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PR視点のクリエイティブ ~クリエイターとPRパーソンの距離がもっと近く「2つの"S"視点」とは?~

prologue.「クリエイター(クリエイティブディレクター)」と「PRパーソン」はもっと仲間になれるはず

こんにちは。
今日のnoteは珍しく、僕が普段働いていて、打ち合わせの場(というかアイデア会議)で感じていることを書いてみました。

最近では、クリエイティブエージェンシーに身を置いているため、日常的にクリエイター(クリエイティブディレクター的な人たち)と話をすることが多くあります。その中で、PR視点をクライアントから求められることも多く、0→1のアイデア段階から、プランナーとして打ち合わせに入っています。

ただ、それらの打ち合わせの中で、感じているのは「PR視点」という考え方の拡張が、まだまだ、クリエイティブ業の中で進んでいないことでした。やはり目に見える成果である「PR視点=パブリシティ」だったり、「PR視点=バズ」という認識が強く、本来的な参画を促す手法としてのPRという考え方はこれからなように感じています。

一方で、クリエイティブに関わる人たちの切り口や発想は、本当に柔軟で「その手があったか!」と感動するものが多く、文脈や使いどころを最適化することで、より大きな影響力やクリエイティビティが生まれるのではないかとドキドキもしています。

だからこそ、少しでも、そんな未来がくるように、「PRパーソン」と「クリエイター」の視点から、それぞれの視点の掛け合わせ方を考えてみました。まだまだ距離が遠い両者が仲間になって、最高のクリエイティビリティを発揮できるように。

このnoteが、誰かのgoodstoryにつながると嬉しいです。

episode01.PRパーソンの視点:"S"impleness→”わかりやすさ”のデザイン

○PRパーソンの思考方法
PRパーソンがアイデアを考える際に基準としているのは、物事を「わかりやすくする」ことで、パブリックの参画を促すことです。そのため、物事をいかにシンプルに、そしていかに理解しやすいストーリーにデザインするか?を常に考えています。

その裏側にある意図は、コミュニケーション対象であるパブリックにどのように語られたいか?そして、コミュニケーションの手段であるメディア(広義の意味でなので、)で、どのように紹介される、伝えたいかを逆算して、アイデアを設計していきます。

つまるところ、「シンプル&クリティカルであること」が軸となります。
実務レベルで想像しやすい内容から紐解くと、記者発表会や取材先の絵づくりは、まさにこういうことです。インパクトがあり、そこで何が起きているのか?をシンプルに伝わることを意識してプランニングする傾向があります。

どちらかというと、長期的な視点や連鎖反応を重視する「線」で考えると言えるのかもしれません。

episode02.クリエイターの視点:"S"urprise→"感情的インパクト"のデザイン

○クリエイターの思考方法
クリエイターがアイデアを考える際に基準としているのは、クリエイティブの中に「驚き(感情が動く仕掛け)を掛け合わせること」です。

多くのクリエイターたちは、普通のアイデア、普通の表現方法では、
コミュニケーションターゲットは見向きをしてくれないことを経験上熟知しています。だからこそ、伝えたいメッセージを最後まで受け取ってもらうため、表現の中に心の琴線に触れる"驚き"を意図的に仕掛けています。

そのため、「未だかつてない」を追求し、「試み作り込みや細部へのこだわり」を持ち、まさにクラフトマンシップを持っている傾向にあるイメージがあります。いかに良い作品を作るか?の視点を意識してプランニングをする傾向があるように感じています。

どちらかというと、クリエイティブに触れる目の前の方をいかに引きつけるかの視点や感情の揺さぶりを重視する「点」で考えると言えるのかもしれません。

episode03.合言葉は「それならば○○!だともっと良いかも」

両者の視点が、わかった上で、コラボがより最大価値を出す方法を考えてみました。その合言葉は、「それならば○○!だともっと良いかも」と、それぞれの視点からパズルのピースを当てはめて、大きなアイデアに育てることです。

往々にして、違う環境にいる人たちが、それぞれのアイデアを見ると、「え?それ機能しなくない?」という感情になります。それはなぜかというと、それぞれの視点から脊髄反射的に考えてしまうから。つまり、お互いに"プロフェッショナルマインド"があるが故の反応なのです。

だからこそ、お互いがプロフェッショナルとして、「なぜ機能しないと思うのか?」を考え、「どうすれば機能するのか?」というアイデアを補完し合うのです。

例えば、PRパーソンは、どうすれば「物事をいかにシンプルに、そしていかに理解しやすいか?」、そして「誰のための何のためのクリエイティブか?」の視点で考えてみる。
クリエイターは、どうすれば「感情が動くインパクトを最大化になる仕掛けを作るか?」、そして「実現可能性がどれくらいあるクリエイティブか?」の視点で考えてみる。

ただし大事なことは、余白のない完成型ができる前のカスタムが可能な状態で、1テーブルで話し合うことです。なぜなら、完成したものを広めるだけのアイデアやさらに良い表現にお化粧直しするだけでは、ハードルがあまりにも高すぎるからです。

もちろん最初は上手くいかないかもしれませんが、回数を重ねていくうちにお互いに気付きが生まれます。その気付きこそが、それぞれのレベルアップに必要な知的な経験値だからです。どちらか片方ではなく、両者でレベルアップしていくことで、より大きな影響力やクリエイティビティが生まれる素養を作る必要があると考えています。

epilogue.「2つの"S"視点」を掛け合わせて、パブリックにとって本当に意味と意義のあるクリエイティブを

「Simpleness × Surprise」こそ、誰にでも理解できる最強のクリエイティビティだと思います。やはり世界の秀逸な事例を見ても、全てこの視点のかけ合わせがなされているように感じています。

実際問題、日本のPRパーソンは、実は「打ち手」のアイデアが足りていないというのが、僕自身が常に感じていることです。一方で、クリエイターの人たちは引き出しが多いという強みから、考え方をインストールするだけで最高のPRパーソンになれるのではないかとちょっとビビってますw

今回書いたnoteは、僕というフィルターを通しているので、クリエイターという方々の視点を、僕が見ている捉え方で書いているため、偏りがあります。ただ、PRパーソンである自分の視点から、「なるほどぉ」と気付かされていることが多いので、あえてインタビューなどをせずに書きました。

クリエイターのみなさんやPRパーソンのみなさんとディスカッションしながら、このnoteの内容をブラッシュアップしていきたいです。
ぜひ、オンラインでお話ししましょう!

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株式会社goodstory Story Designer / PR Planner 幼稚園の先生になるために大学に入学したはずなのに、「事業成長につながるPR戦略」をコンセプトにPR戦略を考えるお仕事をしています!