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コウモリラン・ナーセリー

こんにちは、アラブ人豪邸で家政婦してますGoldriceです。


クリスマスでしたねー。イブは本業の方が半ドンでいいとのことだったんで、そのあとアラブ人宅でお掃除してまいりました。こんな働き者の私にはサンタさんもたいそう感激され、プレゼントを幾つもいただきましたんですけど、ひとつはアラブ人ご家族から。わたしはこどもさん(といってもティーンネイジャー)たちに、キンダーの卵型チョコレートをひとつづつシャレであげただけだったのであららら、私用意してないわー、ってなったんですけれども、雇用主なのでもらいっぱなしでもいいかな、と。こちらの人は「家族の一員だから」という言葉をよく使います。歓迎していますよ、好きですよ、というような時に言う言い回しと思いますが、アラブ人ママに言われてちょっと驚きました。ある意味家族並みに事情を分かってしまうことがありますけれども、私が卑屈なのかやっぱり階級の差みたいなものを感じる仕事なんですよね。私はこの言い回しあまり好きではないんですが、ママがそう言ってくれたのは素直に嬉しかったんです。少なくとも好きでない人には言いませんよね。

アラブ人ご家族はイスラム教徒ですがクリスマスを楽しんでいらっしゃるようで、おっきなツリーやら飾りに、プレゼントもたくさん用意されているご様子でした。年末にお世話になった皆さんにご挨拶、ということでしょうね。いろいろ頂いちゃったりもしますしね。パパは25日(こちらは25日が本番です)もお仕事だそうで。クリスチャンの人のために他宗教の人がボランティアで25日に出る、というようなこともこちらではよくあります。

今年、私の人間関係はガラッと変わりました。昨年末に仕事が変わったことが大きいのですが、コロナで定期的に会っていた人に会えなくなったり、アラブ人ご家族と週2で顔を合わせるようになったり。クリスマスもどこへも行きませんでした。クリスマスおめでとうテキストやプレゼントを今年職場を通じて知り合った人から幾つももらったのは嬉しかったし、長年の友達とビデオトークしたりもしたけれど、基本的に普通の日で、今日何をしていたかというと観葉植物の植え替えだったりします。真冬に。植物が新陳代謝を繰り返すように、人間関係も入れ替わっていくのが自然な気がしますし、積極的に新しい人とかかわっていきたいと思っています。

最近植物愛に目覚め、コレクションを増やしつつあるんですが、早くも一つ水のやりすぎで葉が腐ってしまったコウモリラン。モリモリに日焼けしすぎ育ちすぎ、っていう大きな鉢を安く手に入れたんです。所狭しと葉を伸ばし、株と株が重なり合ってしまっていて、春になったら株分けしないとなー、と思っていたんですが、たった一回の水やりで腐らせてしまった。あまりにカラカラだったから冬だけど水やってしまったんだよね。下から吸わせるといい、とあったのでやってみたら際限なく吸ってくださって。重なり合った葉が蒸れて土もどうしようもなく水を含みすぎな気がしたので思い切って鉢を抜いて野戦病院の外科手術のごとくYouTube見ながら株を分け、剪定をし、新しい土に水を吸わせたら6鉢もできました。生き残ってくれ、春になったら苔玉にして部屋の中に飛ばしたい。

部屋のジャングル化を計画していますが、すでにほかにも株分けしたものもあって小さい鉢だけど20個くらいになっちゃった。みんな大きくなってね。これもサンタさんのサービスでしょうか。

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