M-1グランプリ2022決勝を見た感想
さてこちらも書いていこう。
書かなきゃ年を越せない。
色々言いたいことがあるが、毎年1回戦に出場しているオレとしては、どんな批判があろうとこれを見ずして年は越せない為、今年も拝見した。
早速1stラウンド10組のネタの分析(井口さんの嫌いな。笑)と、最終決戦3組を見た感想、審査員の審査と出場者との絡みなどについて思うことの3点を綴っていく。
ではまず10組の感想から。
1番、カベポスター(8位)
トップバッターに相応しい漫才で流石決勝だと思ったが、会場の暖め役で終わってしまったのが残念。
敗者復活戦に2年連続で出ていたときのネタは少し頭を使ったが、今回のネタは内容がわかりやすくて笑えた。
初決勝で爪痕は残したと思うので今後の活躍に期待。
2番、真空ジェシカ(5位)
外れ無く笑いのポイントが多くて安定している印象だったが、子どもにウケるかどうか疑問に感じた。
大人にははまる人ははまりやすいとも感じた。
昨年ゆにばーすと同率の6位で今回はヨネダ2000と同率の5位、安定して点数は取れるが爆発するにはまだ必要なものがありそうだと思う。
3番、オズワルド(7位)
敗者復活からの登場にして安定したしゃべくりで笑いを取っていたがやはり昨年の準優勝、昨年とどうしても比較されていた印象。
昨年の1本目がオズワルドの全部を出しきったネタだっただけに、賞レースの難しさを感じた。
4番、ロングコートダディ(3位)
準決勝イチウケと聞いていて期待したが、期待通りの漫才で10組で一番爆笑した。
あと細かいことを言えば昨年巨人師匠からセンターマイクから離れすぎていると指摘があった部分を修正し、舞台を横に使っていたのを縦に使っていた部分も、やはり審査コメントを意識したんだなと思えた。
展開の仕方もワールド全開だったように思えた。
5番、さや香(2位)
どうしてもからあげ4の印象が強いが、しゃべくりが達者で、色々試行錯誤してネタを作ってきたのが伺えた。
ロングコートダディの660点を捲ったのはすごいと思った。
準優勝してまだ出場資格はあるコンビなので、和牛やオズワルド状態にならないことは祈りたい。
6番、男性ブランコ(4位)
昨年の敗者復活戦のときのイメージがあったから、なかなか意外な展開を見せてくれる漫才だと感じた。
ロングコートダディと同じコントと漫才の二刀流なのでコント漫才で来るかなと思っていただけに、かなり面白い表現の漫才だと感じたが最後ウエストランドに捲られて最終3組に残れなかったのが残念。
7番、ダイヤモンド(10位)
良い出番順だと思ったが、ロングコートダディ、さや香、男性ブランコの後に見せられる漫才としてはなんだか物足りなさを感じた。
着眼点は良いと思ったが、誰の次なのかによって見え方が変わってくるものだと思ったがそれでも7261分の10位なので全然自信を持って頂きたい。
8番、ヨネダ2000(5位)
THE W準優勝し、漫才でもヨネダワールドは炸裂して爪痕は残したのではないかと思う。
志らくさん97点は納得。
9番、キュウ(9位)
しかも結成9年目でエントリーナンバーの4桁の数字4302を足しても9になるという、ネタ要素が強くその部分も面白かった。
ネタに関しては準決勝とは変えてきたらしいので、一昨年のマヂカルラブリーと同じ戦略で挑んだと思われる。
2本ネタを用意することの難しさを感じたであろう。
オレも見ていて、キュウはこんなもんじゃないと思っているしまだ出場資格はあるコンビなので頑張ってほしい。
10番、ウエストランド(1位)
キュウと同じタイタン所属、史上初のタイタンから2組決勝進出、タイタン勢初優勝は快挙。
ネタに関しては一昨年松本さんから「もっと刺してほしい」とアドバイスされていて、やはり修正してきたのが伺えた。
井口さんだからこそ、共感を誘う毒吐きが似合う喋りだと思うから納得の3位通過。
また河本さんもツッコミを入れていたりタイミングや間を適切に取りながら井口さんを引き立てていて、自分が言うべき台詞と役割を全うしていたからこその結果だったと思う。
そして最終決戦。
票は3対2対2で誰かになると思っていたがウエストランドが6票獲得して優勝、少し驚いたが納得の結果であった。
2本とも毒吐き漫才だったが昨今人を傷つけない笑いを良しとする人も多い中、自分たちのスタイルを貫いて尚且つ罵詈雑言ではない共感を誘う毒吐き漫才を繰り広げていた印象。
と、分析してみる。笑
てかそもそもオレは人を傷つけないお笑いなんか存在しないと思っている。
笑いを取る以上はやはり何かをネタにしなければいけない。
そのネタにされた事柄や、事柄に携わっていた人が、捉え方によっては傷つくかもしれないしそんなのわからない。
さや香の漫才が佐賀県の人を傷つけているとか、ロングコートダディはマラソンをバカにしてるとか、そんなの言い出したらキリが無い。
あとはウエストランドの漫才も他の漫才もそうだけど、あくまでもネタである。
井口さんはお笑いを分析やめてくれって言ってたけど、あ、オレのことだと思って大爆笑した。
ネタなんだと考えてお笑いを見れば、別に腹も立たない。
腹が立つならお笑い見なけりゃいいし、見たいならお笑いを見る頭で見ることが重要だと思われる。
あとは審査員の方に関して個人的に気になったことだが、カベポスターに84点つけて真空ジェシカに95点をつけた審査含め、その後の審査にも基準にブレが感じられた方がいた。
オレ個人的な意見だがカベポスターにはその点数の理由を明確に説明した方がよろしいと感じる。
そうじゃないとカベポスターとしても、来年以降もM-1出るにあたり何を修正してネタを作れば良いのかがわからない。
またファンを含めた視聴者が納得しないと思う。
84点が高い点数ならば、その点数を基準に他のコンビも審査すべきかなと感じる。
審査が難しいのはお察しするが、芸人の人生を背負うことを任されたのなら、基準は決めて点数をつけた方がよろしいと感じた。
また審査コメントは芸人にとっては今後の糧になるものだと思うからそこもしっかりした方がよろしいと感じた。
点数に見合ったコメントをすることで芸人のみならず視聴者も納得しやすい。
プラスなことを言えば審査員から褒められたと自信に繋がるだろうし、こうした方が良いとアドバイスされれば修正してきたコンビは面白くなって決勝に上がってきて今回のウエストランドのような結果になる場合もある。
だからオレは審査コメントにも注目させて頂いている。
ちょっと色々言ってしまったが、あくまでも個人的な素人の見解として書いておく。
オレも1回戦出ていたからわかるけど、落とされたら何で落とされたかの明確な説明は勿論頂くことはできない。
ただ決勝に出れば別で、審査員の方々は今田耕司さんからコメントを求められる。
放送時間こそ決まっているものの、コメントというものは決勝に出た芸人が大物審査員から頂ける貴重な舞台だ。
それが辛口になったとしてもその芸人の為を思って言うべきだと思うし、予選だと言ってもらえないからこそ、決勝行くまで努力したコンビの方々にはコメントを言って頂きたいし視聴者としてもそこに注目する人もいると思う。
と、1回戦で落ち続けているオレの個人的な考えでした。
よし、やっと感想が書けたので安心して年を越せる。
読んで頂いてありがとうございました。
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