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生きる

生きるって、なんだろうか。
偶然見つけた谷川俊太郎さんの 生きる という詩集をぱらぱらと流し読みして、人それぞれの "生きる" を垣間見た。

あったかいご飯を食べること
干したてのシーツでぬくぬくすること
星空を見上げて感動すること
子どもの笑い声を聞くこと
愛すること
傷つくこと

わたしが、生きているなぁ、と実感するのはいつだろう

雲が流れているのをボーっと眺めている時
父と散歩しながら最近思っていることを話す時
ケースをあけて、楽器を磨いてる瞬間
脳みそを介さない話をして友人とゲラゲラ笑ってる時
家族揃ってご飯を食べている時
ブランコを漕いで風を感じた時
舞台の上で自分のすべてを出し切り、拍手をもらう瞬間

今日、父ととても久しぶりに散歩して、
燦然と輝く太陽を背中に感じながら、CCレモン片手に2人でゆるゆる会話したり、ガラガラの公園の木陰にあるブランコに乗ったり、なんだか世間の月曜日から私たちだけ取り残されているみたいで、それがすごく穏やかで平和で、嗚呼、もし今日で地球が終わるとしても悔いは無いかもね、なんて話をした。

なぜわたしたちは、辛くてしんどい事も多い日々をこんなに真剣に、ひたむきに、生きて、死ぬのだろう。
、何故こんなことを急に思ったのかは分からないけれど、自分の為だけに生きているのでなくて、私が死んだあとに産まれてくる人たちのために、生きていきたい、なんてことを考えたりした。私が今ここで息をしているのは、ご先祖さまたちが立派に生きてくれたからであって、その奇跡を思うとすごすぎて言葉が出ない。もしその中に、ひとりでも、今の私みたいな気持ちで居てくれた人が存在したなら、わたしという人間はその人にとっての希望かもしれない。そう思ったら途端に、自分を抱きしめたくなる。

だからこそ毎日、目の前のことに一生懸命向き合い、まっすぐに、すこやかに、生きるべきなのです。

これがいまの、23歳のわたしの考え。
未来は明るいと願って。

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