中学受験後　サッカー復帰

８ヶ月ぶりの試合

息子は幼稚園の年中から同じサッカーのクラブチームに所属している。受験が忙しくなる6年生の5月までは、練習・試合に参加していた。
その後、6月〜受験終わりまでは休会し、別のスクールで月2回くらいのサッカーを続けていた。
受験が終わって、復帰してから再び月曜・水曜・土日の週４回のサッカーに行くようになった。
練習では、この数ヶ月でかなり体力が落ちたことを実感し、4年生・5年生の新しいメンバーの活躍も目の当たりにしたようだ。

今日が復帰して最初の試合だった。息子のチームは練習に参加することに重きをおいているので、実力があっても練習に行ってなければ試合に出らないことも多い。
私は久しぶりの試合観戦にワクワクしていたが、息子は「試合に出られるかはわかないよ。前回の練習でコーチから『キーパーとトップどっちで出たい？』って聞かれたから、トップ希望とは伝えておいた」と言っていた。

受験で休会する前の数ヶ月は練習を休みがちだったので、テストの合間になんとか試合に参加しても出してもらえないことも多く悔しい思いをした。
それでも、久しぶりにチームの試合が見られるのが楽しみだった。

久しぶりのゴール！

グラウンドでは、８年間一緒に子供たちを見守ってきた母父がいつものように応援にきていた。たくさんおしゃべりもしたいけど、今日は試合に集中しようと思った。
6年生のチームメイトは全部で６人。多い時は15人近くいたが、他のチームに移ったり、引っ越しをしたりして今はたった６人。そのうち息子を含めて3人が受験のために半年ほど休会していた。その間は、残りの３人と5年生・4年生の助けを借りながら試合をしていた。
ずっと続けている6年生のうちの一人が「今日の試合は6年生をフルで出場させてほしい」とコーチに伝えていたそうだ。それもあってか、息子も２試合ともフル出場させてもらった。

息子は夏休みに声変わりをして身長が急激に伸び、今は１６３センチ程になった。チームの中でもダントツに体が大きかった。
その大きな体に着ているユニフォームは幼稚園年長で購入したものだ。サイズはおそらく１４０センチ。着始めた年中の時は、膝くらいまで隠れてしまうほどのブカブカサイズだった。今ではかろうじておへそは隠れているが、ピタったとしたユニフォームに。体重が変わらないまま身長だけが伸びたので、それほど違和感なく来ている。この８年間で毎週のように着ていたユニフォーム。途中で新しいサイズを購入しても良かっただろうが、息子はチーム所持のキーパーユニフォームを着ることも多かったので、何となく買いそびれてしまった。

ブランクがある割には走れていたと思うが、ボールへの反応がやや鈍いように思えた。見ていてもどかしく「もっと走って、ボールを取りに行かなきゃ。」とか「点を取る気持ちが見えない」などとブツブツ言っていたら、一緒に観戦していた9歳の娘に「久しぶりなのによく動けてるよ。なのにそんなこと言わない！」と何度も叱られた。頭では分かっていてもつい、口に出てしまう。１試合目は０−０のまま終わった。

２試合目も０−０のまま前半が終了した。続けて２試合だったので、疲れも見え始めた。プレー中の息子が近くまで来たので「点、決めてね」と言ってしまった。これは帰宅した時に息子から「まじでうざかった」と言われた。
それでも、私の余計な一言から数分後に、息子はキーパーのこぼれ球を落ち着いてゴールし、1点決めた。そんなに派手なシュートでもなかったが、点を取ったことに違いない。私も嬉しかったし、息子も喜んでいた。久しぶりの試合にフル出場させてもらい、結果が出せて良かった。
その後、チームメイトがもう1点決めて、２−０で勝利することができた。

試合後は、久しぶりのユニフォームでみんなでたくさん写真撮影をした。

受験が忙しくなるときにチームをやめるという選択肢もあった。昨年までの上級生はみんな受験を機会にやめてしまった。それを見てなんとなく寂しいと思っていたので、休会することを選択した。
6年生6人は卒業後は全員バラバラになる。ジュニアユースもあるチームに所属しているが、誰も今のチームには残らない。4人は違うジュニアユースへ進み、息子ともう一人は中学の部活でサッカーを続ける予定だ。
幼稚園年中の頃は、ほとんどサッカーにならずにふざけてばかりいた子供たち。試合中に歌ったり踊ったりしている子もいた。
そのうち、みんなどんどんサッカーが好きなり、夢中で続けてきた。一緒にプレーできるもの残り１ヶ月。1回1回の練習も大事に過ごして、最後はみんなで元気に卒団したい。