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選択オブジェクトをタイル割りする #スクリプト #Illustrator #はやさはちから

タイトルなし

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※このスクリプトは、スクリプト使い放題マガジン2(初月無料)に含まれています
http://gorolib.blog.jp/archives/72080343.html

※ この製品は、macOS High Sierra + Illustrator 2020にて検証済みです。
※ note 移行前のスクリプトはこちらから(ライブドアブログ)
http://gorolib.blog.jp/archives/cat_1073989.html

※ このスクリプトは返金申請に対応しています。詳細は以下を参照ください。返金について – noteヘルプセンター
https://help.note.com/hc/ja/articles/360000670602

■ 仕上がりイメージに近いタイル割りを

 こんにちは!@gorolib です。

 建築設計には、タイル割りというものがあります。柱や壁に、タイルを割りつけるものです。

 タイルはその大きさが決まっていますが、柱や壁の寸法をタイルに合わせて設計することは稀です。そのため、タイル割りはたいてい半端が出ます。そこで、カットしたり役物(やくもの:柱の角の部分など)で調整します。

 単なる模様ならいいのですが、Illustrator でタイル割りの厳密な表現を求められる現場もありそうです。そこで、選択オブジェクトをタイル割りするスクリプトを作成しましたので、ご利用ください。

 ちなみに、タイルをカットする場合、あまり小さいと強度が低下しますので「半分より大きくなるように」割りつけてカットします。

 例えば、幅480の壁に幅100のタイルを割りつける場合。480 ÷ 100 = 4枚あまり80として、両端を幅40のタイルにカットすることはしません。

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 そうではなく、1枚減らして余りを180とし、3枚+両端に90mm幅(180÷2)のタイルにカットすることが多いのです。

■ 通し目地か破れ目地が選べる

 一応、タテの目地は、通し目地か破れ目地が選べます。通し目地とはタテに1本通っているもの、破れ目地とは1段づつ半分幅がずれているものです。

(通し目地)

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(破れ目地)

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■ タイルの芯で設計しています。

 このスクリプト、厳密には幅や高さを「タイルの芯」で表現しています。タイルはぴったりくっつけて施工されるのではなく、その間には目地があります。タイル芯が50mm×100mmの場合、そのタイルは実際は45mm×95mmであり、5mmの目地が想定されています。

 まあ、そこまで厳密に考えると「建築施工図」になってしまいます。このスクリプトは、仕上がりイメージに大差がないタイル割りができるもの、とお考えください。

■ 今回のスクリプト情報

【スクリプトファイル名】
G826_tiling.jsx

【使い方】
・対象となるオブジェクトを選択します。
・このスクリプトを起動します。
・タイルの高さと幅を指定します(初期値は50mm×100mm)
・縮尺を指定します(初期値は10分の1)。
・線幅を指定します。
・通し目地か破れ目地を選択します。

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【仕様】
・選択オブジェクトがない場合は反応しません。
・複数オブジェクトの同時処理が可能です。

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・選択オブジェクトはパスアイテム以外でも処理します。
・タイルの目地はそれぞれのオブジェクトでグループ化されます。

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・単位はミリ固定です。
・端数は上下、両端で調整しています。
・端数は、タイルの大きさの半分以下にならないようにしています。
・タイル割りは矩形でとらえますので微調整はお願いします。

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お役に立てれば幸いです!

(サンプルaiデータのダウンロード)
https://www.dropbox.com/s/aovz7xnyjxg54w2/20200711_111630.zip?dl=1

(追記20200714)
別スクリプトとして、タイル割りの方向指定ができるオプションを追加しました。左上から、右下からという指定ができます。また、参考として面積割りしたタイルの枚数も表示します。
G830_tilingDirection.jsx

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■ スクリプトのダウンロードはこちらから

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