ケビンコスナー


母が好きなハリウッドスター。ケビンコスナー。
何の映画か忘れたけど、母は、「あの人、あの映画に出てる人!が好きやねん。」と言って、私が「あぁ、ケビンコスナーね。」と言う。
何回も繰り返した会話の一つ。

母はブルースウィリスも好き。                    勿論、ウィリスではなく、ウイルスと発音していた。
私が「ダイハードおもろいで。2がおもろいわー!好きやわ。」と言ってたら、ブルースウィリスが好きになったよう。

私が好きと言っていたら、母も好きになった人は他にもいる。
大泉洋は、凄い勢いで私の好きを上回っていき、本当に楽しそうにDVDを見ていた。
大泉洋がキッカケで、TEAM NACSの舞台を一緒に見に行ったりもした。
他にも、地球ゴージャスや、劇団新感線、大人計画も一緒に見に行った。
風邪をひいて体調悪いなか安田顕さんと草刈民代さんの劇も見に行った。
開場前に、軽食をとるってことで、京橋コムズガーデンのサンマルクカフェに行くのがお決まりだった。ここは、喫煙できるし落ち着くから。
それなのに、母はここで高熱のあまり、オレンジジュースを派手にぶちまけてしまった。
私は恥ずかしくなかった。
私も高熱で恥ずかしがってるところじゃなかったからだ。
二人で高熱出して、観劇して、でも、二人ともほぼ目を瞑っていた。体調が悪いときは家にいたほうが良いと、身をもって実感した。お店にはご迷惑おかけしてしまったが、今ではニヤッとしてしまう思い出だ。


そして母は、高橋克典が一番好きだった。

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