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春の訪れとともに聴きたい セルジオ・メンデス&ブラジル'66の世界 1stアルバム~5thアルバムの中から大好きな曲を紹介!

こちら明石も暖かい日が増え、加速度を増して春がもう目の前まで近づいているような今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

例年この時期は非常に忙しく、今年も御多分に洩れずてんてこ舞いな毎日を過ごしております。ゆっくりと色々な話題をnoteでしたいなぁとも考えているのですが、やっぱり忙しい時は音楽に癒しを求めてしまいます(笑)というわけで、今回も音楽note。

今回のnoteでは、この時期移動の車やゆっくりとした時間によく聴いているセルジオ・メンデス&ブラジル'66の話題をしてみたいと思います。

Mas que nada(マシュ・ケ・ナダ)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

今も現役で活躍中のセルジオ・メンデス。セルジオ・メンデスの名を世の中に広めた曲といえばやっぱり、「マシュ・ケ・ナダ」でしょう。皆さんも一度はどこかで耳にしたことがあるこの曲です。

このイントロのピアノを聴くだけで、自然と体が動いてしまう、そんな音楽のすばらしさを感じさせてくれる一曲です。

セルジオ・メンデスの音楽の特徴といえば、50年代の終わりから60年代にかけて新しい音楽として世の中に登場したボサノバとブラジルのサンバ、そしてお洒落で洗練されたジャズのエッセンスがミックスされたもので、言うなればスタイリッシュなビートポップボッサって感じでしょうか!?

ちなみにこの「マシュ・ケ・ナダ」はセルジオ・メンデス&ブラジル’66として発表したファーストアルバムの第1曲目に収録されています。この曲が一曲目だなんてほんと華々しいスタートをですよね。

One Note Samba / Spanish Flea(ワン・ノート・サンバ/スパニッシュ・フレア)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

この曲はボサノバの名曲「One Note Samba(ワン・ノート・サンバ)」とハーブ・アルパートの演奏でも有名な「Spanish Flea(スパニッシュ・フレア)」をメドレー形式て一つの曲に仕上げた一曲なのですが、原曲のボサノバいい感じのけだるさを残しつつ何となくスタイリッシュなアレンジが魅力です。この曲もファーストアルバムに収録されています。(ファーストアルバムからめちゃくちゃ名盤です。)

余談ですが、「One Note Samba(ワン・ノート・サンバ)」は直訳すると「ひとつの音のサンバ」となりますが、タイトル通り、よく聴くと基本的に一音でメロディが構成されています。是非一度意識して聴いてみてくださいね。

For Me(フォー・ミー)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

セカンドアルバムもファーストアルバム同様にお洒落でビートの聴いたポップボッサをたくさん聴くことができます。

セカンドアルバムにも全部いい曲って言っていいほどこちらも名盤なのですが中でも私の好きな曲はこの「フォー・ミー」。途中でリズムがグッと変わったりとっても聴いていて楽しいアレンジの一曲なのですが、私の好きなポイントは何といっても歯切れのいいオルガンの音色。この音色を聴いているだけで心地よい気分にさせてくれます。春間近なこの時期必ず聴きたくなる一曲です。

Like A Lover(ライク・ア・ラバー)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

セルジオ・メンデス&ブラジル’66って実はしっとり系も得意なんです。こちらの「ライク・ア・ラバー」は3枚目のサードアルバムに収録されているのですがこのアルバムからストリングスを随所に用いられています。

これまでのダンサブルなビートポップボッサだけでなくお洒落度を増したカフェっぽいテイストのアレンジも増えてきます。この「ライク・ア・ラバー」もそんな一曲。この曲でソロを歌っているのはラニー・ホールという女性ボーカリスト。ラニー・ホールの声ってほんと心地よく伸びでうっとり聞き入ってしまいます。

Fool On The Hill(フール・オン・ザ・ヒル)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

セルジオ・メンデスは60年代、セルジオ・メンデス&ブラジル’66という名義でたくさんヒット曲を量産するのですが、とにかく大胆なアレンジで名曲をカバーするのが超得意なグループでもありました。

なかでもビートルズの名曲たくさん取り上げ、セルジオ・メンデス風にお洒落なボッサポップに仕上げています。

この「フール・オン・ザ・ヒル」もそんな名演の一つ。ビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」もいいですが、セルジオ・メンデス&ブラジル’66バージョンは軽やかで温かくお洒落で全く違った魅力を引き出しています。

収録は4枚目のアルバムでアルバムタイトルも同名で「フール・オン・ザ・ヒル」。気合を入れてアレンジ演奏したことが分かります。こちらのアルバムも3枚目に引き続きストリングスが多用されており、お洒落度はさらに増した気がします。

このアレンジの好きな部分も先ほどの「フォー・ミー」同様やっぱり心地よいオルガン。是非オルガンに注目して聴いてみてくださいね。春のポカポカ陽気に聴くと最高の一曲です。

皆さんご存じの方も多いかと思いますが、原曲のビートルズ版「フール・オン・ザ・ヒル」はこんな感じ。聴き比べてみると面白いですよ。

Pretty World(プリティ・ワールド)/Sergio Mendes & Brasil '66(セルジオ・メンデス&ブラジル’66)

5枚目のアルバムになるとさらにお洒落度は増してきます。このアルバムで最も好きな曲は「プリティ・ワールド」。この曲を聴いているとなぜか晴れた青空のもと、足元には菜の花が咲いている情景が頭に浮かびます。不思議と鳥のさえずりまで聴こえてくるような気がして(笑)そんな素敵な一曲です。

ジャズとボサノバ、そしてビートポップがミックスされたような一曲。もっともっと有名になっていい曲なのになぁなんて思っちゃいます。

あとがき

いかがだったでしょうか。セルジオ・メンデス&ブラジル’66の曲を1枚目~5枚目までのアルバムから好きな曲をピックアップして紹介いたしました。どのアルバムも超名盤でどのアルバムから聴いても捨て曲なしでいいアルバムです。

音楽的な変化といえば、1・2枚目はソリッドなサンバテイストのビートボッサって感じだったのですが、3枚目以降、ストリングスを使うようになりお洒落なカフェミュージックぽっさが増していきます。またラニーホールという女性ボーカルがメインとなる比率が増えてくるのも特徴でしょうか。

とにかく心地よい季節に聴くと本当に気持ちのいい曲ばかり。今の時代サブスクでもアルバムを聴くことができますので是非ちょっとコーヒーでもといった時間や、ドライブのお供に聴いてみてはいかがでしょうか。私も忙しい毎日セルジオ・メンデス&ブラジル’66の音楽に癒されています(笑)

【1st Album】Herb Alpert Presents: Sergio Mendes & Brazil '66

【2nd Album】Equinox

【3nd Album】Look Around

こちらはアップルミュージックで見つけることができませんでした。あるのかなぁ。ひょっとすると探しそびれているのかもしれません・・・

【4th Album】Fool On The Hill

【5th Album】Crystal Illusions


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読んで頂きありがとうございます。 『映像制作をもっと身近に、もっと気軽に』という思いでnoteを始めました。 noteでは映像制作に関するtipsや話題をはじめ、ぐっでぃテレビの中の人たちによる他愛のないお話まで幅広く綴っていきたいと思います。