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消費税が10%の大台に乗ってしまった今日、開業4周年を迎えました

消費税が10%の大台に乗ってしまった今日、編集オフィスBuild-Wordsは4周年を迎えました。

2015年、いろんな事情が重なり、まさに勢いに任せて独立開業。僕は慎重だし心配性だし優柔不断だし、どんな思考回路で決断を下したのかよくわかりませんが、直感に従った選択でした。

ちょうど次女が生まれた年。長女も当時3歳で、娘たちは僕がサラリーマンをしてたときのことを覚えていません。「父親は家で仕事をするもの」という多くの他の家庭とは違った常識があるから、取材や打ち合わせ、飲み会なんかで外出するとき、「おうちで仕事すればいいじゃん!」とかブーブー可愛いことを言ってくれます(親バカです)。玄関でバイバイした後も窓から見送ったりしてくれて、「いつまでこういうことをしてくれるのかなぁ」と歩きながら噛み締めています(親バカです)。

編集オフィスBuild-Wordsは4年前にひとりで立ち上げました。今もひとりです。法人化したり、人を雇ったりすることは今のところ考えていません。事業を始めてみて思ったことは「世の中の社長さんは凄い!」ということ。僕もサラリーマン時代、経営陣に対して愚痴や不満を言うことが少なくありませんでした。そのときの内容について後悔はありません。すべて本心で思ったことばかりだから。それでも、人を雇い毎月お給料を支払い、他人の人生に責任を持とうとする覚悟は凄まじいものなんだと開業してからようやく知りました。僕の心は、その責任感に耐えられません。だから、たぶんこれからもずっとひとりです。

でも、編集オフィスBuild-Wordsという“チーム”は僕ひとりではありません。これまで数多くのオウンドメディアのコンテンツ制作に携わってきましたが、ライターさんやカメラマンさん、高い専門性を有する専門家の皆さんに力を貸してもらっています。僕ひとりではどの案件も成立しなかったのは紛れもない事実です。案件ごとにチームを組んで、取り組む。こういう緩いつながりが僕には合っているようです。

僕は小説も書いているように、文章を書くことが大好きです。ライターとして取材やインタビューをし、原稿を書く仕事が本当に楽しい。最近よく一緒にお仕事をしているディレクターさんたちが僕の記事を褒めてくれるから嬉しくて嬉しくて(涙)。文章って、例えばPR記事なら構成上の正解はあるかもしれませんが、最終的には好き嫌いに落ち着くように感じています。ライターは、誠意を込めて書く。誰のために?もちろん、クライアントのため、取材対象者のため。一番は、読者のために。それで嫌われたら、もう諦めるしかない。最近はそう思えるようになって、随分とラクになってきました。

ネットの世界には「バズ」という言葉があって、いかに拡散させるかに躍起になりがちですが、僕は「バズ」に惑わされてはいけないと思っています。あんなものは幻想です。たとえバズったとしても、この情報過多社会では一瞬の瞬間風速が速かっただけに過ぎない。すぐに忘れ去られます。長期的に見ればブランドや信用を棄損してしまうようなコンテンツを作るのではなく、時間がかかっても地道に王道を続けていく。その姿勢がファンを作ることにもつながります。バズは、目的ではなく、あくまで結果。<未来に向かって 「言葉」を積み上げていく>という考え方は、4年経った今も変わっていません。

僕にとっては節目の今日も、昨日や明日と何ら変わらない一日です。僕の開業記念なんて社会的には何の価値もありません(いや、本当に!)。けれど、そもそも節目というのは主観的なもので、そんなことを言い出したらすべての日、毎日が色を失い味気のないものになってしまいます。それに、節目には自ずと感慨深くなって、普段は忘れがちのことを思い出させてくれます。編集オフィスBuild-Wordsは、僕ひとりだけ。それだけに、支えてくれる人たち、仲良くしてくれる人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。感謝は、たまには言葉や文字にした方がいいと僕は思っています。

今日は、近所の酒屋さんで増税前に駆け込みで買ったワインでささやかにお祝いします。いつまで続くか先のことはわかりませんが、編集オフィスBuild-Words、5年目スタートです。

かんぱーい!

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