【ゴルフ】午後ひとりハーフのすすめ～スコア100切りの先へ#56～
橘です。スコア100前後の伸び悩みゴルファーに金言をお届けする本コラム。今日は午後にひとりでハーフプレーを楽しみませんか？という提案です。ハーフですからスコアは関係なし。普段のラウンドでできないことをいろいろ試してほしいんですね。ではさっそく。
午後ハーフは時間の節約になる
アナタはハーフラウンドを体験したことがありますか？ 文字通り9ホールだけまわるスタイル。コースの場所にもよりますが、最大の利点は「時間の節約」になるんですね。これを1日のラウンドとハーフの場合の消化時間で比べてみます。例としてあげるコースは、例によってリバーサイドフェニックスゴルフクラブです。
朝730スタートで18Hをラウンド
0645 コース入り、受付、カートの積み込み等
0720 outコース1番ホール前で待機
7030 outコースでティーオフ
0930 outコースラウンド終了、昼食
1100 inコースでティーオフ
1330 inコースホールアウト、入浴、清算等
1430 コースを出発
上記は夏場の週末を例にしたスケジュールです。なんとコースでの滞在時間は7時間45分！ 理由はいろいろあります。まず730とスタートが速くハーフを2時間でラウンドしても、遅めのスタート組があるため、待たねばなりません。最低でも1時間15分。もっと長いときだってあります。いや疲れますね。さすがに。
午後1500スタートで9Hをラウンド
1430 コース入り、受付、カートの積み込み
1500 outコースでティーオフ
1730 outコースラウンド終了
1745 コースを出発
リバーサイドフェニックスゴルフクラブでは、午後ハーフは受付時でラウンドフィーを支払うシステムです。ホールアウト後に入浴はできません。滞在時間は3時間15分。慣れてくれば3時間ってこともあります。圧倒的に滞在時間が少なくて済みます。これを2021年8月15日で比べます。
18ホール 13,500円+昼食1,500円前後（税込）
9ホール 6,780円（税込）
ハーフだからといって半額というわけにはいきません。しかし時短効果を考えるとハーフプレイは魅力です。ただ、私がおすすめする理由は、時短だけが目的ではありません。むしろそれは「おまけ」みたいなもの。アナタはスコア100前後の伸び盛りゴルファーです。そんなアナタにこそ「仲間とわいわい9ホール」ではなく、「ひとりで集中して9ホール」をおすすめしたい。その理由についてご紹介します。
普段やらないことを試してみる
このマガジンを読んでいただいているアナタ。きっと一度は100切りを達成している方とお見受けします。ただし、いつも100切りとはいかない。アタナが18ホールまわるときの目標はハーフ45未満。そう思ってティーオフされることでしょう。しかし今日はハーフラウンド。一度その目標を脇に置いて、ふだんのラウンドではやらないことを試してほしいと思っています。理由。ものすごい「気づき」があるからです。
テスト① パー5のティーショットをFWで打つ
アナタはoutコース2番、パー5のホールにやってきました。このホールは230Y地点右サイドには池、左サイドには深めのバンカーがある難度高めのコース。さてどう攻めますか？
距離はたっぷりの547Yです。アナタは迷わずドライバーを振る事でしょう。しかし左右のプレッシャーに負けたのか、左サイドのブッシュに打ち込みました。結局フェアウェイに出すだけ。からの寄らず入らずのダブルボギーです。
ゴルフにタラレバは禁物です。しかしこう考えます。仮に5Wで打っていたら、どうだったでしょうか？ パーオンは難しくなるかもしれません。でも1打目のミスからダボになる可能性が少なくなります。でも結果はやってみないと分かりません。なら試してみたらいい。18ホールでのラウンドではなく、スコアにこだわらない午後ハーフラウンドなら、試せるとは思いませんか？
テスト② ユーティリティでアプローチしてみる
セカンドショットでグリーンをとらえることができず、アプローチを打つことは、100前後のアナタにとっては普通のこと。そして私はかつて、アプローチはすべてAWで打ってほしいというお願いをしました。
その考え方は基本的には変わっていません。しかしこんな砲台グリーンのとき、どうでしょうか？
左足上がりの打ち上げ、グリーン上はピンに向かって下り。AWでファーストカット周辺に落としてコロコロ。それでもピンに寄るとは考えにくいシーンです。こんなときに試してほしいこと。それはユーティリティでのアプローチです。
打ち方はパターと同じがいいでしょう。初速がついてパターより確実に転がります。この打ち方であれば、砲台グリーンへのアプローチ以外にも、芝目がつよいファーストカットからのアプローチ、逆目でウェッジがひっかかりそうなアプローチ等、いろんなシーンで使えます。
テスト③ スプーンで2打目を打ってみる
100切り達成にスプーンは必要ないというのが基本的なスタンスです。
でもアナタは100切りだけが目標ではありません。「その先」。つまり80台だって視野に入ってくる人でしょう。そんなアナタはいずれスプーン、3Wへチャレンジすべき時期がきます。その予行演習をするのであれば、午後ハーフが打ってつけです。だってスコアは棚に上げているわけですから。
ひとりラウンドに価値がある
いかがでしょうか？ 午後ハーフラウンドに興味がわいてきましたか？ 最後にもう一押し。それは「午後」に「ひとり」でラウンドしてほしい、というお願いです。理由は以下の通り
午前は朝露で練習にならない！
アナタももし早起きが得意だとしても、ハーフラウンドは午後にしてください。理由はすごく簡単です。朝はグリーンが朝露でビチャビチャなウェットコンデションだからです。濡れたグリーンではボールが水分の影響を受けてスピードがとても遅くなります。そしてアナタが18ホールのラウンドで100切りチャレンジするとき、グリーンが朝露でビチャビチャなんてことはありません。だから練習する意味がない。
距離をしっかり測ろう
アタナが18ホールラウンドするとき、きっとお仲間とのラウンドになるでしょう。あなたがもしそのお仲間の間で上級者になる場合、お仲間のボールを探したりカートの運転をしたり、意外と忙しいものです。距離計測機をもっていても、利用できるシーンが限られてくるかもしれません。
でも今日はひとりです。前の組が通常営業中のラウンドであれば間違いなく複数人でのラウンド。だから待ち時間はたっぷりあります。アプローチだけでなく、ティーショットから目標をしっかり定め、その目標までの距離を測りましょう。打ったあとに自分がどれだけ飛ばせているか計測することも大切。距離計測機をフル活用して、自分の飛距離能力がどこにあるか、しっかり確認するため、ハーフは「ひとり」で行きましょう。
いかがでしたか？ 午後ひとりハーフの魅力。伝わりましたでしょうか？ スコア100前後のアナタには、伸びしろがたくさんあります。ただ、伸ばし方には工夫が必要。18ホールを2回より、午後ハーフ4回のほうが伸びるかもしれません。ぜひご検討ください。なお、今回ご紹介したリバーサイドフェニックスゴルフクラブのハーフラウンド。大人気のために必ず予約が必要。当日ではほぼ不可です。みんな考えることが同じなのかもしれませんね。ご留意ください。
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橘ダイスケのマガジン一覧
一度100切りを達成しても、毎回100切りとはいなかいアナタのために、クラブセッティングや練習方法、マナー的なことからコース・マネジメントまで、さまざまな角度からご紹介している橘のメイン・マガジンです。
90台で安定したら次の目標は90切り、80台でのラウンドですよね。ここからは緻密な戦略が求められます。上記マガジンでは物足りないアナタに向けたスコアアップのためのアドバイス集です。
橘が普段ラウンドするコースや日々研鑽を重ねている練習場を紹介するマガジン。位置的に埼玉が中心ですが、地元関西も追加していきます。
橘が愛してやまないコースと練習場をご紹介するマガジン。買ってよかったクラブや練習器具などもご紹介も。基本的に上記2つに該当しない文章をまとめたマガジンです。好き勝手させていただいております。
記事本数も増えてきたので、それらをまとめたリンク集です。マガジンとは違う観点で記事を分類しております。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンでしかないのですが、アマチュアなりの気づきを徒然なく書かせていただいております。引き続きのご愛顧、よろしくお願いいたします。
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