墓仕舞い(終活)

先日、墓仕舞いをしました。
自宅から遠いところにお墓がある為
出かけるのはちょっとした旅行になります。

本来は、両親もそこに入ろうと思って建てたのに
高齢のため、お参りも難しくなりました。
そのうち、私たち夫婦もお参りが難しくなるはず。
その上
このところの気候の変化により
お墓の草むしりも大変な作業となりました。
そして、
将来、誰がこのお墓を見るのかという問題もあり
孫 (私の一人娘) の負担を考えると
墓仕舞いをするのが良いだろうと言うにことになりました。

墓仕舞いの手順について

墓仕舞いに関するCMなど見ることがありますが
何処に頼んでいいのか迷った結果
自宅近くの業者に頼むより、
勝手がわかっているだろうと
墓苑近くの石屋さんにお願いすることにしました。

①　石屋さんとの契約
②　改葬許可の届け出
③　お性根抜き（抜魂法要）
④　遺骨の移動
⑤　解体工事

①　石屋さんとの契約
　　（費用について）

連絡後、すぐに墓苑に行って
お墓の写真を添付の上、見積もりをしてくれました。

うちのお墓は、墓石があるだけなので
（石の囲いやその他のものがない。）
およそ２５万円くらいの費用がかかりました。

夫の方のお墓には、墓石意外に周辺をぐるりと
石の囲いのような装飾がある為
それも撤去するのに倍の費用がかかると
言われています。
勝手な推測ですが、お墓の広さだけでなく
撤去する石の量も関係するのかと思います。

②　改葬許可の届け出

返還撤去にかかる書類作成は、石屋さんがしてくれますが
改葬許可申請はする必要があります。

〈申請内容〉
お墓の所在地の市区町村に届けます。
＊　死亡者の本籍・住所・氏名・死亡年月日・火葬の場所と年月日
＊　改葬理由
＊　改葬場所
＊　申請者の住所・氏名・死者との続柄


驚きました。
まるで住民票のようです。

③　お性根抜き（抜魂法要）

お世話になっているお坊様にきていただきました。
このとき、石屋さんが喫茶店などで見るような、
緑の大きなパラソルを立て、お線香など、
法要に必要な準備をしてくださいました。

供花をしながら、草むしりをしていると
犬のフンがあることがわかり
大きな墓苑ゆえに、
犬の散歩をさせる飼い主が居るのでしょうね。
このとき、墓仕舞いをしてよかったと思ました。

④　遺骨の移動

遺骨は、そのまま入っていたようで
骨壺を買うように言われました。
石屋さんが白布のサラシに包んでくださったのですが
石屋さんに頼んでもいいのだけれど
アマゾンの方が安く購入できることが分かりました。
石屋さんの勧めもあって、アマゾンで注文しました。
すごい世の中です、なんでもアマゾンです！！

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遺骨の移動先は、中山寺にお願いしました。

中山寺では、予約の必要もなく、いつでも納骨を受け付けて下さるので
法要後、そのまま中山寺に遺骨の移動ができました。
そして何より、
中山（中山寺）さんだったら、お坊様が毎日お経をあげてくださいます。
また、参拝の人が後を絶たないので
お寺だけれど、にぎわっているところも嬉しく感じたのです。
阪急電車に乗れば、駅前ですしね。


一時、樹木葬も考えましたが、
そこは遠く離れた山の中で
入る人も訪れる人にとっても、寂しい感じがしたのでした。




夏なのに大雨が続きましたが、この日はお天気でした。
同日、２回もお坊様に、丁寧なお経を唱えていただいて
ありがたいと心から思いました。

⑤　解体工事

before

after

スッカリきれいになりました。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。