見出し画像

時代の変わり目(価値観の変わり目)には似たような本がたたみかけるように出てくる。それを批判的にみるのは野暮だと思う。

しゅんしゅしゅんです。

仕事からは逃げられないのです。

人は時間があれば何かをしたいと思う生き物。暇には耐えられない。そして人間の根源的欲求は人の役に立つこと。だからどんだけお金があっても暇があったら仕事したくなる。仕事ってのは人に役立つ暇潰しだ。

ってオリラジのあっちゃんが言ってる。

仕事ってのは人の役に立つこと。徹頭徹尾お相手さんのことに向いていたら仕事。自分のことを向いていたらそれは趣味。これは一橋大学の教授の楠木健さんが言っている、僕の好きな仕事の定義です。

それと似たようなことを言っている、ステキな仕事の定義です。

ということで「労働2.0」を読みました。

キングコングの西野さん、ホリエモン、幻冬舎の箕輪厚介さん、ZOZOの田端さん、このあたりの方の著書とまあ言っていることは一緒です。

会社ではなく個人をブランド化するとか。好きな仕事をするとか。3つの際立った個性を組み合わせると独自性となり100万に1人になれるとか。まずは信頼を貯金することが大切とか。会社員としての働き方だけに囚われない。脱社畜!とかみたいなこと。どっかで聞いたことありますよね?

どれか読んだことあるなら読まなくてもいいかなとは思いますが、どれも読んだことないなら意外にあっちゃんの本から入るのもいいかもね。西野さんはエモすぎる、ホリエモンは刺激的だからちょっと…箕輪さん田端さんは誰やねん?的な人にはあっちゃんの本もいいかもと、どうでもいいことを思ったり。

でここからが本題なんですが。

働くことへの価値観が転換する人生100年時代の今。このような転換期って似たような論調の本が山ほど出る。そのような時に、ある本を読んだ人が似たような次の本を読んだ時に「〇〇と言っていることが一緒で得ることがなかった」とか「〇〇の劣化版に過ぎない」などと批判的なレビューをすることを目にすることが多い。

僕これなんだかなあと思って。

仮にある論調に賛同しているなら、同じ論調の本がたくさん世に出ることを前向きに捉えればいいのではと思う。だって、時代の価値観を変えるって簡単な話ではなく。いろんな人が手を変え品を変え、繰り返し発信するからこそ少しずつ時代が変わるのだから。人は変わることが難しい。めんどくさいし、今までの自分を否定されたくなんかないし。100回言われてやっと少し変わるくらいに、変わることは難しいのだから。

だから論調に賛同しているなら、内容が一緒だったよって評価するのはいいけど、そのことに対して怒るのはどうなんだと思う。追い風になるはずの本に対して怒るのってどうなんだと。もし怒るなら、先に読んだある人に陶酔しているだけで、その人の考えには理解も賛同も同調もしていないのではとかって思う。

仮に「ある人の劣化版だ!」っていうのであれば、劣化版だったとしても似たような人が出てきたことを微笑ましくみるのが筋なんじゃないのって。

僕は、会社ではなく個人をブランド化するとか。好きな仕事をするとか。3つの際立った個性を組み合わせると独自性となり100万に1人になれるとか。まずは信頼を貯金することが大切とか。会社員としての働き方だけに囚われない。脱社畜!みたいな考えに賛同しているし、そうありたいと思う。

だから今回のあっちゃんの本も読まなくてもよかったなとは思うけど、あっちゃんの本自体はいい本だと思いました。いけいけ!と思いました。

では。

この記事が参加している募集

推薦図書

最後まで読んでくださりありがとうございます!面白かったらスキ!超おもしろければサポートいただけると嬉しいです!これからもがんばります。