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夜の六本木から人が消えた?

こんばんは、六本木を愛し、六本木を愛された男、ゴッホです。昨日(2018/11/24)久しぶりに六本木で朝まで遊びました。夏にも六本木オールしたのですが、ホントに路上から人がいなくなったな、と感じました。クラブやバーに人はいるのですが、路上に全く人がいない。ぼくが毎晩のように六本木で遊んでいた、2015年前後は六本木の街全体がクラブみたいになっていて、クラブなんか入らなくても路上でいくらでもナンパできました。「芋洗坂を歩けばギャルに当たる」ということわざもあったくらいです。

それが、昨夜は2時ごろ六本木交差点に行ってみましたが本当に人がいない。ドンキ前アホほどいたギャルもいない。芋洗坂からテレビ朝日にかけての道にも。西麻布交差点のローソン前で「アイス食べたい」と言って逆ナンしてくるMUSE帰りのギャルもいませんでした。どうしてこんなことになってしまったのか…ぼくなりに考察してしまみました。

・V2の移転とALIFEの復興
・在日外国人の変化
・六本木の相対的な衰退

1つずつ見ていきましょう。

・V2の移転とALIFEの復興

少し前のクラバー世代でV2の名前を知らない人はいないと思います。六本木のクラブの象徴であり、クラブナンパの最高峰。ミスター恋愛工学をして、夢の舞台・WEFAチャンピオンズリーグと形容されたほどスト高(可愛い子)が集うクラブでした。

V2はドンキの前のロアビルという建物の中にあって、1時をすぎるといつでも行列ができていました。ロアビル一帯の人はV2が集客して、それにつられて他のクラブの客も来ていたと言っても過言ではないかもしれません。

写真:V2に並ぶ人々。
引用:https://japan-nightclub.com/blog/v2renewal_blog.html#

また、六本木の男は高額入場料、女は激安(多くの場合無料)という文化を牽引していたのもV2でした。これにより男は入場して箱内が男祭りでもサンクスコストバイアス(埋没費用)により箱内に塩漬けになりますが、女性客は入ってみて微妙だったら別のクラブに行く、という選択が可能になります。1晩で3軒以上のクラブを回る女子もざらでした。これにより、深夜の六本木路上を寒空の中、クラブ内で踊る用の薄着で回遊する女子がたくさんいました(ロアビルの下など、路上にロッカーがあって、そこに上着を預けてクラブをハシゴする女性もいました)

V2がロアビルから移転して、この回遊の流れが消えてしまったことが、深夜の六本木の路上から人がいなくなってしまった理由の一因なのではないかと思います。

ちなみに、新V2は昔フェリアがあったあたり、ミッドタウン側なのですが、出てくる女の子は口を揃えてつまらないと言っています。名前は同じでも別のクラブと思ったほうが良いかもしれません。

そこに、エーライフの復活です。昨日行ってきましたがものすごい賑わいでした。

六本木にしては珍しく女子からもがっつり入場料を取るシステムです。これにより、街の中での回遊が消え、クラブ内に人が滞留します。今六本木で一番人気があるクラブがエーライフだとしたら、そのクラブが人を堰き止めているので、街から人が消えたというのにも納得がいきます。

・在日外国人の変化

六本木といえば、外国人が特に多いイメージです。そのほとんどは白人のイメージが強いのではないでしょうか?白人が減って、中国人が増えているかな…と思ったのですが法務省のデータを見たらそんなことはなかったです。全体での在日外国人が2012年で203万人→2017年で256万人で増えていて欧州+北米では両方共5.8%とほぼ変わらずでした。ただ、これは住んでいる人の数なので、訪問者ベースだともう少し変わっているのではないかと思います。来日する人種が変われば過ごす街も変わると思います。中国人が増えれば六本木より新宿や銀座などに行ってお金を落としていっているのではないでしょうか。彼らがクラブに行くかはよくわかりませんが。

・六本木の相対的な衰退

少し前までは六本木ヒルズとミッドタウンの開業でニュースを賑わせた六本木ですが、ここ最近は大型の商業施設はオープンしていません。むしろ日比谷ミッドタウンや渋谷ストリームや渋谷駅街区、新宿ニューマンや東宝ビルなどライバルとなる街はどんどん大型の商業施設がオープンしています。

クラブに行くような女の子って、「今日はクラブでも行って男ひっかけておごらせようぜ、ウェイ」って感じではなくて、夜19時くらいから集合して、ご飯を食べて、バーに飲みに行って「なんかこのまま帰るのもつまらないからクラブでも行かない?」ってなる人の方が多いと思うのですよ。

なので、19時集合の時点で選ばれないとクラブにも人が来ない。他の街に人が流れていってしまっているのではないかと思います。

・次のトレンドを追え

いつまでも懐古厨ではいられません。コリドーや恵比寿横丁がナンパスポットとして有名になってしまった後はオワコン化してしまったように、ナンパスポットは流行り始める前くらいに行くのが一番美味しいところを持っていけます。

そういった意味では常に次に人が集まる場所はどこかを探し続ける必要があります。上記で紹介したように、渋谷や新宿はこれから新しい商業施設もでき、より人が集まることが予想されます。(とは言え、ターミナル駅なので六本木のように街全体がクラブ箱のようになることはないと思いますが)

また、2020年の東京オリンピックに向けて、インバウンド客は増え続けるでしょう。旅行客は複雑怪奇な日本語を話せることを期待できませんから、英語・できれば中国語を話せることは街にいる若美をナンパする上では必須のスキルになる、と言えるかもしれません。またフィールドワークしたら考察をポストできればと思います。

*2018/11/26追記

Twitterで思わぬ反響をいただきました。みなさんぼくと同じく六本木を愛し、六本木の閑古鳥が鳴く状況に悲しみを感じていたのかもしれません。

Twitterでのやりとりの中で感じた要因が出てきたので追記します。

・Instagramブームによるクラブカルチャーの後退

パンダさんから。暗くてインスタ映えしないクラブは人が遠ざかってしまったと。確かに、今の日本でのインスタの流行りは目を見張るものがあります。クラブ・ミュージックが好きな人はインスタ映えもする、昼間のフェスなどに流れているのかもしれません。

クラブ・ミュージックとインスタ映えの両方が楽しめるULTRAを楽しむ美女たち
引用:https://instagrammernews.com/detail/1343582674140544910

・性産業の発達

くすおさんより、パパ活やギャラ飲みなどで美女が金持ち非モテ男性から直接金銭を得る手段が増えてきています。一昔まえだと、お金がない可愛い子が若さと美をマネタイズ(正確には価値との交換)する手段は六本木に行ってタダで豪遊する、というのが主流だったのが別の手段が現れたことで夜の六本木を訪れる機会が相対的に減ったのかもしれません。

・みんな大人になった

六本木を愛していた人たちが大人になり、家庭をもって夜遊びしなくなった、ということもあるかもしれません。ぼくも筋トレを初めて夜遊びができなくなり、すっかり六本木から足が遠のきました。でも、六本木への愛は変わりませんからこれからは夕方~終電まで楽しめる街として栄えるかもしれませんね!

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