公務員だった友人と自分の関係!高学歴がむくわれない日本の就職活動

私の公務員を目指していた友人は、同じがり勉だったので、気が合いました。

ただ、友人の家は、共働きの公務員で、結構、裕福だったのです。

しかし、友人は、高校受験で、思うような大学に受からずに、一浪してしまいます。

浪人中は、大都市にアパートを借りて、塾通いしていたそうです。

高校は、私がずっと公立高校だったのに対し、彼は、学費の高い私立高校に進んでいました。

家が貧乏で、浪人や奨学金を禁止され、自宅から通える国立大学にしか行けなかった私と大違いです。

そこで、頑張って勉強して、東京の有名難関大学に合格したみたいです。

その友人は、ここから、調子にのるようになってきました。

私の親のように、民間企業は待遇が悪くて、就職する価値がないような発言を繰り返します。

当然、こんな様子ですから、いくら公務員試験の筆記試験に合格できても、面接では惨敗したようです。

面接は、人格や熱意を見るための試験なのです。

日本では、高学歴の就職活動は、勉強だけやってきた人にとって、あまり、むくわれるものにならない傾向にあります。

そして、親に高い学費を払ってもらい、公務員試験のスクールから教えてもらったことを、そのまま、マネているだけでした。

そういう調子ですから、友人には、全く個性やオリジナリティが感じられません。

結果、大学を留年したり、大学院で時間稼ぎしながら、公務員試験浪人を繰り返しました。

25歳になるまで、東京や北海道に移住しながら、莫大な滞在費を浪費したのです。

彼は、学歴ロンダリングをして、北海道大学の大学院に進学していました。

一時期、安定しているインフラ系の大企業を、私がすすめましたが、彼は、公務員以外、全く興味を示しませんでした。

ある日、未経験の転職年齢上限である25歳をむかえて、彼の公務員への就職活動に限界が近づいていました。

これ以降は、民間に就職しないと、彼は、職歴なしで公務員試験にのぞむことになります。

そこで、地元の市役所でいいから、私に面接対策を一任してきたのです。

履歴書の志望動機から自己PRまで、私が言ったことを、彼はそのままコピーするだけでした。

そして、模擬面接の訓練までやったのです。

その結果、彼は、公務員試験にギリギリ合格しました。

ところが、後で知った話なのですが、友人は、数年で公務員を辞めたらしいです。

恥ずかしくて連絡できないのか、分かりませんが、ここで、友人との交流がとだえています。

改心して民間企業へ転職しているのか、ニートをやっているかは分かりません。

彼は、私のように精神障害で働けないわけではない、健常者ですから、就職はできると思います。

そうなると、あとは、プライドの問題だけなのかもしれません。

私は、正月に、友人にコンタクトをとろうと思います。

果たして、どうのような人生をおくっているのでしょうか?

護身術の記事は、思いつきしだい、できる限りアップしていきます!