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カオスな街、神保町でSARAHが目指すこと

 皆さん、こんにちは。SARAH編集部の山中です。少し充電期間を置いていましたが、noteを再開します。皆さま、よろしくお願いします。私たちSARAHもこの1年間で大きく成長しました。

 成長に合わせてSARAHは10月18日に神保町へ移転しました。これまで慣れ親しんだ浅草橋から神保町へやってきました。神保町といえば、本の街として知られています。出版社や古書を扱うお店が並んでいます。一方でカレーの激戦区でもあります。
 SARAHにも約4万7千万件のカレーの投稿が寄せられています。新型コロナウイルス感染拡大のなか、なぜ「移転・増床」を決めたのか。そして神保町を選んだ理由や新オフィスに懸ける想いをCEOの高橋に迫りました。


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――今回のお引越しで何拠点目になりますか

高橋:今回で4箇所目になります。神保町駅交差点から近くにあるビルの7階です。大通りに面し、飲食店などが入るビルですが、とても気に入っています。


――神保町のどのあたりが気に入っていますか

高橋:神保町は出版社や古本を扱う書店が多くあります。少し歩くと、楽器やスポーツ、キャンプ用品まで何でも揃います。私たちSARAHのミッションは「よりよいごはんとの出会いをつくる」ですが、広く捉えると食文化を育てようとしているとも言えます。音楽、本、映画、アート、アニメといった様々なカルチャーから影響を受けてこそ、食文化が育つと考えています。

様々な文化が交わる神保町にオフィスを置くことで、みんなも文化に触れやすくなります。ちょっと散歩するだけでアイデアが湧いてくると思うのです。「若者の映画の見方から着想を得てごはんについて考えてみる」「漫画のトレンドからごはんについて考えてみる」−−。最適な環境が神保町ではないかと考えました。


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−−ちなみに神保町以外の候補はありましたか。

ほぼ一択でしたね。カオスな街に移りたかったので神保町がピッタリでした。歌舞伎町や荒木町も少し考えましたが、ほぼ神保町に決めて探しました。


――引っ越しを繰り返すことで、理想に近づいてきましたか。

高橋:理想のオフィスがあり、引っ越しを重ねてきたという感覚ではありません。むしろ逆で、保つことに重きを置いてきました。ずっと創業期のがちゃがちゃした雰囲気といいますか、空気感を大切にしたいなと思っています。

オフィスはコミュニケーションによって新しいことを生み出す場です。雑然とした場所のほうがスタートアップの自由な雰囲気がつくれて良いアイデアが出ると思うのです。もちろん今回、一般的な最新のビルも見学しました。すごくきれいなのですが、働いているイメージが湧かなかった。わくわくするというか楽しめるイメージが持てませんでした。

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移転後のオフィスと社員の子どもたちが描いた絵

――雰囲気といえば、一体感を大切にするベンチャー企業が多いように思います。

高橋:むしろ皆が同じ考えになって、同質化してしまうのが恐いです。色々な価値観のある人たちがアイデアを練って創るプロダクトのほうが育てやすいです。僕自身、大学卒業して小さなベンチャー企業から株式公開まで成長する姿をみてきました。これまで自分が大好きなことだけをやってきたので、それ以外はストレスに感じてしまいます。自然な状態でありのままに働けるようにすることが最良のパフォーマンスを生み出すことにつながると思っています。かつて1年間で20人から100人へと一気に社員が増えたことによる組織崩壊を目の当たりにしました。その原体験があったからこそ、一緒に働くメンバーにも遊ぶように楽しく働ける職場を目指しています。

最後に

いかがでしたでしょうか?
オフィスも広く、快適になりましたので是非遊びにいらしてください。
ランチ前後だとおいしいごはんにも出会えるかもしれません。
次回、来週はさらに新しいオフィスに込めた想いを語ってもらいます。



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