びわ湖の浜風が抜けるアットホームな児童館、ふれあいの館
未就園児を連れて彦根に引っ越し、約半年。
彦根初心者の主婦が、鮮度の良い地域情報をゲットしたい…と考えて行ける場所は限られます。
そう、児童館です。
さざなみ街道にほど近い、滋賀県立大学と多景公園に隣接する児童館、「ふれあいの館」。
彦根市には予約なしで利用出来る児童館が
いくつかありますが、こちらもその1つ。
建物内には、
・オモチャ室
・図書室
・図画工作室
・体育館
があります。
外には、滑り台とゆらゆら遊具が設置された小さな遊具広場も。
…さて、こちらの児童館の私が推したいイチオシポイントは、ほとんどのオモチャに電池が入っていて、音が鳴る事。
地味ですが、児童館でオモチャに電池が入っている所って意外と少ないのです…
ボタンを押しても反応が無いとすぐ飽きてしまうので、これは結構ありがたい。反応があると夢中になりやすく、集中する時間も長めです。
また、図書室の本は2週間まで借りる事が出来ます。
0歳〜高校生向けの本が並びます。
お気に入りの本が見つかると嬉しいですね。
体育館では、フラフープやバドミトンなど貸し出しもあり、大きいお子さんもガッツリ遊べます。
夏休み期間中は、ゾウさんプールで涼しく遊べる
現在、季節は11月。
紅葉も散り始め、冬の風を感じるほどに気温は下がりましたが…
ふれあいの館に隣接する公園では、7月20日〜8月20日ころまでの約1ヶ月の間、多景公園内のゾウさんプールに水が張られ、無料で子どもプールとして開放しています。
水の深さは数センチで、転んだとしても溺れる深さではないので小さいお子さんも安心です。
ただ、ゾウさんオブジェ周辺の階段は結構滑りやすいので、そこは注意が必要です。
今年は、コロナ禍が始まって2年ぶりの解放だったとの事。
来年もぜひ、開放してほしいです。
夏には、卵から育つカブトムシが見れるかも…!?
夏場は、入り口の前に虫カゴが置いてあります。
中を覗くと、数匹のオスメスカブちゃん達がモゾモゾ。
このカブトムシ達、公園の緑を管理する高木造園さんから貰い、館長さんがふれあいの館で育てているそうです。
自然に親しむ機会が減った今、ホンモノに触れる機会があるのはとてもありがたいです。
シティボーイな私の旦那はカブトムシでさえ触った事がないそうで、親子共々良い経験になるな〜と感心しました。
また、夏以外にも、月に1回季節のイベントが開催されております。
11月は『チャレンジ運動会』、冬は『手作り凧揚げ』など、児童館ならではの企画。
機会があれば是非、参加してみて下さい!
子供たちも、親も、『つながれる場所』を
ふれあいの館館長さんは、学校の校長先生、不登校児支援教育研究所員道路を経て、ここふれあいの館の館長を務めていらっしゃいます。
ふれあいの館のスタッフさんは全部で4名。
育児の悩み、他愛もない日常の出来事など、色々と話を聞いたり聞かせてもらったり。
その場で出会ったママ・パパ(ジジ・ババ)さんともお話したり。
他県から引越して1歳児を自宅保育…という環境は、新しくコミュニティを作るのも難しく、家族以外の大人とまともに話す機会は中々ありません。
他人との会話は、平和堂で買い物した時の「(HOPカードは)持ってません。(支払いは)クレジットで。」くらい。
これを会話と呼んでいいのか怪しいですが、それくらいに無いです。
そんな中で、スタッフの方に育児の悩みやちょっとした愚痴、他愛もない出来事を話せるだけで、とてもリフレッシュになります。
本当に、ありがたいです。
館長さんにふれあいの館の好きなところをお尋ねしたところ、来た人が満足してくれる事、親同士・職員と親のつながりを作れる場所である事とおっしゃっていました。
私自身がその『つながり』にありがたみを感じているので、ずっとこの場所で、親子共々支え続けてほしいな、と思いました。
子どもはもちろん、大人も楽しくリフレッシュ出来るふれあいの館、お子さんがいらっしゃる方はぜひ訪れてみて下さい!
(写真・文/nemo)