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第1話:「花子さんがきた!」

人が笑うときってどんなときでしょう?

おもしろいことがあったときや、嬉しいことがあったときなど、 その出来事に反応する行為として「笑う」ことが多いと思います。

でも・・・ふと考えました。
「 『笑う』と決めたとき」 に笑えたら、もっとたくさん笑えるのにな、 と。
娘が保育園に行っているときのことです。

ある日、娘の靴がなくなったそうです。
「それでどうしたの?」と聞くと、
「あのね、靴箱の裏にあってね、何だこんなトコにいたのかぁと思ったんだ」 と言いました。

次の日、また靴がなくなりました。

娘は 「今日は隣の靴箱まで遊びに行ってたんだよ、もう! 」 と言いました。
その次の日も靴はありませんでした。
ノンキな私もさすがにおかしいと気づきました。

不安げな私に娘はこう言いました。
「実はねー 、保育園に『花子さん』がいるみたいなんだよぉ!」

「花子さん」とは、その当時流行っていた、学校に現れるというお化けの名前です。
娘は 「花子さん」 が現れて自分の靴を隠していると思っているらしく、ちょっぴりワクワクしていました。 でも、残念ながら靴を隠しているのはユニークなお化けではなく、「誰か」 なのです。

このことを本人に伝えるべきか否か迷いましたが、 結局伝えないことにしました。

真実が何かということよりも、娘が「花子さん」 のイタズラだと思っているなら、私もそう思うことにしようと思いました。

数日後、保育園の若い先生がビクビクしながら私にこの件を切り出してきました。
「お母さん、もう少し待って下さい。何とか『現場』をおさえて園の方で対処しますから、 もう少し待っていて下さい。 」
先生は、私に怒鳴られるのではないかと思ったようです(そういう親御さんは多いそうです)。

でも「大丈夫、待ってますよ」と言いました。
私には先生を怒る必要がないのです。
なぜなら、 娘が 「花子さん」 だと言う限り、 誰が何と言おうと犯人 は「花子さん」 なのです。 私は、そう決めたのです。

感情は外部の要因によって大きく揺さぶられるものです。
翻弄されることもしばしばです。

でも、考え方や態度を決めることによって、感情をコントロールすることもできるのではないでしょうか。
そして、 それができれば私たちはもっともっと楽になるのではないでしょうか。

後日、「花子さん事件」の真相が明らかになりました。
娘は、ある女の子の嫉妬の対象だったようです。

その後、もう二度と「花子さん」は現れなくなりました。

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2002年から国際コーチ連盟(ICF)認定プロコーチ&講師として活動中。最近では歌を作ってみたり、ファミリーバンドで音楽ライブをしてみたり。またちょいとユニークな自分の昭和物語を書いたりおしゃべりしたりもしている。https://www.gokigen.cc/

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