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『2019年をあらわす10のプロジェクト』を発表しました...!!

もうすぐ今年も終わりです。
GoodMorningでは、2019年、714件のプロジェクトを掲載させていただきました。714件の中からGoodMorningスタッフが今年を代表するベストプラクティスだと選出させていただいた『2019年をあらわす10のプロジェクト』をご紹介します!

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正直、良いプロジェクトがありすぎて、10に絞るのはかなり大変でした。
あれも紹介したい、これも紹介したいと、本当に良いプロジェクトが多いんです、年明けに番外編として他のプロジェクトも紹介したいな...

【2019年をあらわす10のプロジェクトをご紹介】

渾身の10のプロジェクトをご紹介します!
来年クラウドファンディングやってみたいな〜という方はぜひ参考にしてください!そうでない方も、今年はこんなプロジェクトがあったのか〜と参考にしていただければ幸いです!!


1. 路上生活者に限らない「ホームレス」支援の新たな枠組み

行き場のない人

タイトル:「今夜、行き場のない人」を路頭に迷わせないため、団体の枠を越えた基金を作りたい!
プロジェクトオーナー:一般社団法人つくろい東京ファンド
支援者数:741人 支援金額:6,113,500円

「ホームレス」って聞いたらどんなイメージがありますか?
多くの人が、経済的困窮による路上生活者をイメージするのではないでしょうか。でも実は、生活困窮者、外国人、LGBT当事者、子ども・若者、人身取引被害者、原発事故避難者など、帰れる場所がないホームレス状態にある人たちが多くいるのです。ネットカフェやホテル、簡易宿泊所に滞在しているからまちでは気付かれにくい。

様々な社会問題に取り組む実績ある団体が、それぞれの相談現場で出会って支援していた「ホームレス」状態の人々を一緒に支援する「東京アンブレラ基金」という新たな枠組みをつくるチャレンジに対して注目が集まりました。この基金を創設することで、「ホームレス」の存在を広く伝えるきっかけにもなりました。


2. ​自然災害からの復興を、食べて応援する1000人

りんご

タイトル:台風19号で浸水した信州りんごの名産地。創造的な復興を皆様とともに目指したい。
プロジェクトオーナー:長野アップルライン復興プロジェクト
支援者数:1,039人 支援金額:11,495,666円

今年「GoodMorning」で1番大きな金額を集めたプロジェクト
「アップルラインの復興」をキーワードに #CookForJapan とのコラボレーションを通じたリターン設計などを通じ、1,000人を超える方々の支援を集めました!

プロジェクトページの「正直に申し上げると、1,000万円が集まっても、いち農家の再建さえ不可能です。しかし、このクラウドファンディングで1,000万円が集まったときに私たちのもとに集まるのは、資金だけではないはずです。それは、この地域の未来を切り拓く1,000人規模の ”縁” です。」という文章が印象的でした。
このプロジェクトを通じて出会った1,000人以上の応援団とともに復興に向かっていくことを願います。


3. ​「あいちトリエンナーレ」の再開を目指すアーティストの連帯

あいちw

タイトル:ReFreedom_Aichi --あいトリ2019を「表現の自由」のシンボルへ
プロジェクトオーナー:ReFreedom_Aichi様
支援者数:703人 支援金額:11,412,009円

「表現の自由」の在り方を世に問いかけ、700名を超える方々が参加
ニュースなどでも連日報道されいたように、「あいちトリエンナーレ2019」では、「表現の不自由展・その後」という展示に対して、展示の取り下げを求める苦情やテロの予告などが相次ぎ、中止が決定しました。
それに反発の意を示し、参加アーティストの展示辞退などが相次ぎました。

この一連の流れに対し、参加アーティストを中心に「ReFreedom_Aichi」が立ち上がり、自ら展示の再開に向けた働きかけを実施しました。表現の自由の在り方を世に問いかけ、700名を超える方々が自らの意思表示としてクラウドファンディングに参加、アーティストと支援者の声が再開交渉の場まで届けることができました。


4. ​障がいを抱えるひとも、だれもが読みやすいメディアに

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タイトル:soarを生きづらさや困難がある人たちの「情報のセーフティネット」にしたい!
プロジェクトオーナー:NPO法人soar
支援者数:1,053人 支援金額:10,471,000円

「GoodMorning」史上最大の1,053人からの支援
様々な困難のあるひとたちへのサポートや生き方を発信してきたウェブメディア「soar」の、障害のある方にもない方にも優しく、困ったときに情報を探せるウェブサイトを目指したサイトリニューアルのプロジェクト。
「soar」が目指す世界観にマッチしたこのプロジェクトは、ウェブサイトリニューアルという標題を超えて、多くの方の賛同を得ました。

SNS上などで多くのファンを巻き込み、皆で目標を達成。「GoodMorning」史上最大の1,053人からの支援が集まりました。

soarを生きづらさや困難がある人たちの「情報のセーフティネット」にしたい!様々な困難のあるひとたちへのサポートや生き方を発信することで、「人の可能性が広がる瞬間」を伝えてきたsoarが、クラウドフcamp-fire.jp


5. ​テクノロジーによる新たな可能性、寝たきりでも働ける社会へ

オリィ

タイトル:寝たきりでも働ける分身ロボットカフェプロジェクト公開実験!
プロジェクトオーナー:株式会社オリィ研究所
支援者数:554人 支援金額:10,405,500円

〜たとえ寝たきりになっても、仲間たちと働く自由を〜
寝たきりや外出困難な人でも分身ロボットを利用することで働けるというカフェ実験プロジェクトの2回目の挑戦でした。

どんなひとも社会参加ができる、未来に向けた新しい可能性を提示するプロジェクトは、リターンとして分身ロボットカフェへの体験チケットを販売したことが、取り組み参加への分かりやすい糸口となりました。


6. 誰もがオープンにアクセスできる、マイノリティがつながる「学びの場」をつくる

マイノリティ

タイトル:全国のマイノリティ当事者がつながり 未来を描く「知」のコミュニティをつくりたい!
プロジェクトオーナー:株式会社LITALICO
支援者数:418人 支援金額:4,163,777円

社会的マイノリティがテーマの勉強会に、当事者が参加しにくい現状を変えていきたい
「障害のない社会をつくる」というLITALICOが掲げる世界観を、「LITALICO研究所 OPEN LAB」の中でも実現すべくクラウドファンディングを実施されました。誰もが学びの場にアクセスできる環境をつくるために「開講サポーター」という仲間を集めた本プロジェクトは、新たな事業展開を模索するきっかけにもなったのではないでしょうか。

企業によるクラウドファンディングの新たな使い方を提示しました。


7. ​老朽化した原発の廃炉を求める裁判を続けていくために

原発廃炉

タイトル:老朽原発廃炉をめざす「全国初」の裁判を継続できるようご支援おねがいします。
プロジェクトオーナー:老朽原発40年廃炉訴訟市民の会
支援者数:211人 支援金額:3,713,500円

「老朽化した原発」は安全なのだろうか?
3.11福島原発事故を経て、制定された「40年廃炉ルール」の例外として認められた20年の運転延長や、そのための審査のあり方を問う裁判費用の資金調達を実施しました。

老朽原発について立ち止まって考えるきっかけの提供となりました。


8. ​若者の投票率向上を、エンターテイメントで

笑い

タイトル:若者の投票率を「笑い」の力で向上させたい!
プロジェクトオーナー: 株式会社 笑下村塾
支援者数:223人 支援金額:2,701,333円

2019年7月参議院選挙の投票率 48.80%
2019年7月の参議院選挙は史上2番目に低い投票率でした。ですが、この投票率をどうにか上げようと、努力している取り組みもあります。

「笑い」と「教育」を掛け合わせた新たな取り組みに期待が集まっています。また、このプロジェクトでは、投票率が低いワースト10の都道府県への出張寄付講座の開講など、ユニークなリターン設計によって注目が集まりました。

若者の投票率を「笑い」の力で向上させたい!「政治をもっと身近に感じてほしい」そんな想いから私たちは、芸人が先生となり政治を楽しく学べる出張授業を全国に届けています。camp-fire.jp


9. ​楽しく学べる性教育を「トイレットペーパー」で届ける

性教育

タイトル:つよく、やさしい自分 に1cm近づく性教育トイレットペーパー を日本に広めたい!
プロジェクトオーナー:鶴田七瀬(一般社団法人Sowledge)
支援者数:461人 支援金額:2,153,110円

トイレットペーパーで性教育!?
トイレットペーパーという身近なアイテムを使い、性について正しい知識の啓蒙を目指すプロジェクト。クラウドファンディング成功後には団体の法人化・事業開始し、メディアからの注目を集め、性教育の新たな道筋を示唆しました。

興味・関心がない人にも、知って欲しいからこそのアプローチ。無関心で入られても、いつまで無関係でいられるかは分からない。知っておくことが大事だからこそ、性教育の普及活動を応援しています。


10.「#保育園落ちた」のその先へ、男性の育休義務化と待機児童ゼロの実現を

待機児童

タイトル:待機児童ゼロ!男の産休義務化!日本を「子育てしやすい国」に変身させるプロジェクト
プロジェクトオーナー:みらい子育て全国ネットワーク
支援者数:309人 支援金額:1,619,000円

「#保育園落ちた」から3年、課題はまだなくなっていない

育休の義務化など「制度改革」への新しい関わり方を提示しました。子育てしている方に限らず、広い対象に興味を持ちやすいようリターン設計も工夫され、だれもが社会を変える一歩に参加できることを伝える好事例となりました。

男性の育児休暇については、GoodMorning ISSUESでも取り上げました。よろしければご覧ください!

2020年、また社会を変えるためのプロジェクトが集まってくることを期待しています!一緒に社会に違いをつくっていきましょう。

10個一気に紹介しようと頑張ってしまったらとても長くなってしまいました。ここまで読んでくれる方はいらっしゃるのでしょうか...
ともあれ、1年間ありがとうございました。
来年もよろしくおねがいします!!!

良いお年をお迎えください!!


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