フォレスト・ガンプ一期一会【1994年アメリカ映画】走れ！逃げろ！ガンプ！

生まれつき脚が悪く、IQ値も低いフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)だが、母親は、普通の小学校に通わせる。スクールバスの中で出会ったジェニー(サリー・フィールド)と、高校まで仲良く過ごす。ジェニーには、母親はいなく、アル中の父と暮らしているが、親戚に引き取られる。
ガンプは、同級生のイジメから逃れるため、走る、走る。
大学に進学したガンプは、アメフトのランで、才能を発揮する。敵のディフェンスを置き去りにして、走る、走る。
卒業したガンプは、軍隊を志願する。訓練校で、異様なまでの集中力を発揮するとともに、エビ漁師の息子のババなどの友人が出来る。
ジェニーは、女子大に進学し、離れ離れとなったうえ、学外での音楽活動がバレて、退学となっている。ガンプは、休暇に、ジェニーの演奏を聴きにいくが、酔っ払いに絡まれるジェニーを救おうとして、ケンカ沙汰を起こし、ジェニーには、ベトナムに出征する旨を告げる。ベトナムに従軍したガンプは、ダン小隊長の下で参戦するが、ある日、ジャングルからの射撃で、一行は、手痛い打撃を受ける。ガンプは、一足先に逃げおおすが、負傷した仲間を助けに、何度も往復する。助け出したババは死に、ダン小隊長は、両足を切断する大怪我を負う。ガンプも尻に砲弾を受ける。
療養のため、病院に入院し、隣はダン小隊長だが、戦地で死ななかったことに不満を漏らす。

ガンプは、療養中、卓球に目覚め、才能を発揮し、国から勲章も受ける。
除隊間近、反戦活動の集会に参加したガンプは、聴衆の賛美を受け、ジェニーと再会するが、反戦活動に肩入れするジェニーと折り合わず、ジェニーは去っていく。
ガンプは、亡くなったババの遺志を継ぎ、エビ漁船を買い、船長となる。そこへ、ダン小隊長もやって来る。最初は不漁続きの二人だが、ハリケーンをきっかけに、大漁続きとなる。
不意にガンプの元にジェニーが現れ、しばらく一緒に過ごすが、一夜限りの関係を持った翌朝、ジェニーは、そっと去っていく。
ガンプは、またふと走りたくなり、3年半もの間、毎日走り続ける。マスコミが飛びつき、一緒にランする集団も出来るが、ガンプは、走るのを辞めて、家に帰る。

ここまでの話をガンプは、バス待ちでベンチに隣り合わせた人に語りかける。人が次々に入れ替わる。今日は、ジェニーから連絡先を告げられ、バスに乗って行くのだと伝えると、近くだから歩いていけと言われる。
走ってジェニーの家を訪ねると、小さな子どもがいる。誰の子かと問うと、あの一夜にできた子だという。名前はガンプ。ガンプは、ジェニーに結婚したいと言われ、承諾し、田舎の家に戻る。
程なく、最愛の母が亡くなる。
ジェニーとの結婚式は、自宅にて。義足を付けたダン小隊長が、フィアンセを連れて現れる。
しかし、幸せは続かない。治療困難なウイルス性の病気にかかっているジェニーは、余命がいくばくもないと打ち明ける。ジェニーは、二人のガンプを残して息を引き取る。

ハンデがありながら、色々な局面で成功するガンプに心を温められる。
ガンプが、幼い頃、家の一部を宿として提供していたが、泊り客に、E.プレスリーがいたという挿話は、興味をそそられる。