上司は悪魔の弁護人のポジションをあえてとるべき。反対意見ばかり言ってくるからといって上司を嫌うのはちょっと待ってみよう。

しゅんしゅしゅんです。

同調圧力により意思決定はゆがむ。

みんなが賛成な意見に忖度して、間違っているかもと思ってもその意見を選択してしまうみたいなことですね。印南一路さんの「サバイバル決断力」の中では、その同調圧力に対抗するために「会議で満場一致だった意見は採用しない」そんなルールを作ることが一つの解決法として紹介されていた。

これって面白いなと思って。前に「上司として適切な壁でありたい」という内容のnoteを書いたが、この内容と本質的には一緒だ。

要は反対意見にさらされていない意見は大した意見ではない。上への答申や会議でサバイバルしてない案は磨かれていないということ。

そんなルールを作っても会議の場では反対意見が出ないかもしれないので「悪魔の弁護人」を設定するという手段も紹介されていた。これは会議の場などであえて反対意見を述べる役割を設置して案をサバイバルさせるということ。

会議の場でこの役割を設置するのもいいのだが、僕は上司や先輩こそ、たとえ嫌われたとしても悪魔になるべきだと考えています。決して意地悪ではなく、案をサバイバルさせるために。適切な壁になって案を磨くことこそ、上がいて何階層も答申をする唯一の意味ある理由だと思うから。

悪魔にならない上司がいたら、上司としての価値は発揮していない。悪魔にならない上司や会議に案を持ちむのは、ただの形式であり時間の無駄でしかないのだから。

優秀な上司は悪魔の弁護人のポジションを覚悟をもってとっているのだと思う。だから「うちの上司は反対意見ばっかりでほんとにむかつく」なんて思うのは短絡的かも。ほんとに意地悪な人、ただの保身の人、自分の権威を見せつけたいだけの人。そんな人たちもいるかもしれないけど、そうじゃない人もいると思うのだ。

健全な悪魔がいる会社はきっと健全な組織。

では。

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