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銀座の隠れ家レストランは、子連れに優しい家族愛が溢れる空間でした。

「MOKU MOKU」は、平和堂彦根銀座店さんの駐車場の目の前にあります。
そんな好立地な場所にありながら、一歩、中に入ると、木の温もり溢れるナチュラルな空間が広がるレストランです。
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「広告にお金をかけるよりも、その分お客さんに還元したいんです。」
と話してくれたのは、オーナーの母である田部三枝子さん。

三枝子さんは、ご主人と銀座商店街で結納店を経営する傍ら、料理を作ることや人をもてなすことが好きだったそうです。
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大阪で調理師をしていた息子の田部治朗さんと共に、自宅を改装しレストランを開き、今年で16年目を迎えました。

店名の由来は、店内にある薪ストーブのもくもくした煙と、店内やガーデンにあふれる木の「木(もく)」のイメージから。

ガーデンスペースには、愛犬も一緒に食事ができるスペースがあります。
琵琶湖沿いに、DOGホテルができたこともあり、彦根の方だけでなく、県外からもたくさんのお客様が愛犬と一緒にいらっしゃるそうです。
お食事を楽しみながら、ガーデンスペースの空間を活かし、愛犬の写真を撮って行かれる方も多いそうです。画像3

店内には、こども向けの絵本やおもちゃがたくさん。
ベビーチェアも用意してあり、赤ちゃん連れの方にはクーハンを貸してくれるなど、とても充実しています。
いずれも、現在は小学生から高校生までの8人のお孫さんが愛用してきたもの。

奥の個室ダイニングルームには、ベビーチェアやゆりかごのベビーベッドもあり、広々とした空間で子どもをのびのびと遊ばせながら、ママたちがゆっくりとランチを食べることができます。

こちらの部屋は、お店を始めて少し経った頃、幼いお子様連れの友人に頼まれて開放したことがきっかけで、口コミで広がっていき、利用する方が増えてきたそうです。
取材をさせていただいた日も、小さいお子様連れのお客様でにぎわっていました。

お料理は、治朗さんが考案。家庭の味を大切にする背景には、お母様の影響が大きくあるそうです。
母の味を大切にしながら、「自分が食べてめちゃくちゃ美味しいもの」というのが、採用基準。

季節ごとに考案しているたくさんのメニューから、オススメを見せていただきました。画像4

香住から仕入れた蟹をふんだんに使って作るかに身クリームコロッケは、「仕込みは大変だけど、とっても美味しいです。」とのこと。「自信をもって出せる料理」にこだわったメニューは、身体も心も癒される絶品料理ばかりです。
また、季節のフルーツを使った手作りのケーキもオススメ。
長野県の蓼科から取り寄せしているハーブティーと一緒にいただけます。

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※数量限定のぶりかまの塩焼き定食
※甘夏クリームチーズケーキ(奥)・フルーツロールケーキ(手前)

また、店内には木の造形作品がたくさんあります。
鉛筆モチーフのオブジェ・玄関先の犬・ガーデンにあるブランコなど。

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いずれも、美術大学出身で造形をしている、オーナーのお姉さんの作品です。

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スタッフさんのユニホームにもなっているこちらのTシャツは、1枚1枚手作業で作られているそうです。
販売もしていて、親子サイズがありとても可愛かったです。

そして、このお洒落なショップカードは、デザインの仕事をしている、オーナーのお兄さんの作品です。画像8

レストラン「MOKU MOKU」は、母の味で育った兄弟のクリエイティブな作品が詰まっていました。
様々な造形作品に触れながら、美味しい母の味を堪能してはいかがでしょうか。

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※左:オーナー田部治朗さん・右:田部三枝子さん

(写真・文:こばやし みはる)

MOKU MOKU(もくもく)
 住所:彦根市芹橋1-3-47
 電話:0749-27-1332
 営業時間:11:00~15:00(売切次第終了)
 定休日:木曜・第3水曜
 駐車場:あり
(平和堂彦根銀座店さんの駐車場をご利用ください。駐車券にスタンプを押していただけるので、駐車料は無料になります。)