「大統領失踪」

元大統領とベストセラー作家の合作エンターテイメントサスペンス!

「大統領失踪」
ビル・クリントン
ジェイムス・パタースン

主人公のダンカン大統領は、クリントン大統領の「理想のセルフイメージ」なのですが、
とにかく“トップの責任と孤独”が全編を通して際立っています。目がくらむようです。
一つ一つの決断の裏に、超大国アメリカで頂点に立ったものの裏打ちがあると思うと重みが違います。

“正しい道では短期的には自らの立場が危うくなる決断となることもある。信じて潮流を待つのも使命。“

“ゲームの全体像も分からず見当はずれの一手を打つ者からの批判は物の数でもない。”

しっかし、冒頭早々で
“ロースクール時代に知り合った才女の奥さん“
が亡くなっていることが発覚する展開はどっちの発案だったのか (笑)

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