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#どんとこい発達障害 3…先送りグセがどんどん良くなる!カンタン実践トレーニング(980円)

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■■ はじめに

■ 先送りグセは人間の本能

 おつかれさまです。GOROLIB DESIGNの渋谷吾郎です。

 この本は、やるべきことをつい先送りしてしまう人に向けて書きました。

 その気持ちは、良くわかります。私自身、隙あらば先送りする人間だからです。

 一般的には、先送りしないほうが楽です。先送りとは、現状の変化を拒むことだからです。

 やるべきことを成すと、今の状態が変化してしまいます。人間は本能的に変化を好まないのです。

■ 先送りは弊害しかない

 人間は、昨日と同じ今日、今日と同じ明日を望んでいます。

 これは、脳科学的には生存本能のようです。昨日を無事に生きられたなら、やり方を変えないほうが生き残りやすいと判断するのです。

 しかし、実生活において先送りグセは弊害しかありません。一般的に、先送りするほど状況は悪くなります。

 宿題ができない、仕事が間に合わないと、社会に適合できないのです。

■ 先送りは不健康である

 先送りは精神的に不健康です。やるべきことをしないと、嫌悪感や罪悪感、劣等感に襲われるからです。

 また、先送りを正当化する言い訳は、さらに自分を嫌な気持ちにさせます。先送りは、精神衛生上良くないのです。

 逆に、ほんの僅かでも物事が進展すると、とても気持ちが良いものです。長年出来なかったことが少しでも進むと、大変充実感を得られます。

■ 先送りグセは程度の問題

 私は、先送りグセは程度の問題だと考えています。

 先送りを突き詰めると、セルフネグレクトになってしまうからです。

 セルフネグレクト(自己放任)は、緩慢な自殺とも呼ばれます。生きるためのすべての行動を先送りしてしまうのです。

 不摂生や医療の拒否、部屋のごみ屋敷化などによって、自らの健康を脅かし、最終的には孤独死に至るものです。

■ 工夫次第でなんとかなる

 ところが、私たちの先送りグセはそこまで深刻ではありません。

 時間が来れば学校や会社に行き、お腹が空いたらご飯を食べます。歯が痛ければ歯医者に行き、トイレットペーパーがなくなれば買いに行きます。

 つまり、私たちの先送りグセは、工夫次第でなんとかなるものなのです。

 私は来年50歳になりますが、中間テストも受験も、社会人も結婚生活も子育ても、なんとか乗り越えてきました。

■ 治療ではなくトレーニングである

 先送りグセは、発達障害と良く関連付けられます。しかし、私は発達障害の検査を受けたことはありません。

 病名が付けば、治療になります。しかし、弱点克服ならばそれはトレーニングです。

 この本は、トレーニングで先送りグセを改善するものです。先送りグセのある私が、これまで実践してきた方法をまとめました。

 やり方には人によって合う、合わないがあると思います。この本はどこからでも読めますので、気になったものから試してみてください。

 お役に立てれば幸いです!

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