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App Storeの審査でアプリの公開を却下されたので備忘録を残す - Guideline 2.3.10 -

携わっているアプリの大型アップデートでAppleのアプリ審査に出した時にGuideline 2.3.10でリジェクトされました。
経験上、あまり指摘されたことのない内容だったので備忘録を残しておきます。

リジェクト内容

Appleから届いた内容を確認すると下記の理由でリジェクトされていました。

Guideline 2.3.10 - Performance - Accurate Metadata

We noticed that your app or its metadata includes irrelevant third-party platform information.
Specifically, your app includes Android references and Google Play references in the xxxx.
Referencing third-party platforms in your app or its metadata is not permitted on the App Store unless there is specific interactive functionality.

Next Steps
To resolve this issue, please remove all instances of this information from your app and its metadata, including the app description, promotional text, What's New info, previews, and screenshots.

Guideline 2.3.10をざっくり説明すると

「app内で他のモバイルプラットフォームの名前、アイコン、画像をAppまたはメタデータを入れてはいけない」という内容です。
つまりapp内でAndroidやGoogle Playの説明やリンクを入れるなということです。
下記が全文です。

2.3.10 AppはiOS、Mac、Apple TV、Apple Watchでの使用を前提としてください。許可を得た特定の相互作用的機能がある場合を除き、他のモバイルプラットフォームの名前、アイコン、画像をAppまたはメタデータに含むことはできません。Appのメタデータとして記述できるのは、Appとその操作性に関する情報のみです。Appleや開発プロセスに関する情報など、関係のない情報は含めないでください。

リジェエクトの該当箇所

弊アプリはカスタマーサービスに外部のソフトウェアを採用しており、アプリの利用方法などもこのソフトウェアサービスを使用しApp内からwebViewで表示させていました。
この利用方法の中にAppleとGoogleの決済方法やサブスクプランのキャンセル方法の記載をしていました。
この記載がApp内で表示されてるため、リジェクトされてました

取り急ぎの対応

リジェクトされたのが朝早い時間でリリーススケジュールの都合上、すぐに再審査に入れたかったため、外部ソフトウェア上で該当のテキストを非表示にしてAppleへ返信。
返信後、1時間で審査が終了し無事審査通りしました。

根本的な解決方法

App内で他プラットフォームの情報を記載してはいけないとのことなので、App内で表示しているwebViewをsafariを使用して表示するように変更しました。

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