Earth Day 2020で印象的だったブランドのプロモーション事例3選
こんにちは。Good Tideリーダーの太田です。
今日は2020年4月22日に50周年を迎えた「Earth Day（地球の日）」に発信されたブランドのプロモーション事例から印象的だったものを（勝手にピックアップして）ご紹介します！
「○○の日」は多くの団体やブランドがメッセージを発信することで注目が集まりやすくなっているだけでなく、ハッシュタグ化されて露出されやすいので、SDGsのメッセージを生活者に語りかけるときに有効な切り口になっています。
今回のnoteの最後に、6月以降の「○○の日」のリストも掲載しているので、ぜひチェックしてください。
Earth Dayとは？おさらいしましょう！
Earth Dayとは？
地球環境について考える日として2009年に国際連合によって採択され、2010年から正式に発動されている。日本での定着はまだ低いが、Earth Day発祥のアメリカでは多くのブランドが地球環境に対するメッセージを発信している。
シンプルにメッセージを伝える Soda StreamのEarth Day動画
日本でもお馴染み、自宅で簡単に炭酸水をつくることができるSoda Stream。
ペットボトルの廃棄量の削減につながるとあってこれまでも環境問題に取り組んできましたが、Earth Dayに合わせて、コロナ流行下の状況で私たち1人1人ができる行動をうながす動画を制作しました。
Dining Room, Bed Room, Backyard...といった家のあちこちを示す文字と一緒に映される地球の風景。
私たちがSoda Streamを楽しめる「Dining Room」「Living Room」といった部屋は家の中にあるけど、動物たちにとっては地球のあちこちが彼らの「Dining Room」であり「Living Room」。
彼らにとっての家を守るために、Soda Streamは動画の公開とともに2025年までの5年間の間に約670億本のペットボトルに相当するプラスチックの廃棄量を削減する、と宣言しています。
家にいながらできること、を改めて考えさせられる動画でした。
デジタルでおなじみの○○チャレンジを使ったLEGOの呼びかけ
こちらもお馴染みのブランドLEGOは、これまでもSNS上で「#LetsBuildTogether」と題してユーザーに「レゴで○○を作ってみて」というチャレンジを展開してきましたが、今年のEarth DayはNASAとタッグを組んで「LEGOで地球をつくってみて」というチャレンジを展開。
Today’s #LetsBuildTogether challenge is to BUILD A PLANET... Earth or beyond! 🌍🚀 We’ve teamed up with @NASAEarth to celebrate the 50th anniversary of #EarthDayatHome. Humanity’s journey beyond Earth has unlocked a better understanding of our own planet. pic.twitter.com/qIaNhFEzuz
— LEGO (@LEGO_Group) April 22, 2020
コメント欄を見るとユーザーたちのクリエイティビティと地球や宇宙への愛にあふれたLEGO作品が並んでいて、普段からユーザーとのコミュニケーションをしっかり取っているブランドならではの取り組みになっていました。
キャンペーンと同時にLEGOは「彼らの探求のおかげで地球のことをより知ることができた」、とNASAを称えています。
そんなLEGOは2015年に、2030年までに石油由来の原材料をサステナブルな素材に変更していくと宣言しています。
Earth Dayを特別な日にしないために、ステラ・マッカートニーが改めて宣言するコミットメント
近年サステナブルへの取り組みが盛んなファッション業界でも、いち早くサステナブルな素材を使ったデザインを発表してきたステラ・マッカートニー。
Earth Dayにはイギリスのピカデリーサーカス広場の屋外広告をジャックして、「For Us, Everyday is Earth Day（私たちにとっては、毎日がEarth Dayである）」というメッセージとともに、これまでのサステナブルへの取り組みを年表にして公式サイトで公開しました。（年表は「Eco Fact Sheet」と呼ばれ、サイトからダウンロードすることもできます。）
年表で振り返ると、ステラ・マッカートニーはブランド立ち上げ時からレザーやファーといった素材を使わない方針を貫いていることがわかり、Earth Dayに行われたその宣言通り、Earth Day以外の日も365日未来のための服作りをしていると言えると思います。
締めの言葉として、コロナ感染症による経済的な小休止が今一度、自分たちが地球にもたらすことのできるポジティブなインパクトについて考える時間である、とメッセージを発信していて、まさに生活や家族のこと、いろんなことに思いをはせるEarth Dayに今年はなったなと思います。
Earth Day以外にも。SDGsメッセージに適した「○○の日」リスト
Earth Day以外にも、今年の6月～12月までにある記念日の中からブランドがSDGsメッセージを発信しやすい日をピックアップしてみました！
自身のブランドの文脈に合った日に合わせて、ぜひ計画してみてください。
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