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広告の仕組み全部説明できますか?後編

前回の内容で基礎知識はつきました。
今日は、広告の仕組みについて核心に迫っていきたいと思います。

皆様、疑問に思ったことないですか?
広告枠は、一つだけなのにどうやってその広告が選ばれ表示されているのかと。

通常は、オークション形式でお金で差別化を図ることがほとんどです。
しかし、お金だけで差別化を図ってしまえば、ユーザーにとって全く必要のない広告も表示されてしまいます。

それは、Googleユーザーの離脱を意味するのです。

だからGoogleは考えました。
ユーザーにとって需要の高い広告を表示させるのは、どうすればよいか。

「クオリティ」を重視したのです。

Googleでは、「金額」×「クオリティ」で広告表示が優先的に行われるように仕組み化されているのです。

これを、アドランクオークションと言います。
例えば、
A社:300円(入札単価)×1(品質スコア)=3位
B社:500円(入札単価)×5(品質スコア)=1位
C社:100円(入札単価)×10(品質スコア)=2位
というように順位が高い会社が競争に勝つという仕組みです。

では、その「クオリティ」とはどう図るのか。
答えは、大きく4つです。
①クリック率
②入札キーワードと広告文の関連性
③リンク先ページ内容の関連性
④リンク先ページのユーザビリティ

例えば、「イベント会場 東京」という検索キーワードに対して広告を打ちたいとしましょう。
その広告枠に名乗りをあげたのは、3社。
・不動産会社A(予算:多い)
・イベント会場会社B(予算:少ない)
・イベント会場会社C(予算:少ない)

通常でいけば、予算の多い不動産会社A社が落札するのですが、イベント会場を探しているユーザーに対して不動産会社の広告はニーズとマッチしてるでしょうか?それであれば、イベント会場会社のB社、C社の打ち出す広告の方がニーズにマッチしていますよね。

つまり、お金を持っている会社の広告が優先されればユーザーの求めていないコンテンツを発信してしまう可能性がある。そのために、
「品質」という点で、検索者との「関連性」がちゃんと存在している会社の広告なのかというのが見られているということなのです。

だから、ちゃんとGoogleは中身を把握した上で表示する広告を選んでいるということですね。
これが、皆様に表示されている広告内部の仕組みになります。

最近では、レコメンド機能が優れているため、どのユーザーにどんな種類の広告を表示すれば一番良いかまで判断されるようになってきていますが、その辺のお話しはまた今度にします。





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