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平成最後の夏なのに昭和を感じた

こういう問題ってこの職場特有なのだろうか???
昭和の旧態依然とした職場に憤りを感じている。

一体どういうこと???

自分の職場の話ではない。

妻の職場の話だ。

妻は10年ほどパン職人をしていたが、小さな時から憧れていた給食のおばちゃんになる夢を叶えるため、今年の4月からある食品会社に入社し、給食の調理師として保育園に派遣されている。

現場のメンバーは5人。全体の社員数はわからない。

しかし、その現場は毎月のように人が辞めていく。妻が入社してからのわずか3ヶ月で3人、すでにやめたり精神的にまいって配置転換を余儀なくされている。

原因となっているのは、現場の、リーダーによる職場内での中学生じみた「いじめ」だ。

妻の話によると、詳しくは書けないが、29歳の調理チーフが日々暴言を吐き、理不尽な指示を繰り返し、いじめのターゲットとなった人間が辞めるまで続けるのだという。そして今、そのターゲットが妻なのだ。

当のリーダー本人はそのことに全く気がついていないか、わかっていてもとぼけており「なんでみんな辞めていくのか」と首を傾げているという。

社歴の長い者が、新人をいびる。昭和かよ!というツッコミをせずにはいられない。

派遣現場と本社が離れており、管理職が現場の様子をなかなか見づらい場合、その部門の現場リーダーの資質次第で現場は大きく変容する。

今回の場合は、リーダーの資質が最悪で、どんどん人が辞めている。

その最悪の状況について、物理的に隔てられていることが要因となり、把握したり注意したりする管理職の目が届かない。

資質がない人間が現場のリーダーとなり、現場が疲弊する。いじめられた人が辞めて、新しい人が入ってもすぐにやめていく。人手不足は解消せず、負の連鎖もとまらない。

僕はすぐにやめるか、録音して記録を残し、上層部か労働基準監督署に行けばいいと思っている。

だが、妻はやめないという。「憧れの給食のおばちゃんになれたので辞めたくない。業界の中では給料はいい方だと思う」とのことだ。

地方都市のマクドナルドが時給1000円でも募集をかける時代だ。働き手が会社を選べるのだから、積極的により良い職場に移ればいいのだ。

早く辞めてもっといいところに就職すればいいのにと思うが、自分じゃない人間の態度変容を促すのは、そんなに簡単なことではない。マーケティングと一緒だ。

空前の人手不足の中、妻が勤めているような会社は淘汰されていくのだろう。そんな劣悪な環境で働くこと自体が時間の無駄であり、損失だと思う。

不幸中の幸いというか、そのいじめっ子リーダーは来月退職するらしい。じゃあいいじゃん!とは僕は言えない。いじめを許容することになるからだ。

2週間後、いじめっ子であるリーダーがいなくなってから、職場がどう変わったか、妻からまた話を聞きたいと思う。そして出来る限り妻のケアをしたい。

勢いで書いているのは否めない。でも、この理不尽、書かずにはいられなかった。

書き終えてから思った。
こういう事柄は仕事では書けないよなあと。そして、熱量が高いうちに書いてすぐに発信できるこの世の中ってすごいなと。

追記〜その後

妻をいじめていたリーダーはめでたく(?)9月中旬に退職した。妻は相当な負担だったみたいだが、最後は気持ちよく送ろうと花束を送ったらしい。なかなかあっぱれな妻だと思う。

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