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4月風邪

元気ではない時の方が文字を書きたくなるのは、心の中にある何かを無理やり出力して脳みそに納得させようとする作用なのだろうか。それともただの欲求?

五月病なんて言葉があるし、実際に罹った過去だってあるけれど(というかほぼ毎年患っている)、四月病なんて言葉は聞いたことがない。それに毎年4月は元気な筈なのです。空気がまろやかになり、風に春の匂いがまじり、草木や花がどんどん芽吹き、自然と外に出たくなる。書いているだけで、なんていい季節なの、と思う。のに、なんでしょうこの有り様は。人の心には波があります、という前提はその辺に投げ捨てておくとして、なぜこんなにも堕落しているのか。毎夜毎夜、明日こそは早起きしてきちんと計画通り生きるぞ、と決めて目を閉じるのに、目をあけて時計を見ると大抵9時、諦めて二度寝して10時。本当に最低な生活。夢も目標もあるのに、それに向かって頑張れない事実に肩を落とす。中学生の頃の自分と悩み事が変わっていない事に気が付いて、肩が地面にくっつきそう。なんだかそんな自分に対して期待してくれている人達や優しくしてくれる人達に対して申し訳なくて、申し訳無いと思うのならさっさと始めてしまえばいいのに、私は何を恐れているのでしょう。向き合う覚悟がまだ足りないのかしら。今更そんなこと言ったって仕方がないのに。

とまぁこんな感じで、情けないとしか言いようのない現状を、4月風邪と呼ぶことにしました。だからこれは、今日でおしまい。お役御免。左様なら。あしたからは五月病さんの出番かしら?悪いけど全くお呼びでないから、暫く近寄らないでね。頼んだよ。

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