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ハートドリブン



初めましての人も、そうでない人もここに来てくれてありがとう。

ハートドリブン
潮田元規

この本は、涙なしには読むことができない。
ビジネスにおいてこれまで排除されていた
感情に焦点を当てた内容になっている。
そしてサービスの究極的な目的は
人を幸せにすることなんだということを思い出させてくれた。
事業を進めているとついKPIとか
売上とかばかりが目に行くようになる。
いつの間にかビジョンを忘れて
ただ儲けられるビジネスモデルを考えようとしてしまう。
だけど、ここで立ち止まって考えたい。
誰を幸せにしたかったんだい?
誰に笑顔になって欲しかったんだい?
それが無くなってしまえば
ただのなんの変哲もないサービスで
別に他のサービスでよくね?と思われる。

こんなにサービスが溢れている時代
こんなにモノが溢れている現代
高機能でそこそこおしゃれで安いもの(便利なもの)
なんていくつもあるんだ。
いちいち、それらを丁寧に比較して
自分の優先順位を確認しながら
モノやサービスなんて選ばない。
そんなに優先順位なんか意識してないしね。

人は小さなことで悩みたくないし
そうでなくても考えることいっぱいあるのに
(将来の漠然とした不安とかね)
正直どれでもいいんよ。

もっと直感で選ばせてくれよ!

それをさせてくれるのが
コンセプトでありWhyであり、ビジョンや想いだ。理性に訴えかけるのではなく感情に訴えてくる。
Tedで有名なサイモンシネックのゴールデンサークルはまさにそれを3つの円で表現している。
サイモンシネックまじですげえ。 すごいことは凄くシンプルなんだね。

…ってことでここまではよくある話。
ここからがハートドリブンの本題。ちゃんと書く笑笑

ここだけの話、どうやら働くことは機能的、
便益的価値から感情価値へシフトしているらしい。
給与や福利厚生で判断すると、会社に残った方が合理的だけど、なんかワクワクしないから他の会社に転職する。なんて人も増えている。

今後は、機能や便利ではなく
感情やこころがビジネスの成功の鍵だ。

だから多様化する時代の中で万人に迎合しなくていい。共感するものや、正しいもの信じるものは人によって全然違う。
だからビジネスでそこそこいいね!って言われるものより、一部から熱狂的最高!を貰った方が成功の可能性が高い。


これまでビジネスの中では感情は抑制され
切り捨てられてきた
人は自分によく嘘をつく。
無理やり自分を納得させたり平静を装ったりする。
多くの人は自分の感情を大切に扱ってないと
塩田さんは言ってた。
あとよくあるのは、良い感情だけ認めて悪い感情を隠したりすること。
みんなそんなにいい人じゃないっしょ!
そんなにホワイトじゃないっしょ!笑
さらけ出しちゃえ。感情分かち合おうぜ。

そう、ハートドリブンではよく
分かち合いって言葉がでてくる。

愛や感情を分かち合おう。

そう呼びかけている。

この本を読んで何よりよかったことは、

私は寂しがりやだし、甘えたいし愛されたくて愛したいんだと自分自身で認めることができたことだ。

実はずっと、自分のこれらの感情を
見て見ぬふりをしてドライで自律してる風を装ってきた。煎餅を装ったぬれ煎餅。
(どゆこと笑 とてつもなくだせえ笑)

寂しいことはとても重たくて情けないことだと思ってた。とても弱いことだと思ってた。
自分を弱い人間だと認めることが嫌で、
誰かに負けを認めることになるような気がしていた。
甘えていいのは小学校3年生までだと思ってた。小学校4年の時に母親に抱きついたら、あんた欲求不満なの笑 と言われたことがショックで、それ以来母親に抱きついたことがない。
(至って普通の優しくて愛情深い母さんだよ)
自分は愛されることのない人間なんだと思ってたこともある。

それらは全部、自分なのに
自分でそれを否定して蓋をしてきたと思う。

これらを認めることができたことが
何より私にとっては前進で。
心を正直にしてあげられて
かなり身体が軽くなったような気がした。

ハートドリブン、
涙が止まらなくて、読むたびに
前が見えなくなった。

多分、今私
ハートドリブンしてるんだと思う。
これからは仲間とハートドリブンしていきたい。

いろんな日がある。
その時々の自分をちゃんと感じたい。
その時々の目の前のあなたをちゃんと感じたい。



最後まで読んでくれてありがとう。


20200220

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