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「理想のわたしたち」になるためのデザイン・シンキング(5)

このnoteについて

課題とは、現状と理想とのギャップであり、
課題を正しく捉えるためには「理想の状態」を見つけることが必要、
そのアプローチとして、デザイン・シンキングが有効と述べてきました。

今回は最後の5回めとして、デザイン・シンキングの5つのモードのうちPROTOTYPEとTESTについて書きます。「理想の状態発見」よりも、発見したものが本当にユーザーにミートしているかの確認の意味合いのモードとなります。

スクリーンショット 2020-05-04 15.15.39

PROTOTYPE

最終的な解決策に近づく質問に答えるために、繰り返し加工品を生成する段階です。
プロトタイプは、ユーザーが対話できるものであれば何でも構いません。例えば、壁に貼ったポストイット、あなたが組み立てたダンボール、架空の雑誌、寸劇などです。

重要なのは、素早く・安くつくれる、低品質のプロトタイプに留意することです。綺麗に作ってしまうと、フィードバックが品質に傾いてしまいますが、ダンボールと紙とガムテープならば、品質よりもその機能と体験自体にフィードバックを得られます。それがユーザーと仕事仲間から有益なフィードバックを引き出します。

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Dyson prototype from fab.cba.mit.edu

また、もう一つ重要なのは、テストしたい変数の把握です。
各プロトタイプで何をテストしているのか把握しておくこと。
そしてプロトタイプはがそれに対して答えを提供できるようになっていなければなりません。

TEST

プロトタイプに関してのフィードバックをユーザーにお願いし、デザインの対象となる人に対する共感を高めるための時間です。
問題設定は、DEFINEのモードで行ったPoint of Viewを元として、より明確に・数値的に行われるべき状態です。ユーザーが生活している実際の環境の中で、テストできることが理想です。

テストは、最初からすべてを説明せず、ユーザーがプロトタイプを解釈する時間を設けます。プロトタイプをどう使うか(誤用するか)、どう扱いどんな反応をみせるかも、テストになります。


最後に

このようにしてモードを一巡しました。

そうして本来のユーザーの課題とはなんだったか、その基になるインサイトはなんだったか、を振り返り、作り上げた製品に対して評価を行い、不十分な場所があればもう一度立ち戻ります。

この反復的・サイクル的な取り組みを通じて、デザインを見立てることが、デザイン・シンキングの真髄であるといえます。


以上です。

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株式会社ゆめみでサービスデザイナーとして働いています | HCD-Net認定人間中心設計スペシャリスト | AWS認定クラウドプラクティショナー | PMI認定PMP | 多摩美大TCL第1期受講生 | 関西大学社会学部卒 | TOEIC L&R 870

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