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21-22プレミアリーグ最終節は"大味なのか"

こんにちは、goroです。

さて、いよいよイングランドプレミアリーグの最終節が近づいてまいりました。近年では珍しく、まだ優勝チームが決定していないという見どころも残っており、CL争いや残留争いを含め見逃せない展開となっています。

今回のnoteでは"最終節”に関する過去のデータ・傾向から、ベッティングに役立つかもしれない、役立たなくても面白いかもしれない、そんな内容をご紹介していきたいと思います。
なお、直近のデータであればチームカラーに表れていたり参考になりますが、古すぎるデータは一つのオカルト的要素でしかありません。私の考えだとデータはあくまで思考開始のフックにすぎず、最終的にベットするかどうかはデータをもとにどう判断するかという判断力が重要だと思っています。
(データをもとにベットする方も、何かしらの係数や加重を考える際に何らかの思考的判断をしているので、その部分が重要だと思っています。)

そんなに綺麗に書き連ねる予定はないので、多少読みにくくともご容赦頂けると幸いです。また、データの抽出が面倒なところは力業で計算して値を入力してしまったところもあるので、小さなミスはあるかもしれませんが許してください。

では、最終節に何が起こりそうか考えていきましょう。


最終節は大味な試合になる?


ふと思った仮説なのですが、最終節は順位が決まっているチーム(実質シーズンが終わっている)や、何らかの動機(優勝、降格等)があるチームのばらつきが出たり、バカンス的な気持ちが大きくなりすぎて大味な試合、つまり「得点が多くなる試合が増加するのではないか?」との疑問が浮かびました。

そこで、過去5年間のプレミアリーグ最終節の傾向をしらべてみました。

※プレミアは20チーム制ですので、1節は10試合で当然最終節(38節)も10試合あります。そのデータを調べてみました。
※あくまで最終節のみにスポットを当てていますので、データの妥当性を図るにはもっと掘り下げて調べたほうがいいかもしれません。ただ、キリがないのでオカルトとして参考にしてください。
※作ったエクセルのスクショを貼ろうと思ったんですが、汚くなりすぎたので、重要な部分をテキストにコピペすることにしました。
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20-21シーズン
ホーム平均2.1得点
アウェイ平均1.0得点
得失点平均3.1

ホーム勝率70%
アウェイ勝率30%
ドロー率0%
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19-20シーズン
ホーム平均1.8得点
アウェイ平均1.5得点
得失点平均3.3

ホーム勝率40%
アウェイ勝率40%
ドロー率20%
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18-19シーズン
ホーム平均1.3得点
アウェイ平均2.4得点
得失点平均3.7

ホーム勝率20%
アウェイ勝率50%
ドロー率30%
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17-18シーズン
ホーム平均2.0得点
アウェイ平均1.1得点
得失点平均3.1

ホーム勝率60%
アウェイ勝率40%
ドロー率0%
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16-17シーズン
ホーム平均1.8得点
アウェイ平均1.9得点
得失点平均3.7

ホーム勝率50%
アウェイ勝率40%
ドロー率10%
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注目頂きたいのは太字で示した得失点平均の部分です。
最終節の1試合あたりの平均ゴール数を意味しています。

最終節に得点が多くなる試合が増加しているかどうかは、各シーズンのリーグ全体の得失点平均と最終節の得失点平均との乖離を調べればいいわけです。たぶん。

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20-21シーズン
最終節得失点平均:3.1
シーズン得失点平均:2.7
最終節得点増加率:114.8%

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19-20シーズン
最終節得失点平均:3.3
シーズン得失点平均:2.7
最終節得点増加率:122.2%

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18-19シーズン
最終節得失点平均:3.7
シーズン得失点平均:2.82
最終節得点増加率:131.4%

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17-18シーズン
最終節得失点平均:3.1
シーズン得失点平均:2.57
最終節得点増加率:120.9%

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16-17シーズン
最終節得失点平均:3.7
シーズン得失点平均:2.8
最終節得点増加率:132.1%

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はい。やっぱりそうですね。
シーズン全体の得点平均よりも最終節の得点平均は上がっています。

16-21(5年分)
最終節得点平均増加率:124.3%

21-22シーズン
シーズン得失点平均(現在値):2.79
21-22最終節"想定"得失点平均:2.79x124.3%=3.47

はい、つまり今年の最終節は1試合平均3.47ゴール期待できるわけですね。


ドヤァァァァァァ。


といっても、あくまで一部のデータのオカルトなので、そこまで信用できないかもしれません。
ただ、最終的に何らかの複合的な要因でゴールが増える可能性が極めて高いことは間違いないでしょう。


気になるチーム


最終節に得点が増加する傾向があることがわかりましたが、何らか特徴的なチームがないか気になります。

そこで、過去5年間の最終節50試合(10試合x5年分)の中で、1試合5ゴール以上決まった試合のみ(計11試合)を抽出しました。

過去5年間の最終節で5ゴール以上決まった試合


シティとスパーズ多すぎない?

気になったのでシティとスパーズの5年間の最終節を抽出しました(5ゴール未満も含む)。

シティ

マンチェスターシティの過去5年間の最終節結果

いやいやいやいや、得点多すぎでしょう。

スパーズ

スパーズの過去5年間の最終節結果

いやいやいやいや、馬鹿試合多すぎでしょう。


なぜかシティとスパーズは異様なくらい最終節のゴールが多いです。
まぁ、シティは圧倒的な戦力があるので最終節に強豪同士の対戦にならなければゴールラッシュもあるのかもしれませんが、多いですね。
スパーズについてはBTTS率100%というよだれが出そうな傾向も見えました。

(厳密にはシティ・スパーズと対戦相手の当時のモチベーションの材料を調べる必要がありますが、面倒なのであきらめましたorz)


さて、このデータは面白いなぁと思いますが、問題は今シーズンはどうか?という点です。

シティはホームでヴィラと対戦します。
モチベーションの面では言うことありません。引き分けに終わるとリバプールに逆転優勝を許す可能性が高く、どう考えても勝利が必要です。
加えて、ホームでキャプテンのフェルナンジーニョの退団試合(おそらくセレモニー等もあるでしょう)となるわけですから、負けてレジェンドを送り出すわけにはいきません。
ヴィラ側のモチベーションはあまり無いかもしれませんが、監督のジェラードは何としてもリバプールに逆転優勝をしてほしいと思っているでしょう。ただ、選手たちにどこまでモチベーションがあるか分からず、シティが先制すれば崩壊しそうな気もします。ジェラード就任時のフレッシュなエネルギーはなく、コウチーニョもムラが出てきたように思いますので、なんだかんだシティがちゃんと勝ちそうです。勝たないと無冠ですしね。


スパーズについてもモチベーションはたっぷりです。
ノースロンドンダービーで宿敵アーセナルを倒し、CL出場権に王手をかけています。引き分けでもOKですが、ソンフンミンの得点王も現実的な目標になっていることもありますし、何より激情タイプのコンテが引き分け目標で試合に入ることは考えられません。ただ、アウェイということもありますので、うっかり先制を許すようなことはあるかもしれません。
スパーズは先日のバーンリー戦で、不安定なパス回しからズルズルとラインが下がり、攻撃回数が多くなかったバーンリーに危ないシーンを作られていました。最終節は降格の決まっているノリッジですが、プッキを中心としたカウンターで攻め込むことは不可能ではなく、スピードの部分ではスパーズCB陣より優位に立つ可能性もあります。
スパーズが負けるとは思えませんが、過去の馬鹿試合傾向からすると、両チーム得点はあり得るんじゃないかと思えます。

・シティTeam Goal Over2.5@1.8/bet365
・ノリッジ・スパーズ BTTS/Total Goal Over2.5@2.1/bet365

この辺はオカルトベットしたいと思います。


その他

最終節にそんなにゴールが決まるならもっと高オッズ狙いたい!という欲張りなあなた。
今回調べた中で、以下の情報も記載しておきます。

プレミアリーグ過去5年間の最終節で

3ゴール以上決まった試合:60.0%
4ゴール以上決まった試合:40.0%
5ゴール以上決まった試合:22.0%

※参考までに過去5年間のプレミアシーズン平均で5ゴール以上決まった試合は13.68%でした。最終節は5ゴール以上決まる試合の発生率が22.0%ですので+8.32%となっているわけです。

5試合に1試合は5ゴール決まる試合が生まれています。
つまり、今年の最終節も2試合程度は5ゴール以上決まる試合が出てくるかもしれません。

それがどの試合になるか選定は難しいですが、傾向的にスパーズは外せません。

・スパーズWin/BTTS/Total Goal Over4.5@4.75/bet 365 betbuilder

もうちょっとオッズが欲しいですが、こんなとこでしょうか。

これもオカルトですが、どのようになるか楽しみにしておきましょう!


以上、こんなオカルトデータベットにお付き合いいただきありがとうございました!

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