見出し画像

【好きな映画】「エクストリーム・ジョブ」

 はい、わたしの好きな映画を備忘録がてら共有するシリーズです。
 今回はコメディ・アクション映画「エクストリーム・ジョブ」です。アマゾンプライムビデオで観放題です

 本作は、主人公のコ班長リュ・スンリョン)をはじめとした麻薬捜査班チャンヨンホジェホンが、麻薬密売組織を検挙するための活躍を描いた物語です。

 韓国で歴代興行収入1位を記録し、さらにハリウッド化も予定されている傑作です。冒頭で述べたようにコメディです。

 コ班長率いる麻薬捜査班ですが、わかりやすく吹き溜まりです。イントロの麻薬捜査の突入でも、各人軽やかにお約束のやらかしをこなし、つかみはオーケーです。「安心して観ることができそうだ」、と思いました。

 彼らは、麻薬組織のアジトの向かい側にあるフライドチキン屋で張り込みを行っていましたが、そこの店主の判断で、客入りが最悪な店を閉じることに。それを受けた面々が、店を引継ぎつつも、捜査拠点として活用します
 偽装しての捜査のつもりでしたが、入るはずのない客がちょいちょい来るようになります。しかたなくフライドチキンを作るようになるのですが、メンバーのひとり「」が料理の才能をむだに発揮してしまい、大繁盛店になってしまいます店舗経営に忙殺され、捜査がおろそかになるという本末転倒っぷりがよいです。
 文章で綴ると、まあふつうにありがちなコメディですが、キャストの演技力、演出、場面転換のタイミングなどがとても秀逸で、楽しめます。

 ちゃんとアクションのシーンもクオリティが高く、各場面で中だるみがなく一気に観ることができます。

 最終的には麻薬組織と対決、と相成りますが、ボンクラだったはずの麻薬捜査班各位それぞれに特殊な戦闘能力があることが判明し、「いや、そうはならんやろ」と思わせるヒマも与えずに展開されるアクションシーンは、見ごたえありました。

 そんな中で、これはどうかな、と感じたのは、コ班長とラスボスとの決闘シーンです。ラスボス役は、ケンカが弱いという設定だったのですが、コ班長と繰り広げる殴り合いのシーンは、異様に冗長でした。仮面ライダークウガのステゴロ・ラストバトルを超える長尺です
 そこのBGMがなぜか「男たちの挽歌」で、チョウ・ユンファの顔がチラチラ思い浮かんで仕方なかったです。

 また、作品冒頭で、なかなか派手な複数台のカー・クラッシュシーンがあって、お金かかってるな、と思ったのですが、ラスボスが韓国脱出の際に小型ボートを使う、というのを見て、予算が終盤で尽きたのかな? と思わせてくれて面白かったです。

 といった次第で、ツッコミどころゼロというわけではありませんが、テンポの良い、軽快な気分になれる作品でした!

 ↓ 過去の映画紹介はこちらです

↓ わたしの自著、ギター小説「440Hz」シリーズもご高覧いただけますとうれしいです。こちらはKindleUnlimitedで読み放題です!

 ギターも弾きますよ!

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?