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歌劇の幕が上がるたび

1.あなたにいつも 付き従う
   影として生きる 私は幸せ
   ステージの華(はな)あなたを
   引き立てるために
   あなたとワルツを 共に舞えるから

   歌劇の幕が上がるたび
   あなたと同じに舞える
   誰にもできない幸せ
   私一人の幸せ

   近くて遠い あなたと私
   舞う舞台同じでも
   華(はな)とその影重ならず
   私は今日も影となる
   あなたと共に舞うために

2.あなたはある日 影になって
   スポットライトで 私を照らした
   ステージの華(はな)私が
   目覚めたその日に
   あなたという華(はな) 人に忘れられ

   歌劇の幕が上がるたび
   あなたは私を見てる
   昔と変わらぬ心で
   凛とした華(はな)のままで

   遠く離れた 舞台と客席
   咲く場所は違っても
   二輪の華(はな)は麗しい
   私は今日も華(はな)になる
   あなたの華(はな)に負けぬよう

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