サウジアラビア 配偶者ビザ

サウジアラビアで配偶者ビザを取得したので手続きをシェアします。


まず最初に、サウジアラビアの配偶者ビザ申請は業者を使用することを強くお勧めします。 必要書類がオフィシャルにアナウンスされておらず、急にレギュレーションが変わったり、個人での申請はコスパに見合わないです。

ビザの仕組みとしては、自身がスポンサーとなって配偶者を呼び寄せるといった建て付けです。 よって、自身のIQAMAカード取得などが済んでやっと配偶者のビザ申請することが可能になります。

配偶者ビザを取得できるのは決められた職種のみしか許可されていません。



必要書類

まず、必要書類は(A)自分で現地側(サウジアラビア)で取得しなければいけない書類と、(B)日本で配偶者が取得する書類の2つに大きく分かれます。
ここでは主に(A)について解説し、(B)については(A)の取得目処が立った段階で、業者に確認しながら進めていけば問題ありません。

(A)現地側(サウジアラビア)で取得しなければいけない書類
 - Yellow Paper
(B)日本で配偶者が取得する書類
 - 業者に要確認(例:健康診断書/無犯罪証明書など) *Aに比べれば簡単でそこまで時間もかかりません。


それでは、(A)Yellow Paperですが、数年前までオンラインでの申請が可能でしたが、現在は一部の職種を除き(医者/エンジニア/会計監査人)、オンラインではできなくなってしまったようです。
私のような通常の企業関係者は以下の必要書類を揃えIstiqdam(内務省?)にアポを取り書類提出。その場でYellow Paperを発行してもらえます。

1) Application Form:申請書
2) Marriage Certificate:日本の戸籍謄本
3) Graduation Certificate:大学卒業証明書
4) Sponsor IQAMA Copy:自分のIQAMAコピー
5) Sponsor Passport Copy and Visa page copy:自分のパスポートとVISAページのコピー
5) Applicant Passport Copy:配偶者のパスポートコピー
6) Salary Certificate:スポンサー発行の給料証明
7) ABSHERへの2000SR支払い証明

それ以外に念の為準備したもの。(結局使わなかった)
8) GOSI Certificate
9) スポンサー企業のEstablishment Letter



以上の中で注意が必要なものとしては

1) Application Form:申請書https://www.moi.gov.sa/wps/wcm/connect/0c0d4d74-cf4f-48f9-b823-b47ce0b97919/002.pdf?MOD=AJPERES&CVID=kEAsRFP

スポンサー企業にアラビア語で書いてもらい、責任者のサイン/Company Stampを押してもらいます。

2) Marriage Certificate:日本の戸籍謄本
アラビア語の翻訳と、在日サウジアラビア大使館での認証が必要になります。 アラビア語の翻訳についてはいくつか手段があります。
 [1]日本でアラビア語翻訳を作成した上で、公証人→外務省公印確認→大使館認証を取得する。(私はこの方法で取得しました)
 [2]とりあえず日本で大使館認証を取得した上で、サウジラビアでアラビア語翻訳する。 日本語→アラビア語の翻訳がサウジでできるのかは不明。
 [3]在サウジ日本大使館でアラビア語翻訳する。ただし、あくまで自分で用意したアラビア語翻訳に対して大使館が内容に相違ないと認証するだけで、大使館が翻訳してくれるわけではない。 また、大使館が認証できるのは全く手を加えていない戸籍謄本のみ=在日サウジアラビア大使館での認証がついていると対応不可。元々戸籍謄本を2部取得し、1部はサウジ大使館認証用、もう1部は翻訳用とするなどの対応が必要か?

3) Graduation Certificate:大学卒業証明書
アラビア語の翻訳と、在日サウジアラビア大使館での認証が必要になります。 
ほとんどの学校で英文卒業証明書の発行が可能かと思いますが、英文で発行の上、外務省公印確認→大使館認証を取得する。
サウジに郵送し、英文→アラビア語翻訳を業者へ依頼。私はオフィス近くのCertified Translatorへ依頼。40SR前後。https://goo.gl/maps/GwsijMxrJZrvgsAYA

6) Salary Certificate:スポンサー発行の給料証明
Chamber of Commerceの認証が必要。最近はオンライン化しており、スポンサー企業に頼んだところ、Electronic CertificateとしてPDFで発行してくれました。因みに、配偶者ビザは月給換算で3500SR以上の収入がないと申請できません。

7) ABSHERへの2000SR支払い証明

ここら辺のブログを参考に


全て揃ったらABSHARでIstiqdamのアポイントメント取得

Istiqdamのオフィスはここにあります。


ざっくり見積もり、赴任〜家族呼ぶまでトータルで4~5ヶ月かかる見込みです。
+自分が赴任してIQAMAカード取得まで1ヶ月
+(A)のYellow Paper取得(&必要書類の準備)に2~3ヶ月
+(B)の日本側書類を揃えるのに1ヶ月 *(A)と同時進行可
+ビザ申請の書類が全て揃って、申請〜パスポート返却まで0.5ヶ月



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