PR視点のチームビルディング〜PRアジェンダを設計しよう〜
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PR視点のチームビルディング〜PRアジェンダを設計しよう〜

Prologue.「社内が協力してくれない」と悩む、すべてのPRパーソンへ

「社内がPRに理解がないんです。。。」
僕がPRの仕事を始めてから、聞かない日がないくらい、多くのPRパーソンたちにとって、大きな悩みの一つが、社内と本当の意味でのチームになるということ。

実際に本当の意味でのPRを成功させるためには、「社内の協力」ではなく「社内全員とチームになる」というぐらいのコミット感が必要となってくると僕は考えています。

僕自身、PR戦略のプランナーとして、そして、事業会社の中の人として、外からと中からと両方の視点で、この問題に挑んできました。
その中で見えてきたのは、PRパーソンだからこそできるリーダーシップ、
ディレクション方法がある
ということでした。

今回のnoteは、社内の協力を超えて、PRパーソンが心からチームと思える関係性を作るための方法を、PRパーソンならではのアプローチで、書いていこうと思います。

このnoteが、誰かのgoodstoryになることを信じて。


episode01.社内がPRに非協力的なのは、「得体が知れないから」が原因かも?

多くのPRパーソンと話をしていて思う、大きな誤解があります。
それは、「PRに社内が協力してくれない」のではなく、「PRの社内理解が追いついていない」ということが大きな壁であることです。

他の部署、職種の方がどのような仕事をしているか想像できないように、
他の部署、職種の方もPRパーソンの仕事を想像できていません。中には、「PRは専門職」といって、他部署に明確に説明しない人もいると聞きます。
思い返してもらうと「PR/広報って、結局どんな仕事をしているの?」と聞かれた記憶のある方も多いのではないでしょうか。

そもそも、「PRがなぜ必要なのか?」「各部署のKGI/KPIにとって有益か?」を伝えずして、本当に協力を得ることができるのか?、というのが本質的な課題だったりするのです。
まずは、「PRが社内の各部署に、そして個人にとって、どんな有益なことが起きるのか?」という、ユニバーサルゴールを提示することが必要になります。

ただ、ここで気をつけていただきたいのは、「PRとはパブリックリレーションの云々・・・」という説明は必要ないということ。
あくまでも、“社内“メンバーをコミュニケーション対象であるパブリックと認識することです。
それよって、「PR」というものを理解してもらうのではなく、その「機能/効果」についてをまずは理解してもらいましょう。
忘れてはいないのは、社内メンバーのMission、KGI、KPIです。
そこを欠いた時点で相手にとっての価値は無いも等しいので、まずはPRパーソン自身が社内を理解すること、協力するという姿勢を持つことから始めてみましょう。


episode02.リーダーシップを発揮するためには「PRアジェンダ」がMUST

僕がPJを行うときは、必ず全体の戦略ストーリーを設計します。ストーリーは、戦略の設計図であり、戦術の仕様書です。明確なゴール、明確なビジョン、明確なアクション、を提示するようにしています。
それは、PRパーソンがやるべき、最も大切な仕事であり、PRパーソンが発揮すべき最大の価値と言っても過言ではありません。

しかし、多くのPRパーソンは、社内で出来上がったものをとりまとめる「アンカー」のような役割を割り当てられてしまっている方も多いのではないでしょうか。

PJ全体をPRナイズしていくためには、PJの中心に立ち、リードしていく役割が求められます。だからこそ、まず、皆さんにやってみてもらいたいのが、「PRアジェンダ」を作ることです。

「PRアジェンダ」とは、「戦略的なストーリーに基づいた戦略と戦術の仕様書」です。そのPJが、どのような状態であれば、KGIを達成する理想的なPRになるのか。その体験は何か、そのために必要なファンクションは何か?を、徹底的に設計しましょう。その上で、社内に共有するための資料化します。

「資料化が難しい」「資料化が不得意」と思われる方もいらっしゃると思います。でも、実は皆さんが普段慣れている方法があります。
それは、「プレスリリース」化することです。

episode03.プレスリリースは、“最後“ではなく“最初“に設計するのが社内をチームにする鍵

PRの仕事を始めるて教えられるのが、「プレスリリースは既にある事実を正確にまとめること」です。でも、それはあくまでも材料が揃っていて、プレスリリースをまとめるだけの役割の場合です。

このnoteでのご提案として、チームになるために、始めていただきたいこと。それは、「PJの最初に理想の状態をプレスリリースの形式で定義すること」です。そのプレスリリースをたたき台とした上で、実現性を各事業部のプロフェッショナルたちとディスカッションしていきましょう。

プレスリリースを最初に作るという点で、もっとも有名なのがAmazon社です。最初にまずは、理想の状態を定義して、プロダクトやサービスの開発を進めていくそうです。
<参考記事>
https://news.mynavi.jp/article/svalley-391/

ちなみにディスカッションをする際に、注意すべきコミュニケーションのPOINTがあります。
「できるか?」とYes/Noで問うのではなく、「どうすればできるか?」という可能性を探るコミュニケーションです。そうすることで、PRの視点をディスカッションの中で、伝えることができるからです。

もちろん最初からうまくいく訳でもないですし、どの会社、チームにも当てはまることではないと思います。ただ、まずはPRパーソンがリーダーシップを発揮するスタンスを持つこと、そして、全体を見て、PR最適化する努力をすること。この二つのスタンスを持つことで、本当の意味でのチームができていくと思います。

epilogue.チームになるには「視点」と「視線」が大事なのかも

僕自身、チームってどうやったら作れるだろう?とずっと考えてきました。その答えは、やはり「視点と視線を合わせること」にあるのではないか?と最近では思っています。

特にPRという仕事は、やることが多岐に渡るため、なかなか理解が得られづらい仕事です。例えば、UXの設計をする、コンセプトメイクをする、コピーライティングをする、プロモーションのプランニングをする、クリエイティブのディレクションをする、、、等々の仕事をすると「それって、PRじゃないんじゃない?」と言われることもあります。

でも、これらはPRを成功させるための重要な仕掛けの一部です。ただし、その各分野のプロフェッショナルではないため、協力なくして、成果を出すことはできません。

だからこそ、まずは自分から「視点と視線を合わせにいくこと」。そして、その中で、相手の視点と視線を理解することが大事なのだと考えています。

このnoteをきっかけに、少しでも誰かのgoodstoryを作れたら。
いつなくなるかもしれない命の火を少しでも、燃やせるのではないか。
いつか、あなたのgoodstoryを聞かせてください。

一緒に、一歩ずつ、前に進みましょう。

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株式会社goodstory PR Tailor / Story Designer 企業活動のすべてに、PRを纏わせるPR仕立て人。 幼稚園の先生になるために大学に入学したはずなのに「事業成長につながるPR戦略」をコンセプトにPR戦略を考えるお仕事をしています!