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景色が変わったこと

こんばんは。
Gの下書き記録帳でございます。

景色が変わった出来事、平たく言うと人生が変わった出来事があると思います。そんな出来事が凝縮されたかのような週末を過ごした気がします。

この週末やったことといえば、『思い、思われ、ふり、ふられ』を観て、『映像研には手を出すな!』を2回観て、合唱のリモート練習に参加し、半沢直樹を観たこと。

実は、『映像研には手を出すな!』を観る前に、『思い、思われ、ふり、ふられ』(アニメ)を観ていて、その感想も込みで昨日投稿しようと思ってました。
しかし、映像研の冒頭ですべて持っていかれてしまい、

やり直しじゃ~

と勢いで書き直した結果、浜辺美波さんのことしか書いていない、浜辺美波熱しかない、投稿になってしまいました。

その前に書こうとしたこと、つまり「ふりふら」の感想も奇跡的に残ってたのでそれもつけようかな。
各作品、たぶんネタバレしてるのでお気を付けください。

劇場でまさかの出会い

週末の映画は全部TOHOシネマズで観てました。その上映前の広告で、新しく出来たTOHOシネマズ立川立飛のCMがあって、聴きなれた、大好き音楽が聴こえてきて。全身が震えました。

なんと、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIが音響監修をしたというではありませんか。

LOVE PSYCHEDELICOは、ぼくが物心ついて最初に好きになったアーティスト。もう20年ぐらいになりますか。ある日、家のスピーカーから聴こえてきた、Last Smileを聴いて、もう言葉が出てこないほど、身体が惚れてしまったのでした。独特のリズムとノスタルジックな曲調がたまらなく好きなのでしょう。
この曲が収録されたアルバム『THE GREATEST HITS』をはじめ、デリコの曲は事あるごとに聴いています。「ぼくと音楽」との関係でいえば、原点といえるのがデリコのLast Smile。

まさか、劇場に行ってデリコとの出会いがあるとは思わなかった。世界って意外なところで繋がってるんだなと。
自分の景色が変わった、LOVE PSYCHEDELICOを、映画館が改めて感じさせてくれました。

そもそも、何でこんなに映画館言ってるんだ、自分?

そもそも、先月まで3年半映画館に行っておらず、その前も手で数えるほどしか映画館に行っていなかった自分が、急に映画館に通うようになったのはなぜか。


そもそも、何でこんなに映画館言ってるんだ、自分?

思い返せば、3年半ぶりに観た映画が、実写版『思い、思われ、ふり、ふられ』でした。ふりふらと呼ばれていますね。
ドラマはちょいちょい観ていたぼくが、人生で一番衝撃を受けた、『私たちはどうかしている』の初回。
その後、「こんなに凄い演技をする、浜辺美波さんは何者か?」と調べていると、まさに今主演映画が公開されていると知り、それがふりふらでした。せっかくのご縁だなと思い、滅多に行かない地へと入っていったのです。

2つの「ふりふら」

実写は2回、アニメを昨日の1回観ました。
作品自体は正統派の青春の恋物語ではあるものの、自分の人生についてよく考えさせられる映画でした。
両映像化作品を観て、思っていた以上に違う作品になっている印象。と言うか、大事なところ以外は設定が全然違って驚いたくらい。実はまだ原作を開くに至っていない身ではありますが、気づいたことを残しておきたい。

この作品は、様々なイベントが春夏秋冬と流れるように展開されるところが見事した。その展開が、実写とアニメではかなり変わっていて、時の経ち方でも印象がすごく違うな…と感心して観ていました。
4人の主人公がいる中で、実写とはちょっとずつ違う視点から観られたのも面白い。
アニメでしかできない光の鮮やかさ、五感に響き渡るファンタジックな演出、実写だからこそ出てくる細かい表情、街や学校の暖かさ、等身大で出てくる様々なセリフ。どちらも面白い。

実写を観たときは、自分自身の生き方、人との付き合い方をよく考えさせられる構成だなあと思った印象でしたが、アニメは、思っていたより明るく、キュンキュンできる演出だったかなと思いました。前者の要素は、原作から通底することではあるようなのでアニメでもあるんだけど、大分爽やかだった気がします。

こうして振り返ると、実写はちょっと重かったかな…という気もしました。この作品のもう一つある特徴的な演出、雨の描写を思い出してもそう思います。
そして、実写は2回見たけど、よくもう1回行く気になったなあと思うぼくがいます。あの4人が主演じゃなきゃ2回も見に行かなかったし、そもそもその1人が浜辺美波さんじゃなきゃ1度目もなかった。

それはともかく、もうちょっと背筋を伸ばして生きてみよう、と思える作品に出会えました。関係者のみなさん、ありがとうございます。

せっかくなら両方見比べられると良かったけど、実写のほうは上映が終わってきているようなのが残念…


「最強の世界」と「最強の衝撃」

その後に見たのが映像研。
初回は前述のとおり、開幕ですべてのエネルギーが浜辺美波さんに向けられてしまったのであまり冷静に観られなかった気がします。

でも、皮膚感覚で分かる面白さがあった。

今日、しかもさっき観てから約13時間後にもう1回観に行くというのは、映像研から凄いエネルギーをもらったなと思います。

まず、感じ取れる、というよりは浴びる情報量が半端ない。
ストーリーを明快にし、五感で圧倒させてくるVFXの数々、斜め上から来る展開、細かいところまで凝った小道具、微妙におかしいセリフ、明らか分かるパロディ(ぼくの大好物)etc…

それに応える出演者のみなさんの気迫を感じました。

主演、電撃3人娘のお三方の演技は凄い。
3人それぞれ、二面性のあるキャラクターを演じていて、それぞれの葛藤もある。各々キャラクターが立っていて、それでいて演者自身の「個」のオーラも感じる。齋藤飛鳥さん、山下美月さん、梅澤美波さんがよく演じていたと感じました。見事なまでに作品の世界に入り込んでいて、観る人も一緒に入っていけると思います。
ロボット研究部との数々の言い合い、ついて離れてがあって面白い。一丸となったときには心が引き込まれました。
インタビュー記事とかガイドブックとか見ると、この映画を通じて変わったことが色々書いてあって、みんなの景色が変わっていったんだ、感じました。出演者にとっても「最強の衝撃」が走ったのかもしれない。

脇を固める大・生徒会もキャラが立っていて好印象。
ふりふらで真面目な女子生徒をやっていた福本莉子さんが、ここまで破天荒な役をノリノリでやっている姿には正直驚きましたw
あと、グレイス・エマさん、初映画とは思えないぐらいしっかりしていました。

謎の組織、気象研究部については割愛します。台風爆誕のシーンはあと500回は観たい。どう考えても夢子にしか聴こえないし見えない。

まとめ…とその後

何度観ても飽きそうにない、映像研を観た後、たまたま観た浜辺美波さんのストーリーで出ていた、「私たちはどうかしている」のビジュアルブックを見つけ、気づいたらレジに並んでいました。どうも完売続出らしくてラッキー。

夜は合唱の練習。不思議とモチベーションが上がってきます。より良い音楽を作っていきたいというエネルギーが湧いてきました。

しかし、半沢直樹は分かりやすく面白いw
超絶キメ顔で「1000倍返しだ!」とか「あばよ!」とかいうドラマは中々ない。真顔で静かに「今の光月庵には消えてもらいますから」と言い放つドラマとは違う面白さがあります。続編する気満々に感じるので今後に期待したい。

色々あった中で、毎日ひとつひとつのできごとで、見える景色が変わっていくんだな、と感じた週末でした。


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