見出し画像

青春18きっぷでゆくローカル線の旅

こんにちは、五条ゲストハウスです。note2回目の投稿、今回は9月初めに行ってきた在来線での旅について書いていきたいと思います。

画像2


そもそも青春18きっぷって何だろう?

1982年から発売されているこの切符、存在を知っている方も多いかと思います。しかしどんな切符でどう使えばよいのか、これは実際に利用してみないとわかりにくいかもしれません。

JR東海のホームページより引用
日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送システム)、ならびにJR西日本宮島フェリーに自由に乗り降りできるきっぷです。「青春18きっぷ」は、年齢にかかわらず、どなたでもご利用いただけます。お一人での5日間の旅行や5人グループでの日帰り旅行などの「鉄道ぶらり旅」に、ぜひご利用ください。

1枚のチケットに5回分スタンプを押せるスペースがあります。年齢に関わらず誰でも使えて、値段は12,050円(1回あたり2,410円ですね)。改札を通る際は、都度駅員さんに日付スタンプを見せる必要があります。写真の切符は使い終わった後に洗濯をしてしまったため、なんともよれよれとした姿になってしまいました。。。

画像1


一年中いつでも使えるわけではないのです

気をつけたい点として、売っている時期と使えるシーズンが限られていること。今年の販売・利用期間は以下の通り。

(春季用)発売期間:2020年2月20日(木)~2020年3月31日(火)
     利用期間:2020年3月1日(日)~2020年4月10日(金)

(夏季用)発売期間:2020年7月1日(水)~2020年8月31日(月)
     利用期間:2020年7月20日(月)~2020年9月10日(木)

(冬季用)発売期間:2020年12月1日(火)~2020年12月31日(木)
     利用期間:2020年12月10日(木)~2021年1月10日(日)

18きっぷについてもっと知りたい場合は、こちらLineトラベルjpさんのサイトにより詳しい情報が載っております。

画像6


実際どのくらい移動出来るの?

これに関しては、YouTuber・スーツさんの動画が面白く、かつ参考になるかと思います。1日で行く東海道山陽本線の旅というテーマで、19時間45分かけて品川駅から九州の小倉駅まで移動しています。僕の場合はだいたい7時間を超えてくるとお尻が痛くなってくるので、そのくらいをマックスに1日の行程を組んでいます。あと、何度乗っても乗り換えが覚えられないので、ジョルダンの”青春18きっぷ検索”を使って、乗り降りを間違えないようにしています。


旅を楽しくするグッズ選び

今回の青春18きっぷ旅では、旅のお供に①フィルムカメラ ② 文庫本 ③ サコッシュを装備して、旅気分を盛り上げてみました。

①フィルムカメラ
こやまりんこさんの記事を読んで購入した、KodakのM35というカメラです。小学校の修学旅行で使った"写ルンです"以来のフィルムカメラ、オレンジ色がかわいくて持っているだけで嬉しくなります。

②文庫本
たんまり時間があるのと、旅と文庫本の相性の良さを見込んで五条ゲストハウスの本棚から借りてきました。高田渡”バーボンストリート”、フォークシンガーの人生半生記です。

画像4

③サコッシュ
店のサコッシュに新色が出たので、意気揚々と持ち出してみました。旅に便利な仕様です。

その他デイリーユースなリュックに、着替えや使い慣れたデジカメなどを入れて、いよいよ出発です!

画像5


一路静岡へ

青春18きっぷの場合、とりあえず来た電車に乗ってしまうことも出来ますが、今回は静岡駅へ向かう計画で出発しました。この土地ののんびりとした雰囲気とフレンドリーな人たち、居心地の良いお店との出会いが楽しく、年に1度は訪れている場所です。また海に面した土地柄お魚が安くて美味しく、クラフトビールが盛んなのも◎ 写真は3月のある晴れた日に訪れた用宗の海。実にのんびりとしていました。

画像6

画像11


せわしない日常からはなれて

静岡までは、京都→米原→大垣→豊橋(または蒲郡)→浜松→静岡と乗り換えが4回、約5時間半ほどかかります。購入したばかりのフィルムカメラで車窓から見える景色を撮影したり、文庫本を読み進めたり、ぐっすりと寝てしまったり笑

束の間ではありますがせわしない日々から離れ、過ぎゆく家々を見るともなく見ながら、人々の暮らしに想いをよせてみたり、考え事にふけってみたり、ひとり素の自分に立ち返る良い時間になりました。

画像14

静岡に入った辺りで遭遇した、電車が徐行するほどのものすごいスコールもまた印象的でした。停車中のドアから車両の真ん中に位置する席まで雨が吹き込んできたほどです。途中良い天気だったのが嘘のようで、長い距離だと地域によって天気も変わってきました。

画像13

途中下車して眺めた路面電車。”路面電車の走る町=住みやすい町”という印象を持っています。静岡ではいつもお世話になっているゲストハウスに泊まり、以前の旅で知り合った方と乾杯をし、ボリューム満点の海鮮丼を楽しみました。


振り返れば良き思い出に

帰り道には熱海に遊びに行き、温泉地を満喫してからその日のうちに京都まで戻ってきました。先を急がず気ままに下車っていうのも自由な感じがして良いもの。フィルムを買いに訪れた写真館のおじさんや温泉宿で地元のおばあちゃんたちと交わした世間話、久しぶりに会えた方々との会話も旅の良き思い出の1ページです。

画像16


そして以下は購入したばかりのフィルムカメラで撮影した写真。現像に出して待つこと数日、デジタルとはまた違う味わいのある写真になりました。撮り終わったと思って蓋を開けてしまうアクシデントがありつつ、それすらも良い味と思い出として形になっています。

画像7

画像17

画像10

画像17

画像16

画像16



さて、次はどこへ行こう

静岡旅を振り返っていたら、すでにどこかに行きたくてうずうずとしています。次回青春18きっぷの販売は12月。いまから候補地を探してみるのも楽しいかもしれませんね。冬ならば四国や九州の温泉地など訪れてみたいな、なんて考えはじめてます。

画像15

もし京都にお越しの際は、五条ゲストハウス&カフェにもお気軽にお立ち寄りくださいね。あなたの旅の話、きかせてもらえるのを楽しみにしています。

五条ゲストハウス(@gojoguesthouse_kyoto
文・写真:麻田 景太(@coqurage

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?