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【ONE】Vが渾身のテイクダウンで逆襲も判定及ばず。リーがホームで逃げ切り、3度目防衛に成功。青木真也は復活の一本勝ち=5.18 ONE 27

5月18日(金・現地時間)、シンガポール・インドアスタジアムで「ONE Championship“UNSTOPPABLE DREAMS”」(ONE27)が開催された。(写真=ONE Championship)

メインイベントでは、地元のスターONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーに日本のV.V Meiが挑戦。2016年5月の名勝負から2年、リーは序盤を長いリーチを利した攻撃で優勢に進めると、2Rに腕十字、3Rにバックを奪いチョーク狙い。雪辱に燃えるVは、4Rに蹴り足を掴んでの右フックでダウンを奪うと、5Rも渾身のダブルレッグでテイクダウン。しかし、決定的な場面を作るには至らず。判定3-0で再戦に敗れた。

同じく日本から参戦した青木真也は、ロシアのラスル・ヤキャエフを相手に、最初のアタックで組みつくと、引き込んでのオモプラッタでスイープ。足を効かすヤキャエフをパスし、三角絞め&腕固めを極めて一本勝ち。2015年12月29日、RIZINでの桜庭和志戦以来のMMA白星を掴んだ(※MMAの前戦は階級上のベン・アスクレンと対戦。2018年1月には前フェザー級王者マラット・ガフロフにONEケージグラップリングで一本勝ち)。

ONE世界フェザー級タイトルマッチは、アンジェラ・リーの実弟クリスチャン・リーが王者マーチン・ヌグエンに挑戦。組み技勝負を挑むもヌグエンは極めさせず、スプリット判定でヌグエンが王座防衛を果たした。

また、オープンフィンガーグローブで行なわれたONEスーパーシリーズムエタイ世界フライ級王座決定戦は、“左ミドルの達人”サムエー・ガイヤーンハーダオが、セルジオ・ヴィールセンを4R KO。初代王座に就いている。

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▼ONE世界女子アトム級タイトルマッチ(※52.2kg)5分5R
○アンジェラ・リー(王者/米国)
[判定3-0]
×V.V Mei(挑戦者/日本)
※リーが3度目の防衛に成功

『アイアンマン』で入場のV。一声、咆哮してケージイン。セコンドには打撃練習を積んだTEAM TEPPENの那須川弘幸氏がつく。続いて地元のリーが家族の絆を描いた煽りVの後に登場。実弟のクリスチャンが敗れた姿を見届けた後のメインイベント。入場前の表情は感極まっているようにも見えるが、入場時は若干引き締まった表情に……。しかし、婚約者ブルーノ、クリスチャン、母と父と長いハグをかわすと再び涙を流す。ここからどう集中するか。両者グローブタッチ。

1R、互いにオーソ。前手を触りあうリーとV。リーの右にVは右に回る。リーの右ローの打ち終わりを掴んで組みつくが、リーは切る。再び右ローから今度は組みついたリー。スタンドで左を枕に左ヒザを突き、ヒジ・ヒザを突く。Vも右を返す! 前蹴りはリーも組みつくV。離れ際にリーは右ヒジを狙う。右ストレートはV! リーのワンツーは右にかわす。Vは再び右! さらに右ロー。しかし右前蹴りで前進はリー。組みつくVだが腰が重いリーは動かず。近距離からヒジを狙う。

2R、中間距離から右で飛び込むV。さらに右アッパーからの入り。かわすリーは右前蹴りから詰めて組むと右の小外がけでテイクダウン!

 シッティングに戻したVだが、背中を着かされるとクローズドに。インサイドからのリーのパウンドに大歓声が沸く。片手で顔を押さえつけパウンドを狙うリー。前回同様にVはあえて腕を十字に狙うが、そこを待っていて担ぎパスはリー。サイドバックから腕十字へ! 伸ばされるVは腹ばいにはならず中腰でヒジを徐々に動かし角度を変えて外す! 上になるV。インサイドから鉄槌も単発。リーは手首を掴み下から仕掛けを作る。ゴング。

3R、リーの右の蹴り足をつかむV。しかしリーも外す。Vは右を振るが遠い。右で飛び込むV。リーの左右に右に回る。リーの右ローにVも右ロー。リーは右ミドルで前に。Vはワンツーもまだ十分には届かない。リーの右の蹴りを掴んで右ストレートはV! しかしリーも右で脇差しスクランブルに。そこから押し込み金網際で打撃を入れる。右ボディを入れてから右フックはV! しかしすぐにリーも左右から組みつき右で深く差してバックに回り後方への投げ! すぐにバックマウントに回り足をかけ左手でリストを内側から握る。バックマウントから連打はリー! Vは耐えるとリーはリアネイキドチョーク狙いへ! 身体伸ばされるがVは腕を脇で挟み凌ぐ。

4R、ジャブ連打から左ミドルはリー。Vもワンツースリーまで繋げる。蹴り足掴んでの右はV。さらに右ローを返す。右から左フックはリー! 下がるVは金網背にする。左で差すリーだが右で差し返すV。力の籠る攻防。離れ際に互いに右を振るが、リーは長い前蹴り。Vも3連打で押し返す。右のリーの蹴りを掴み、ニータップ気味に右をダブルで当てるV!  倒れたリーは下からリスト抱え足を上げてくる。インサイドから鉄槌はV。腕十字狙いの足を外したVはハーフから細かいパウンドを入れる。

最終5R、近い距離に入るV!リーのハイを崩して詰めるとダブルレッグテイクダウン! ハーフから左で枕に抱きリーに背中を着かせる。ブリッジ狙うリー。バランス保つVだが、リーも腰を切ってクローズドに戻す!長い手足で仕掛けるがVも果敢に足を超えるトライ! オープンガードのリー。下からの腕十字はヒジが抜けている。オモプラッタに移行も腕を抜くVにスパイダーガード狙うリーにVは鉄槌。リーが金網使い立つ際にパンチを入れるV! 離れるもここでVは右を振り魂のダブルレッグダイブ!! 尻着くリーだが立ち上がり際に再びVが仕掛けゴング。リーが両手を挙げた。

5Rトータル判定は3-0、ホームの重圧のなかリーが勝利。3度目の防衛に成功。4、5Rで巻き返したVだが、届かず。後半の仕掛けがもう少し早ければ……と感じさせる無念の敗北も、胸を張っていい内容だった。試合後、リーは「Meiは本当に強かった」と挑戦者を称えた。

青木真也が1R、三角絞めで一本勝ち。2015年12月以来のMMA白星掴む

▼ライト級(※77.1kg)5分3R
○青木真也(日本)
[1R 3分15秒 三角絞め]
×ラスル・ヤキャエフ(ロシア)

青木のセコンドは北岡悟と長南亮氏。2度握手をかわした青木とヤキャエフ。

1R、先にダブルレッグから組みついた青木。差し上げるヤキャエフは左で差して回して青木に金網を背にさせ、右手で顔面にパンチを入れる。青木は金網づたいに左に動いてヤキャエフの手を掴むと引き込みからすぐに左腕にオモプラッタ!

シングルレッグから立とうとするヤキャエフの右脇を差ししっかり抑え込む。いったんはクローズドガードにしたヤキャエフに、右で脇差し左手でヒザを後方に押し下げ、脇差しパスガードに行く青木。片足を超えかかるが、ここもヤキャエフは右足を戻しフルガードに戻す。

青木は金網に押し込みながら、再びヤキャエフの右足首をつかみ、一気に左足でまたぐとハーフから再び右で脇を深く差し、左腕でヒジを落としながらパスガードのプレッシャーに。

足を超える際で、右の脇差しが解除されたヤキャエフは、スクランブルから左腕を差し上げ立とうとするが、青木はヤキャエフの頭を押さえながら、そこにカウンターのマウントへ!

三角のセットアップが速い青木は、またいだ右足はヤキャエフの左脇を差す形で、頭を手前に引きつけながらすぐに左足を頭の後ろに巻くと、自ら下になりながら両足をロック。ヤキャエフの残った左腕を掴んで流そうとする。

頭を上げて中腰になり、空いている右手でパウンド放つヤキャエフ。11発を落とすヤキャエフだが、青木は防御しながら頭を金網から遠ざけると、足は三角に組んだまま、パウンドしてきた右腕を外側からすくって腕固め(ストレートアームバー)に。ヤキャエフは内側に流された左手で小さく青木の顔にタップした。青木は最初の仕掛けから理詰めで見事にフィニッシュまで繋げた。

オープンフィンガーグローブでも“左ミドルの達人”サムエーが見事なムエタイでONEスーパーシリーズムエタイ世界フライ級王者に

▼ムエタイ世界フライ級王座決定戦 3分5R
○サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[4R 2分47秒 KO]
×セルジオ・ヴィールセン(オランダ)
※サムエーがONEスーパーシリーズ ムエタイ世界フライ級王者に

1R、オープンフィンガーグローブのムエタイルール。右ローから入るオーソのヴィールセン。右ミドルはサムエーがチェック。サムエーはサウスポーから左ミドルを返す。さらにヴィールセンのローを足を動かさずヒザを引いてかわすと左の打ち返しの前蹴り! ヴィールセンも奥足を狙い、打ち終わりを右を放つが、かわすサムエーは脇持ちハンドルで回してコカす。

2R、ヴィールセンのミドル打ち終わりに蹴り足掴み左ミドルを背中に打ちこむサムエー! ヴィールセンもサスウポーに構え左回りでロー。オーソに戻す。左ミドル、インローはサムエー。ヴィールセンの右ミドルをスウェイでかわし、ミドルを返す。さらにヴィールセンのヒザをかわして右に回してコカす。

3R、左構えにスイッチしし、右ミドル、すぐに右ジャブを突くヴィールセン。しかしサムエーも左ミドル。ヴィールセンの左ハイを上体でかわして左ミドルを当てる! 右ミドルで飛び込むヴィールセンだが組むサムエー。ヒジ狙うヴィールセンをサムエーは首相撲でコカす! さらに左ハイをつかまれても片足でバランスを崩さず左STを入れる。

4R、右ローはヴィールセン。しかし打ち返すサムエーは左ミドル! ヴィールセンの蹴りを掴むと左ストレート! さらに組み際で左ヒジ! ついにダウンしたヴィールセン。立ってきたヴィールセンの組みつきにサムエーはケージ際でも巧みに体を入れ替え右縦ヒジ! ヴィールセンのバックヒジをかわし、さらに左ヒジ! 続けて右フックを当て、ヴィールセンがダウン。なされるがままのフィニッシュにヴィールセンは立ち上がることが出来なかった。

ONEスーパーシリーズのムエタイ世界フライ級王者に“左ミドルの達人”サムエー・ガイヤーンハーダオが就いた。

ホームのチャレンジャー、クリスチャン・リーのアタックを退け、王者ヌグエンが要所を押さえる。判定はスプリット判定で王者が初防衛成功

▼ONE世界フェザー級タイトルマッチ(※70.3kg)5分5R
○マーチン・ヌグエン(王者/豪州)
[判定2-1]
×クリスチャン・リー(挑戦者/米国)※ヌグエンが王座防衛。

メインに登場のアンジェラも駆け付け、家族でケージサイドで19歳のクリスチャンを送り出したリー家。

1R、共にオーソ。リーの左ジャブにヌグエンは右STを狙う。フェイントをかけるリーだがヌグエンは動じず圧力をかける。しかし、リーは金網詰めボディに組みつくとクラッチしてリフト、TD! すぐに立つヌグエンの首をスタンドのハイエルボーのギロチンで狙うリー! さらにアナコンダチョークに移行も、ヌグエンは外してじりじりと圧力をかける。サークリングするリーは右STもヌグエンかわす。右で飛び込むヌグエン。回るリー。ヌグエンは右後ろ廻し蹴りで牽制する。

2R、中央を取るヌグエン。リーは右アッパーのフェイントもヌグエンは動じず。リーのローシングルもしっかり切る。深追いしないリー。ヌグエンは右ロー。互いに見合い、アクションのコール。強引に組みつくリーだが、ヌグエンは差し上げ突き放す。圧力かけているのはヌグエンだが手数は少ない。右フック狙うヌグエン。リーは左を軽く当て頭下げて組みつくが頭抱えられ突き放される。右ST振り触りにいくリー。組ませないヌグエンは右振るも深追いかせず。

3R、リーは右を思い切って振り金網詰めて左足にシングルレッグへ。しかし、ここは切ったヌグエン。一瞬スイッチもオーソに戻すリー。ヌグエンは左ハイも単発。リーの入り際に右を狙う。ヌグエンの右ローにバランスを崩すリー。両者消極的で口頭注意。さらに接触なく両者にイエローも。圧力かけダブルレッグはヌグエン! 右で脇差し押し込むと左ヒザを突いてゴング。

4R、先に左右からヒザを着いて低いダブルレッグはリーも切るヌグエン。右ロー入れるが左ST当て組みつきはリー。切られてもさらにパンチから左足にシングルレッグに入る。差し上げられるもダブルレッグでクラッチしTDはリー! 立ち際にバックを狙い、それを嫌ったヌグエンが頭下げるとすぐにギロチンを狙う。それは切ったヌグエン。アクションを見せたリーにヌグエンは右を振り、リーの打ち終わりにダブルレッグTD! 背中着いたリーは下から腕十字狙いも腕取られないヌグエンはパウンド、鉄槌。三角絞めも外すと、下のリーは蹴り上げから立つ。ラウンド内に失点を戻したヌグエンだが。

5R、最終ラウンド。まだアンジェラの姿が。右アッパーから入るリー。避けるヌグエンは圧力かける。リーは低いダブルレッグで押しこむとすぐに体を入れ替えたヌグエンは右を身体に当てる。右ストレートから前足にシングルレッグはリー。しかし差上げて体離したヌグエンは左フック! アゴ上がったリー。ヌグエンの右ハイにブロックはリー。リーの組みつきを頭を押さえて外すヌグエンも深追いはしない。残り1分でダブルレッグから押し込み右で深く脇を差したヌグエンはヒザ蹴り! 離れたリーだが、ヌグエンは右ローを脛で蹴るとリーはマットに手を着いてバランスを崩す。

判定は……2-1で王者ヌグエンがスプリットで初防衛に成功。ホームのチャレンジャーを退けた。

オープンフィンガーグローブのキックボクシングでヨーセングライが左ミドルでンギンビに判定勝ち

▼キックボクシング 72.5kg 3分3R
○ヨーセングライ・IWEフェアテックス(タイ)
[判定3-0]
×クリス・ンギンビ(オランダ)

共にオープンフィンガーグローブのキックルール。

1R、サウスポーから左ミドル、左ストレートはヨーセングライ! オーソからンギンビも右ハイを返すが、1発1発を強く打つヨーセングライは左ST、左ミドル! 首相撲・頭突き無しラウェイの趣も。

2R、跳びヒザなど乱打戦に持ち込むンギンビ。しかしヨーセングライは近距離ではヒザ! さらに左ST、ガード固めるンギンビにヒザで空いた腹を突く! ンギンビの目に手が入ったとのアピールで中断後、再開。先に右ミドル、ローはンギンビ。ヨーセングライはワンツーの左で前進。

3R、ンギンビの右ハイをスウェイでかわすヨーセングライ。ワンツー、右アッパーはンギンビもかわすヨーセングライ。ンギンビの右ハイも右フックもスウェイでかわす。左ミドル3連打はヨーセングライ! ンギンビは右の跳び蹴りで反撃、さらに右から左の二段蹴り&左右で前へ出るが決定打は当てさせないヨーセングライ。ンギンビも最後に見せどころを作ったところでゴング。判定3-0でヨーセングライが勝利。

フォォラヤンが11戦無敗のロシアのアトランゲリエフを打撃で寄せ付けず。復帰戦で勝利

▼ライト級(※77.1kg)5分3R
○エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
[判定3-0]
×ハルン・アトランゲリエフ(ロシア)

1R、共にオーソのフォラヤンとアトランゲリエフ。フォラヤンの蹴りを遠間でかわすアトランゲリエフは左ハイ。防御するフォラヤンはサイドキック。前足にインローを放つ。アトランゲリエフは大きな後ろ廻し蹴りもフォラヤンはかわすとミドル! さらに左サイドキック、左フックで飛び込むとアトランゲリエフはダブルレッグへ。これをがぶったフォラヤンはアームロックからマウント奪いパウンド! しかしリバーサルしたアトランゲリエフがインサイドからパウンド。フォラヤンはクローズドから足で煽ってスイープしたところでゴング。

2R、互いに前蹴りから前足のサイドキックはフォラヤン! 引き込みを見せるアトランゲリエフだが、フォラヤンは付き合わずスタンド再開。右ローを走り込んで打つフォラヤンは左ローも。これはかわしたアトランゲリエフは左振るが、そこに右を合わせにいったフォラヤンは左サイドキックを腹につく。たまらず引き込むアトランゲリエフ。スタンド再開。右ロー、右前蹴りはフォラヤン。アトランゲリエフの組みつきを切り、がぶりからサイド奪いマウントへ無理に行かずにスタンドに戻す。大きな右はかわすフォラヤン。アトランゲリエフの引き込みには付き合わない。

3R、ヒザを着く低いダブルレッグはアトランゲリエフも足を触らせないフォラヤン。左横蹴り、さらに右ミドルのフォラヤン! アトランゲリエフは飛び込んで首を抱えるが、すぐにフォラヤンは頭抜く。ワンツー、サイドキックにバックステップでかわすのが精一杯のアトランゲリエフ。フォラヤンはバックスピンキック!! ダウン気味に引き込むアトランゲリエフにフォラヤンは鉄槌数発も深追いせず。またも右の後ろ廻し蹴りはフォラヤン! 下がりながら右を振り足を手繰りにいくアトランゲリエフだが、フォラヤンはしっかりがぶる。アトランゲリエフのスーパーマンパンチはかわしたフォラヤンは蹴りで前進もゴング。判定3-0で前王者フォラヤンが危なげなく勝利した。

地元のカーンが10th Planet韓国ソンジョンのヒール防ぎ、鉄槌TKO

ONE72▼ライト級(※77.1kg)5分3R
○アミール・カーン(シンガポール)
[2R 3分39秒 TKO]
×イ・ソンジョン(韓国)

1R、オーバーハンドから組みつきシングルレッグで引き込んだソンジョン。リフトして肩口から落としたカーン。左ジャブ差すカーンにソンジョンは左右振り組みつきオーバーフックで引き込み、左足に潜り、ヒザ十字、ヒールフックへ。正対したカーンは足を抜く。スタンドでカーンの左ジャブに下がらず左を返すソンジョン。しかし、カーンの左ミドルに後退! 詰めるカーンにソンジョンはまたも前進し返す。

2R、左ジャブダブルを当てるカーン。ソンジョンはガード固めながら前へ出るとカーンはヒジ! たまらずソンジョンは引き込み狙い。それを剥がすカーン。ソンジョンは金網際でカニ挟みから左足を掴みアキレス腱固め、さらに内ヒールフックへ! しかし回転して足を抜いたカーンは鉄槌! 連打を浴びるソンジョンを見て、レフェリーが間に入った。

ケージ内で「ヒールフックは深く入っていたようだが?」と問われたカーンは「イヴォルブで練習している」と答えた。

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▼ムエタイ 3分3R
○シントンノーイ・ポーティラックン(タイ)
[2R 2分36秒 TKO]
×ジョゼフ・ラシリ(イタリア)

▼フェザー級(※70.3kg)5分3R
○シエ・チャオ(中国)
[3R 1分10秒 TKO]
×ミース・メウ(カンボジア)

▼バンタム級(※65.8kg)5分3R
○シェ・ビン(中国)
[2R 2分26秒 TKO]
×フオン・シハオ(シンガポール)
※コーナーストップ(ビンのヒザ蹴りでタオル投入)

▼バンタム級(※65.8kg)5分3R
○スーノット・ペリンカット(インドネシア)
[判定3-0]
×ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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