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PR視点のゴール設計~PRのKPI問題のゆくさき~

prologue.PRパーソンの大きな悩みはだいたい3つだった件

コロナ自粛期間の間、いろんな人たちと話す目的と目線合わせの意味も込めて、オンライン雑談をしたり、PR戦略の考え方勉強会をやってみたりととにかく人と話す機会を多く作ることに努めていました。
おかげさまで、話した人たちは、PRパーソンもいれば、そうではない人もいるけど、述べ50~60名くらいの人たちとPRに関して話すことができました。
お付き合いいただいた方々、貴重な時間を本当にありがとうございました!!!

さてさて、本題に入ると、みんな悩んでるんだなぁと実感することができて、本当に有意義だったなぁと思っています。
大きな悩みを分類する下記の通り。

第1位.PRのKPIをどのように設定していいかわからない
第2位.社内の巻き込み方がわからない
第3位.PR戦略の設計の仕方がわからない

それぞれ別々な悩みのように見えて、実は相関関係があるなって思っています。まず、そもそもですが、第3位に入っているPR戦略を明確に立てられていないと、それぞれの課題感って解決できないよねっていうのは強く思いました。(だからこそ、PR戦略の考え方勉強会をやろう!って思ったんですけどね)

だけど、今日はあえて、第1位の悩みについて、思うところを書いていこうと思います。実は僕も、いま、新しいチャレンジをしていて、みなさんの悩みを肌で感じながら、その解決方法をより具体的に模索するという取り組みを始めていますが、その結果が出るのはまだまだ先になりそうです。

と言いつつ、このnoteが誰かのgoodstoryにつながることを願っています。


episode01.KPI問題は、「会社が求めているゴール」にフォーカスすることでしか解決しない

「PRの(だいたいは広報のって言われることが多いけど)KPIをどのように立てればいいかわかりません」
という相談は本当に多いですし、逆にいうとこの明確な答えを持っている人がいないのかもしれません。
もちろん、僕もその答えは持っていないのですが、一つだけ言えることがあります。
それは、「会社からPRに求められて役割はなにか?」から逆算して考えてみてはどうでしょうか、ということです。
なぜかというと、会社によって、経営戦略や事業戦略、それに伴う課題は全く異なります。
マーケティングセクションや営業セクションもそうですが、それぞれ会社ごとに異なったKPIで動いていると思います。
それなのに、PRだけ他社と同じ指標で測るのか?というのは無理のある話なんじゃないかと思っています。
なので、教科書的な話で本当に申し訳ないのですが、PRもそこから立ち返ってKPI設計をした方が良いのだと思います。
その理由として、「掲載数○○本」だったり、「プレスリリース月○本」だったりというKPIを決めるというのをよく目にするのですが、その目的がどこにあるのか?をまずは見極める必要があると考えています。
ということで、突然ですが、ここで、ご提案です。

PRって単体でなんとかなる問題ではないので、まずは「KGIのKG」をまずはしっかりと固めませんか?

すべての活動って、事業を成長させるためにあるので、PRも例外ではないからです。
その考え方を、episode02で一緒に考えてみましょう。
↓↓↓

episode02.PRのゴールの考え方

PRのゴールを固める時に必要なことは、「会社が求めているゴール」。
つまり、「どんな役割をPRが担うのか?」を理解することが必要です。

そもそもですが、PRは、あくまでも「目的達成の手段」でしかありません。
だからこそ「どんな目的を達成するのか?」を、まずは理解することが必要となります。
なぜなら、PR戦略は、すべてそれらを達成するための手段であり、マーケティング戦略を補完するべきコミュニケーションの手法だからです。

「経営上、そして事業上、どんな状態になっていればOKか?」
その具体的なシーンを描くことで、PR上のゴールを設計しましょう。
つまり、「パーセプションチェンジのBefore→After」を描く作業です。
そこから、逆算して、PRでできることは何か?
そして、何を満たせすことがKPIを達成するのか?をブレークダウンしていきましょう。そんでもって、さらに、他部署との連携を考えるとより、具体的な役割が見えてくるかもしれません。
その理由はepisode03にて!
↓↓↓

episode03.PRは多部署との掛け合わせでさらに強くなる

過去にnoteでも度々書いているのですが、PRは単体では成り立つことができません。つまり「○○×PR」ではないといけないので、常に掛け合わせて力を発揮する存在なのです。結論、他の部署の戦略や事業活動と一緒にKPIを設計することがめっちゃ大事。
なぜなら、「PRは、何に貢献しているのか?」という、マネジメント層の人たちからよく出る問いに対する拠り所を明確にするためです。
その拠り所として、各事業部のKPIに対して、どんな貢献ができるのか?を言語化していけます。
社内外でそういう質問を受けてもすぐに答えるられるか否かは、この"掛け合わせ"がいかに日常的にできているかが問われます。

KPIを考える機会にぜひ、他のチームとの連携を取りつつ、PRが事業成長に必要不可欠という存在意義の証明をしていけるとPRチームが、もっと企画の段階から各チームと連携できるきっかけになると信じています。


epilogue.KPI設計は、「ゴールを具体的な言葉で設計する力」が試されている件

いや、そんくらいわかるよ、だーやま!って、みなさん思うはずです。
そう、そうなんですよ。
でもね、なかなかゴールを明確に描くのって難しいんです。
意外とみんな、ゴールが描けないんです。
だから、「まずは言語化する力を磨いてほしい」っていうお話を、
僕が独立してから4年間ずっと伝えるようにしてきました。
このnoteがきっかけで、言葉化する力を磨くきっかけにつながれば嬉しいです。

誰かのgoodstoryにつながりますように。
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