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実録!!投資初心者サラリーマンあるある話(続編)

このnote について

前編では、投資しようと考えたサラリーマンは、鴨として自分から気軽に金融機関の投資窓口を訪問してしまい、よくある残念パターンに嵌りそうになりながら、自力で気づき自分の足で立とうとし始めた、というところまでを書きました。その続編です。

彼は気づいてしまった。

つみたてNISA、NISAを始めるにあたり、
金融機関によって商品ラインナップに差があることに。

そして同じ商品でも、名前違いで複数あり、
・販売手数料があったり、なかったり。
・信託報酬も、違いがあったりする。
ということに。

一例 (2020年4月8日を基準日とする)
<e◯AXIS先進国株式>
信託報酬:年率0.66%(税抜 年率0.6%)以内
<e◯AXIS Slim先進国株式>
信託報酬:年率0.1023%(税抜 年率0.093%)以内

どちらも「MSCIコクサイ・インデックス」と連動するもので、
違いは名前と、ファンドの開始時期、それによるファンドの純資産額。
Slimを取り扱う金融機関は17社、もう一方は105社ある。

どうすればいいのか?

普通に考えて、信託報酬に0.5%の差があるということは、
コストに大きく差が出てきます。

投資金額100万円、運用期間5年計算で
eMAXIS(信託報酬:年率0.66%)=3万4,118円
eMAXIS Slim(信託報酬:年率0.1023%)=5,102円

同じ商品ならば、安い信託報酬で、販売手数料も0で買付けできるほうを選ばないと損ではないか?と、わかってしまいました。

訪問した金融機関には、販売手数料0(ノーロード)のラインナップにSlimはありません。

先日担当者さんから紹介されたバランスファンドの買付手数料2%、信託報酬2%の怖さにも、この時点で気づいたのでした。

彼はコストの低い証券会社を自分で探していく方針に切り替えました。
お世話になっていた担当者の方にも、その方針と感謝を伝えます。

もう完全に鍋から出た鴨は、だんだんと鴨から白鳥に、白鳥から鶴に進化していきそうです。

コストの低い証券会社を探す

コストの低い証券会社は、大体がネット証券でした。

SBI証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券 など・・・

少し考えたら、わかりますね。窓口や営業の担当者のコストをそれだけ下げることができます。富裕層で、おまかせしても痛くないような方であれば、担当者の方についていただき、一緒に資産運用することも有効だとは考えますが、NISAを始めよう、とする人にそこまでは必要なさそうです。

ネット証券にいくつか開設を申し込み、資料を比較してもほぼ差がないのですが、好みで選びました。

どんな投資信託を買えばよいのだろう?

ネット証券の口座ができ、ようやく投資信託の商品選びをはじめます。バランスがいいのか、世界がいいのか、新興国なのか・・・

正直、最初はわかりません。

ここで彼は色々な書籍やブログを読み漁ります。
そしていろんな宗派があることを知ります。
米国株、新興国、高配当、・・・

そのなかで、彼が納得できた情報は以下のようなものでした。

彼が出した結論は、結局、ネット証券の投資信託販売上位のファンドと同じでした。

そんな彼は、つみたてを始め、
2016年チャイナ・ショック、EU離脱ショック
2018年VIXショック、クリスマスショック
2020年コロナショック
も乗り越えて、当初計画よりも順調に資産形成できているといいます。

世界への解像度があがったおかげで、伸びる企業や業界も見えやすくなってきたようです。

投資商品を何を買うべきか?は、目的やリスク許容度がおそらく人によって違うと思いますが、売れていて純資産総額が伸び続けているものは、やはり優秀だと思います。

大事なのは、
・「俺はマーケットを読める」と、自分を勘違いしないこと
・プロの平均点であるマーケットインデックスに、素人が勝とうと思わないこと
・粛々と任務を遂行し、何があっても退場しないこと

かと思います。

最後に

めちゃくちゃ参考になるブログを紹介して、この話を終わります。

(第一部・完)

注意点
上記の情報の正確性・完全性について当方が責任を負うものではありません。将来の傾向、数値、運用結果等を保証もしくは示唆するものではありません。

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