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洋楽⇔邦楽 この曲好きならこっちも好きかも。

憧れだった、カーラジオから流れてくる新曲との出会い。後追いファンの私にとって最高の出来事だったのですが、それからというもの気が付けばダイアナ・ロスをはじめシュプリームスやモータウンのアーティストの曲が頭を巡って離れません。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

ふとモータウン時代のシュプリームスを聴いていると、邦楽にもモータウンサウンドからインスパイアを受けてそのサウンド取り入れた曲って結構あるなぁって思い、モータウンサウンドの凄さを改めて感じました。

今回はそんなモータウンサウンドにオマージュを捧げた素敵な曲たちを紹介いたします。

『You Can't Hurry Love(恋はあせらず)』からインスパイアされてそうな曲たち。

まずはモータウンサウンドの中でもひと際、多くの人々を魅了したエポックメーキングな曲『You Can't Hurry Love(恋はあせらず)』。

この曲のキモは何といってもリズム。”ツクタク ツクタク ”といった気持ちいタンバリンのリズムと”ダ~ダ~ダ~!ダッダッダダ~!”というリズムが印象的です。

このリズムは私の中で、ワルツやビギン、ルンバのように一つのリズムジャンルに認定してもいいんじゃないかなぁなんて思ったりしています(笑)

シュプリームスの『You Can't Hurry Love(恋はあせらず)』はこちら。今回はライブバージョンでどうぞ!!

そんな『You Can't Hurry Love(恋はあせらず)』のリズムにオマージュを捧げた曲たちがこちら。

MajiでKoiする5秒前/広末涼子

まずはこちら広末涼子さん『MajiでKoiする5秒前』。曲を作ったのは竹内まりやさんですね。若さ溢れるはじけるようなはつらつ感を表現するにはまさにぴったりの曲。モータウン感だけでなく、アイドルっぽさ、かわいらしさまで表現できているところに曲の凄さを感じます。

ダイアモンド/プリンセスプリンセス

”ダ~ダ~ダ~!ダッダッダダ~!”のやや変形版。モータウンサウンドへのオマージュも感じさせながらも80年代時点での今っぽさもあり、新旧のよさをうまくミックスした感じがいいです。

今聴くと歌詞もサウンドもストレートで直球でドンっ刺さりますね。ほんといい曲です。

ハートをRock/松田聖子

甲斐よしひろさん作の『ハートをRock』。スローなヴァースから始まる曲ですが、本メロからは明るいロックンロールになります。シュプリームス版というよりかはフィル・コリンズ版『You Can't Hurry Love』に近いかも。

”ダ~ダ~ダ~!ダッダッダダ~!”のリズムに合わせて歌う聖子ちゃんはまるで映画や漫画のヒロインのよう。このキュート感を出せるのはまさに聖子ちゃんしかいませんね。

ちなみにフィル・コリンズ版の『You Can't Hurry Love』はこちら。こちらも大ヒットしました。

太陽は罪な奴/サザンオールスターズ

サザンにも”ダ~ダ~ダ~!ダッダッダダ~!”のオマージュ曲ありますよ。当時この曲が出た時めちゃくちゃ好きでした。『太陽は罪な奴』というタイトルもいいですよね。『青春、夏、たのしぃぃ~』って思わずにはいられない一曲です。

余談ですが最近youtubeで『na Relo(ナレロ)』さんというバンドのチャンネルを楽しく拝見させてもらっています。そんな『na Relo(ナレロ)』さんのカバーバージョンがこちら。

『na Relo(ナレロ)』さんはyoutubeで他にも洋邦問わず、素敵な名曲をたくさんカバーされているので、音楽好きの方はぜひ要チェックです。

『Stop! In The Name Of Love』からインスパイアされてそうな曲たち。

『Stop! In The Name Of Love』もその後たくさんの曲に影響を与えた一曲。サビから始まりBメロで”ダンツン ダンツン ダンツン ダンツン”のリズムと共に綺麗なメロディが流れるのも特徴です。(”ダンツン ダンツン ダンツン ダンツン”の中で三三七拍子を打つ場合もあり)

バチェラー・ガール/稲垣潤一

大瀧詠一さん作曲のこの曲も『Stop! In The Name Of Love』へのオマージュを感じる曲。情熱的なAメロから少し物悲しいBメロへと続く感じも最高です。ちなみに大瀧詠一さんご本人もこの曲を歌われています。

ちなみに少し話は脱線しますが『バチェラー・ガール』というタイトルは、イギリスのクリフ・リチャードの『バチェラー・ボーイ』へのオマージュだと思います。大瀧さんってこのように自分の曲に、自分の音楽ルーツを色々な形でオマージュとして練りこんでいたります。こういったところも大瀧さんの面白いところです。

Bachelor Boy/Cliff Richard

ビートルズ前夜のイギリスで超人気だったクリフ・リチャード。今でもイギリスでは国民的大御所シンガーの一人です。

悲しみがとまらない/杏里

林哲司さん作曲の『悲しみが止まらない』もモータウン愛を感じる一曲。モータウンサウンドにディスコサウンドをミックスしてサウンド的にも進化させているような気がします。ちなみに編曲には林哲司さんに加え、角松敏生さんも参加しています。まさにシティーポップな一曲ですね。

あとがき

いかがだったでしょうか。こうやって聴くと、モータウンサウンドを聴いて育った方々がミュージシャンになって、自分たちが作った曲に、隠し味のように自分たちのモータウン愛をフレーバーのような形でふりかけているように感じます。

なのでどの曲も、決してリバイバル的なものではなく、時代ごとの今っぽさがあり、モータウンサウンドとはまた一味違うオリジナリティのある素敵な曲に仕上がっています。

そこに新しい感性とメロディ・サウンドアレンジが加わり新しいものが出来る、本当に素晴らしい創作の循環だなぁって思いました。

いやぁ音楽って素晴らしい!!創作って素晴らしいですね!!

最後に、今回紹介した楽曲が好きな方はモータウンサウンドへ、モータウンサウンドが好きな方は今回紹介した楽曲たちへといったように、音楽のクロスオーバーがあれば嬉しいなぁ。

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