成長できてないだろうなとも思います。
そして今スペースマーケットでリーダーという立場になり、チーム開発を進めていく中であの知識を活かす場がやってきました。

今回はドラッカー風エクササイズを実施したので、みなさんのチームでも是非実施してもらえたらと思います。

ドラッカー風エクササイズとは

ドラッカー風エクササイズはアジャイル・サムライの中で説明されているものを引用し説明させていただきます。
お手元にアジャイル・サムライがある方は是非34ページ目を開いてみてください。

ドラッカー風エクササイズは4つの質問をチームで共有します。

  • 自分は何が得意なのか?

  • 自分はどういうふうに仕事をするか?

  • 自分が大切に思う価値何か?

  • チームメンバーは自分にどんな成果を期待しているか?

とてもシンプルな質問ですが、質問に答えることを通じてチーム内の対話と信頼関係をつくることができます。
特に最近はリモートワークが増えたりと対話が少なくなりがちだったり、お互いのことを知らなかったりと色々課題を抱えている方もいらっしゃると思うので、そのようなチームにはぴったりだと思います。

今回はチーム内で初めてドラッカー風エクササイズを実施したのと、ちょうど諸事情により参加可能な人数も少なかったのでカスタマイズせずにそのままワークショップとして実施しました。

ワークショップの実施

メンバーについて

今回は私たちのチームのメンバーのうち何人かが諸事情で参加できなくなってしまったので、開発メンバーが2人、プロダクトオーナー(PO)が1人、そして僕を含めた4人で実施しました。
開発メンバーの内1人は12月入社のメンバーで、もう1人が去年の夏頃にカスタマーサポートからエンジニアにジョブチェンジしたメンバーです。
POも去年入社されており本当にメンバーの経歴は十人十色という感じです。

ちょうどみなさん入社してから、今の仕事をスタートしてから半年以上経ち、体制変更からもちょうど1ヶ月弱経ったタイミングという「なんとなく仕事に慣れてきた」と感じる頃だと思うので非常にちょうどいいタイミングです。

ワークショップの流れ

今回はオフライン実施なのでランチの後のちょっと眠くなってくる時間を使って実施しました。
用意したものは紙とペンのみです。

まずは本日のワークショップについて、つまりドラッカー風エクササイズについて簡単に説明します。
そこから10分ほど記入時間を設け質問一つ一つを発表してもらう形式を取りました。
今回非エンジニアのPOが参加しておりますので、特に「自分は何が得意なのか」という質問については技術的なこと(例えばXXという言語の実装が得意など)については記載しないように伝えました。
この部分については参加メンバーによって臨機応変に変えても良いと思います。

今回のファシリテーションは僕が務めておりますので、あらかじめ時折質問や感想を求めることを参加者に伝えています。
特に僕たちのチームでは一番最後の「チームメンバーは自分にどんな成果を期待できるか?」という質問は今まで会話の中で起こったことがなかったので、一番重要な質問として取り扱うことを伝えています。
こうすることで「ただ書き出して発表する」のではなく「ワークショップに参加している」という雰囲気づくりを行いました。

実際にやってみると・・・

今回オフラインでやったものをそのまま画像を上げると久々の手書きで字の汚さが目立つので笑
figjamで清書させていただきました。

こんな感じでそれぞれが考えていることが洗い出されました。
記載後はそれぞれ発表してもらい他の人から意見を出し合いました。

今回発見だったこともいくつかありました。

まずは全員が朝早いスタートだったことです。
参加していないメンバーには時短勤務のメンバーもいるので時間の調整がしやすいかもしれないという意見も出ました。
朝スタートなので特に15時を過ぎてくると・・・という意見もあったのでワークショップをやるならちょうどいいかもしれませんねという話もありました。

また、周囲が実際に本人に対して考えている期待と、本人自身が感じている期待にズレがほとんどなかったということです。
もちろん僕はリーダーという立ち位置なので、「ここももっとできるといいですね」という話はもちろんするのですが、それでも実際の動きと周囲の期待値がずれていないというのは良いことです。
もちろん会話の中や他の人の意見も見て「こうありたい」という姿も見えたと思うので、そこも含めてこれからのチーム開発を進めていきます。

振り返り

ということで、もちろんワークショップ後は皆さんに振り返りをしていただきました。
「XXさんの考え方がとても共感できた」
「みなさんがどんな考えで仕事しているのか言語化されたことで改めてチームでの立ち回りを考えられる機会になった」
「慣れてきたタイミングだからこそ自分自身の振り返りの場にもなった」
と言った肯定的な意見がたくさん出ました。
次回は少し期間を空け今回参加できなかったメンバーも含めて実施する予定です。
また違った意見が出てくると思うので楽しみですね。

さいごに

ということで今回はドラッカー風エクササイズを実施してみました。
最近はめっきりリモートでのコミュニケーションが増えたので、チームメンバーの人となりを知るということも含めてこういったワークショップは定期的に実施していきたいと思います。

ということで弊社では一緒にサービスを作り上げていってくれるメンバーも絶賛募集中です!

今回技術的なことは書きませんでしたが、リーダーになったからと言ってプロダクト開発をしなくなったかというとそんなことはありません。
僕自身絶賛プロダクト開発もしていますし、先日はとあるページのリプレイスを実施しました(ここはまた別の機会に他の方がきっと記事を書かれると思います)。
最近ではフロントエンドという垣根を超えて仕事をさせてもらうこともあります。
そのようなキャリアの積み方もスペースマーケットならできますので興味を持たれた方はお気軽にお声かけください!お待ちしております!


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