3対3を制するための「2つの目標」

 シングルバトルは6体の中から3体を選出して戦うゲームなので、いかなる戦術も3体から成り立っています。3体で受け回すのがサイクルで、1体(2体)で場を整え2体(1体)を展開するのが展開構築。このように、「選出した3体にそれぞれ役割を振り、それらを全うさせる」のが対戦における第一目標と言えます。

 また、相手の3体に役割を全うされてしまうと負けてしまうので、「相手の役割遂行を阻む」という第二目標があります。例えば、こちらのナットレイを役割対象に見据えて出てきたリザYをドランで受ける、といった動きは「相手のリザの役割を阻む」と言い表せるでしょう。逆に、相手のリザに地震を撃たれてドランが落とされたのであれば、「こちらのドランの役割が阻まれた」と言えます。

 構築を組んだり立ち回りを考える際、実際に対戦する際は、この2つの目標を念頭に色々考えるようにしています。

 構築の性質によって比重を選ぶのも大事だと思ってます。自分のやりたいことを押しつける対面構築や展開構築は第一目標、相手を受けるサイクル構築は第二目標を重めに意識すると良いかもしれません。

……

 「んなこと知っとるわい!!」と怒られかねないことを生真面目に、かつ長ったらしく書きました。

 頭では分かってるつもりでも、

◯対面構築を組み始める→自分のやりたいこと詰め込むばかりでいつの間にか相手の受けへの意識が抜けてる

◯受けサイクルを組み始める→相手の崩しをどう止めるかに思い悩んだ挙句、土台となっていたコンセプトが瓦解してしまう

といったような、ここで言うところの2つの目標の両立を怠った末に軽いスランプに陥る、というパターンに今まで幾度となく嵌ってきたので、今回自戒のためだらだら書き連ねた次第です。

 noteではこんな感じの「んなこと知っとるわい!!」と叫びたくなるくらい基礎的な内容のコラムを不定期に更新していく予定です。自身の備忘録要素強めで書き殴ってくつもりなので、スパム情報を掴まされないようゆめゆめご注意を。


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