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半年前に事務所を辞めて

今日で6日目の投稿になるけど、このnoteというサービスの優しさが私のこのトレーニングを支えてくれ、背中を押してくれていて、毎日書くという日課を続けさせてくれてる。まだまだ拙い力が、続けることによって日々上達するということを信じて、とにかく継続をする。これまで何度も挑戦しようとしてその度に思うようには書けずに投げ出してきたけれど、ポジティブな言葉をかけてくれたり、励ましてくれるこのシステムに本当に救われている。こんな風に人を支える方法もあるんだなと、自分が始めてみて気づけたことだった。

今世界中が熱を帯びていて、変わろう変わろうとする中で、これまでの時代に少し権力の弱かった「優しさ」という力がこれからのキーワードになってくる。だからこそこうして早くからそれに気づき走り出してくれていた、noteのようなサービスには感謝でいっぱい。私もデザイナーの端くれとして、ここで受けてる感覚を自分の仕事にも生かしていけるようになりたい。

* * *

さて、今日は働きかたについて。

私は去年の10月から個人で仕事をする形に変えた。事務所をやめて独立したいと思いながら何年経っただろう。7〜8年は経ってしまった。後悔はない。ベストなタイミングで卒業できた。めいいっぱいやれることをやった。

一人で全てが完結できる働き方が自分にはすごく合っているようで、毎日伸び伸びとしている。関わる人が多ければ多いほど確認することやルールが増えるから、それがいつしか自分の荷物になっていた。若い時は一人でできないことばかりだったので、誰かに支えてもらいながらでないと立っていられなかったけど。頑張って続けてたら人って変われるんだなと。入った頃は本当に本当に本当ーーーーに何もできなかったのに。

自分が事務所をやめたタイミングが良かったんだと思えたのは、今回のコロナ禍でリモート化になったことと自分の働き方が見事にマッチしたことだった。半年前のリーチがあるからだ。外での打ち合わせもなくなったので益々家での作業が捗って。私はまるまるひと月仕事に集中しまくっていた。

何年も前にやめていたら「事務所を借りないと」とか思っちゃってたかもしれない。デザイナーだったらあれもこれもと、型にはめようとして焦っていたかもしれない。しかし今だったから潔く家で仕事すると決められたのだと思う。

余計なものがないので身軽。macbookとimacとipadとiphone。もうこれだけあれば十分すぎるほど。デザイナーさん(特にエディトリアル)は一定の場所で仕事をしてる方が多い印象だけど、私は一人になので場所も選ばずに好きな時に好きなところで仕事をするようになった。校正作業が多いのでプリンタは必須という常識もiPadとパソコンで問題ないし、slackやdoropboxなどのサービスも追い風になっている。

作業場所は選ばない。時には旅にも行くし(最近は行けてないけど…)、カフェやお店でも作業をするし。気分と集中力に合わせて自在に動くようにしてる。これも自分にぴったりだ。私は特に朝の時間が大事なので、朝の6〜8時が作業のピークタイムになり、ここで作業を終えると1日が自由で充実する。どこかに所属してるとそれもスムーズに行かない。

自分では自覚がなかったのだけど、同じように作業してるつもりでもアウトプットに変化が出てるらしい。ある編集の方に「事務所にいた頃と今とデザインが伸び伸びしてて良くなった」と言われ「えっ?」と驚いた。私自身に余裕があるかないかで結果が変わるなんて! 自分の状態をよく保つことってすごく大事なことなんだ。これも作業も仕事のうちか。となるとやっぱり私はいいタイミングで独り立ちができたのだ。これからもワクワクしながら私らしく自由に働いていく。


おわり

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