舞台を観る(その2)

観劇後のお話。観劇後はtwitterなどになるべく感想を書くようにしています。そして本当はこのnoteにも感想を書こうと思っていました。でも現段階ではtwitterには書いていますがnoteには書いていません。

自分はなかなか平日に休みが取れないので、舞台の初日などの観劇が難しい状況です。だいたいが千秋楽の前日、もしくは楽日の観劇が多いです。舞台の感想を書くのは、もちろん楽しい面白いとか感情が揺さぶられてテンションが上がっている状態だからというのももちろんあるし、今はほとんど応援している劇団さんや役者さんが出ている舞台を観ているので、その人たちに面白かったというのを伝える事が主な目的ですがもう一つ役割があると思っています。それは宣伝。自分のアカウントぐらいのフォロワー数じゃ拡散力なんて皆無ですが、どこかの間違いで一人でも興味をもって観に行こう、観に行ったって人が出る可能性だってゼロじゃないと思うのですよ。一番は今やっている公演に一人でも多く来てくれること。そのことが次の公演にもつながる。だから一番見てくれるであろうtwitterに感想を書くのです。

そうなると公演期間の後半に舞台を観に行き、そこそこの文章量で感想を書くことになるこのnoteでの感想は果たして誰のための感想になるのだろうか、と。公演が終わった後の感想は誰のための感想なのだろうか。自分がもっとnoteをやっていることを宣伝すればまた状況は変わってくるのでしょうが、それでも楽しみにしてそれを参考に劇場に足を運ぶ・・・なんてことはほぼほぼできないタイミングの更新になると思うのです。そうなると自分の単なる健忘録にしかならないんじゃないかな、と思ってしまうのです。そして健忘録として書いた文章を読み返したとき、またその舞台を観返したいと思っても観返せないという悲しさ。最近はDVDを出してくれる劇団さんも増えていますが、規模の小さい劇場公演や劇団さんはその限りではないのです。

あと一番大きいのは舞台は基本的に一度きりということ。再演はあって全く同じキャストで同じ公演っていうのはほぼ皆無。過去の記事を遡ってみてくれた人が「この作品面白そう」と思ってもその人はもう観ることのできないものなのです。そうなると上にも書いたように誰が見るでもない日記は単なる健忘録や記録でしかなくてそれなら「観に行った。面白かった」だけで十分じゃないかな、と。あえてnoteに書く必要もないんじゃないかな、と。

そんなことを思っているので現段階でnoteには感想を書いていないのです。でもこんなことを書いているのもそれ以上に意味がないし、ここまで思って感想を書く書かないを考えている自分って何様なんだよって思ったりもしてしまいます。面倒くさいな人間だなーって。まぁ、もう少しこのnoteで記事を書くことが習慣化すれば、きっと観劇後の感想をもう少し肩肘張らず気負わずに書けるようになっていると思います。

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