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カストロは競技より安全管理を優先させていた? クロスフィット・ゲームズ創世記のころの発言が脚光

クロスフィット・ゲームズの競技ディレクター、デイブ・カストロはすっかりワルモノになってしまっています。アスリート団体からは退陣を要求されています。

死亡事故が起きたにもかかわらず競技を翌日から再開させたこと。そのことを遺族にむりやり承知させたこと。そもそも救助体制がお粗末だったこと。そんな一連の対応が非難されているのです。

カストロは2007年の第1回大会から大会の運営責任者でした。と言うより、最初の数年は彼の親戚が所有する牧場を会場にしていたのですから、事実上は彼が始めた大会と言えるでしょう。

2008年、まだまだクロスフィット・ゲームズが世間的に知名度があまりなかった頃、カストロがこんなことを言っていたという動画が話題を呼んでいます。

https://imgur.com/a/2008-cf-games-documentary-every-second-counts-2xTqSTp


“If someone has to go to the hospital we are going to to take a break. … If someone gets fucking seriously hurt, you have to stop and rejudge. You don’t just continue on and fucking kill other people.


角谷訳:
もし誰かが病院に行かないといけないときは、競技を中断する。もし誰かが(ピー)ひどい怪我をしたら、そこで競技を中止して、採点を見直す。競技をただ続行して、(ピー)他の人を死なせたりはしない


言葉使いは乱暴で下品なんですが、と言うか、それがカストロ君の持ち味でもあるのですが、発言の主旨はしごくもっともで、彼が最初からムチャをしようとしていたわけではなさそうです。

しかし、今回の対応はその発言通りにはなりませんでした。カストロが人変わりしてしまっていたのか、それとも組織やスポンサーの意向で初志を貫徹できなかったのか。

CEOが公約した調査結果と新たな安全対策の発表は未だになされていません。

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